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FBIのiPhoneアンロックに協力したと言われるサン電子の子会社「セレブライト社」とは?


銃乱射事件の容疑者夫婦が持っていたiPhoneのアンロックを巡ってAppleとFBIが対立していた問題で、FBIは独自でiPhoneのアンロックに成功したことを発表しましたが、FBIに協力してiPhoneをアンロックしたのは日本企業サン電子の子会社でイスラエルに籍を置くCellebrite(セレブライト)社であると言われています。この件についてサン電子の広報担当がBloombergの電話インタビューに答えています。

Inside the Little-Known Japan Firm Helping the FBI Crack iPhones - Bloomberg
http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-03-31/inside-the-little-known-japan-firm-helping-the-fbi-crack-iphones


サンバーナーディーノの銃乱射事件の容疑者が持つiPhoneのアンロック問題について、FBIとセレブライトは共に協力関係について口を閉ざしています。サン電子も「特定の刑事事件に関してはコメントできない」と話していますが、広報担当者がセレブライトとの関係について電話でいくつかの質問に答えました。

1971年に創業したサン電子は主にパチンコ関連機器を製造する会社でしたが、1970年代後半にはPC(IBM互換ATパソコン「READY1」)を開発したことに続き、コンピューターゲームの開発も行うようになりました。近年ではスマートフォン向けのマージャンアプリをリリースするなど、テクノロジー業界への参入を進めています。

サン電子がセレブライトを買収したのは2007年のことですが、当時のセレブライトは犯罪捜査に関する事業部門を持ち合わせていませんでした。買収の目的についてサン電子の広報担当者は、主にセレブライトが保有していた電話端末間のデータ転送技術を自社の電気通信事業に取り入れるためだったと話しています。その後、サン電子におけるモバイルデータ関連事業の大部分はセレブライトの事業に依存する状態になっており、今やサン電子のパチンコ事業を追い越すほどの収益を上げているとのこと。

また、セレブライトは暗号化された携帯電話端末から削除されたデータであっても抽出可能なハードウェアとソフトウェアを販売しており、100カ国以上の警察・調査機関をクライアントにデジタル犯罪捜査事業も行っています。Bloombergのアナリストは「セレブライトのような企業は、今回のケースのように『FBIの要請で個人端末をアンロックする』というニッチな産業を見つけたかもしれません」と話しています。

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