動画

写真撮影の歴史をたった5分で振り返る「The History of Photography in 5 Minutes」

By Nesster

フィルムカメラからデジタルカメラに写真技術が進化したように、約200年前に写真撮影技術が誕生して以来、写真のクオリティは年々向上しています。そんな写真撮影の技術がどのように進化してきたのかを示すムービー「The History of Photography in 5 Minutes」がYouTube上で公開されています。

The History of Photography in 5 Minutes - YouTube


「The History of Photography(写真撮影の歴史)」


写真が発明されるのは19世紀ですが、それ以前にも光を平面に投影する試みは行われていました。その中でもカメラの原型となるのが「カメラ・オブスクラ」です。


カメラ・オブスクラの原理は紀元前から知られており、墨子アリストテレスイブン・ハイサムなどが「小さな穴を通った光が上下逆さまに像を結ぶ」という現象を観測してきました。


そして1490年、あのレオナルド・ダ・ヴィンチが……


絵を描くための装置としてカメラ・オブスクラを使用します。


また、レンブラント・ファン・レインヨハネス・フェルメールミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオなどの歴史に残る偉大な画家たちも、模写用の器具としてカメラ・オブスクラを使用したそうです。


1724年にはヨハン・ハインリヒ・シュルツェが……


塩化銀の感光性を発見します。


その後、1826年に世界初の写真撮影技術「ヘリオグラフィー」が誕生します。


これを発明したのがジョゼフ・ニセフォール・ニエプス


そしてニエプスにより撮影された世界最初期の写真がコレ。これは、磨いたシロメの板に石油の派生物であるユデアのアスファルトを塗布し、そこに写し出された像です。なお、撮影には数日間を要した模様。


撮影に長時間かかったことが分かる証拠として、赤線部分で囲まれた2カ所に太陽の光が見られる、とのこと。


ニエプスの死後、彼と共にカメラの研究を行っていたルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが、ニエプスの研究を受け継ぎます。


そして1833年に誕生したのが「ダゲレオタイプ(銀板写真)」と呼ばれる世界初の実用的な写真撮影方法。


1839年にはフランス政府がこのダゲレオタイプに関する特許を買い上げています。


なお、このダゲレオタイプの写真は約7分の露出で済みました。


世界初の自撮り写真は1839年に撮影されたロバート・コーネリアスの写真。


他にも、このダゲレオタイプで撮影された写真は数多く残っています。


さらに1840年、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットによりカロタイプと呼ばれる写真技法が発明されました。このカロタイプは、史上初のネガポジ法の写真技法で、写真の複製が可能という点でダゲレオタイプよりも優れていました。


そのカロタイプで作成された世界初のネガがコレ。


しかし、タルボットはカロタイプで写真撮影を行う際に使用料を求めたため、この撮影技法が広く普及することはありませんでした。


そして、タルボット自身はカロタイプの特許を巡る紛争に長い年月をかけて取り組んだそうです。


続いて登場するのが ジョン・ハーシェル


ハーシェルは写真に関する多くの研究論文を発表しました。また、ギリシャ語から「Photography(写真術)」という単語を生み出したのもハーシェルです。


この頃には写真撮影の露光時間はわずか3分ほどに縮まっていたそうです。


それでも現在のカメラと比べると撮影にはかなりの時間が必要になっており、これが「初期の人物写真がどれも無表情である」理由とのこと。


世界初のPhotoshop(写真の合成)が誕生したのは1861年で、エイブラハム・リンカーンの顔が他の人物の体に貼り付けられたものだったそうです。


世界初のカラー写真が誕生したのも1861年。


さらに、1871年にはリチャード・リーチ・マドックスが「ゼラチン乾板」を開発します。これは感度が高く、工場での大量生産にも適していたため多くの人に使用されることとなります。


ゼラチン乾板で撮影された写真で有名なものと言えば、1878年にエドワード・マイブリッジが撮影した……


走る馬の連続写真


1885年、イーストマン・コダックの創業者であるジョージ・イーストマンが紙に乾燥ゲルを塗布する方法を開発。


そして1888年には世界初のロールフィルムカメラを発売。


「あなたはシャッターを押しさえすれば、後は我々がやります」という宣伝文句のもと……


顧客がカメラをコダックに送れば、フィルムを現像して写真と新しいフィルムを装填したカメラを送り返すというサービスを作り、カメラと写真が大衆に受け入れられる土台を作り上げました。


そして、1925年にオスカー・バルナックが生み出した35mm判を採用したカメラ「ライカ」が誕生。


ライカの誕生により、写真家はより自由にカメラを持ち運ぶことができるようになり、数々の名写真が誕生しました。


さらに、世界初の一眼レフカメラが1949年に誕生。


1957年には初のデジタル画像が作られますが……


デジタルカメラが誕生したのは1975年。初のデジタルカメラを発明したのは、イーストマン・コダックのスティーブ・サッソン。画像サイズは100×100の1万ピクセルでした。


しかし、当時はイーストマン・コダックの誰もデジタルカメラの重要性に気づいていなかったそうです。


カメラのデジタル化は1990年頃から大きく動き始めます。


1999年にカメラ付き携帯電話が誕生し、2000年には爆発的に普及するカメラ付き携帯電話の原型となるモデルが誕生。


そして現在、スマートフォンにとってカメラはなくてはならない機能のひとつとなっており……


いつでもどこでも誰でも簡単に写真の撮影や共有が可能になっています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
カメラの進化の歴史を11枚のポートレートで追う「Camera Evolution Explained In Just 11 Portraits」 - GIGAZINE

心霊写真に写る「幽霊」はホンモノなのか? - GIGAZINE

スマートフォンのカメラ画質がどのように決まるのかをカメラの基本原理から解説 - GIGAZINE

100年前のレンズと21世紀のカメラ「Canon EOS 5D MarkII」で撮影された味わい深い写真 - GIGAZINE

歴代iPhoneのカメラ性能を比較してわかるiPhone 6のすさまじさ - GIGAZINE

in 動画, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.