ガスコンロで使うポルトガルの伝統パン焼きトースター「ギマランイスイホーザ」でいろんなパンを焼いてみました
パンを焼くのには通常オーブントースターを使いますが、ガスコンロ用のトースター「ギマランイスイホーザ」がポルトガルでは使われています。ガスコンロでパンを焼くというのがどうにも気になったので、実際に購入してさまざまなパンを焼いてみました。
Amazon.co.jp: Guimaraes&Rosa(ギマランイスイホーザ) ポルトガル伝統パン焼きトースター(ガスコンロ、ガス火用): ホーム&キッチン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00JW690YA
これがギマランイスイホーザです。
ギマランイスイホーザは創業1985年のポルトガルの金物キッチン器具メーカーとのこと。
購入したギマランイスイホーザはちゃんとポルトガル製でした。
袋から取り出すと、まず驚いたのがその軽さとコンパクトさ。これなら収納スペースを取らず、キャンプなどに持っていくのにもかさばりません。
表面には無数の穴があいています。
裏面には小さな穴が放射状にあいていました。
「MADE IN PORTUGAL」と書かれています。
持ち手もトースター部と同様に金属製のため、料理中に熱くならないか気になるところです。
iPad mini 3と並べてみるとこれくらいの大きさ。
厚みはiPad mini 3の2倍くらいあります。
サイズは食パン1枚を置くのが精いっぱい。2枚同時に焼くことはできません。
外観をチェックしたら、早速食パンを焼いてみます。ギマランイスイホーザは熱温度センサーや自動消火装置付きのガスコンロで使うと、コンロが消火してしまうので使えないとのことですが、念のためチャレンジ。ギマランイスイホーザをコンロにセットして、20秒から30秒ほど弱火~中火の間くらいで予熱します。なお、IHクッキングヒーターでは使えないので注意が必要です。
予熱したら食パンを置いて調理スタート。
ギマランイスイホーザの上に手をかざすと結構熱いです。
調理を初めて2分くらいでに熱センサーにより最も弱い火力になってしまいました。焦げ目もあまり付いておらず、これでは調理を進められません。
いろいろ試してみましたが、どうしても熱センサーにより火力が弱くなってしまうので、熱センサーを解除できるコンロで再び挑戦。
中火より少し低い火力で、約3分間片面を焼いて……
ひっくり返すときれいに焦げ目が付いていました。これなら大丈夫そう。
反対側を3分焼いたら完成。焦げ目を見ると、外側の方が温度が高いのか耳の部分が少し焦げていました。
きちんと焼けているように見えますが、問題は中までしっかりと火が通っているか。
ちぎって食べてみると小麦の焼けた香りが素晴らしく、中もきちんと火が通っています。外はカリッと香ばしくて、中はフンワリというかしっとりとした食感。これは適度な湿度が燃えたガスに含まれているためしっとりするとのこと。きれいに焦げ目を付けるには5~6分焼く必要がありますが、中までホカホカに火を通すだけならばもう少し短い調理時間でも大丈夫そうです。また、持ち手は根元の方は熱くて持てませんが、先端なら持てるくらいの熱さなので、鍋つかみを使う方が安全。
次はロールパンを焼いてみます。
2分くらいで焦げ目がついたのでひっくり返します。
その後、焼く1分くらい焼いたら完成。ロールパンは表面が薄いためか、食パンより早く焼き上がりました。
うっすらと付いた斑点のような焦げ目。
ちぎって食べると、外はサックリで中はモッチリとした仕上がり。調理時間も3分少々なので、朝食にもよさそうです。
次は、ミニクロワッサンにチャレンジ。ミニクロワッサンくらいの大きさのパンなら3つ同時に焼けます。
ミニクロワッサンも2~3分くらいでいい感じに焦げ目が付きました。
ひっくり返した後は、1分ほど焼いて完成。表側にはあまり焦げ目は付いていませんが……
反対側はきちんと焦げ目が付いています。
一口食べると表面がパラパラとこぼれ落ちるほどサックリと焼けています。
最後は表面が少し堅いベーコンエピに挑戦。
ベーコンエピは厚みがあるので、片面を3分ずつしっかりと焼き上げます。
合計6~7分焼いたところで完成。
きちんと中まで温まっているか心配でしたが、ベーコンは湯気がでるほどホクホクしていました。ギマランイスイホーザはお総菜系のパンを温めるのにも使えそうです。
たくさんパンを焼いたので汚れてしまいましたが、ギマランイスイホーザはさびる可能性があるため水洗いは推奨されていません。だから、お手入れはふきんやウェットティッシュで拭くだけ。中に入っているパンくずが気になりますが、穴を下に向けて何回か振ると落ちていきます。
なお、ギマランイスイホーザの価格は記事作成時点でAmazonで税込994円。1000円を切るトースターはあまりなく、キャンプなどのアウトドアでも重宝しそうです。
Amazon.co.jp: Guimaraes&Rosa(ギマランイスイホーザ) ポルトガル伝統パン焼きトースター(ガスコンロ、ガス火用): ホーム&キッチン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00JW690YA
・関連記事
放置されると構ってほしくておねだりしてくるトースターロボット「BRAD」 - GIGAZINE
生命誕生の瞬間を再現するオーブントースターとは? - GIGAZINE
外はパリッ中はフワッと仕上がり、繰り返し使える「オーブントースターバッグ」は手入れも簡単 - GIGAZINE
トースターで焼いて食べるキットカットが発売、実際に焼いてみたらクレームブリュレ風味になりました - GIGAZINE
世界で最も高くパンを跳ね上げるトースター - GIGAZINE
・関連コンテンツ