猫まみれの初詣が行える「ぬこでら」こと御誕生寺に行ってきました

明日は年始ということで、初詣に行くお寺や神社を探している人も多いはず。狛蛇のいるお寺や 狛兎がいる神社など、ちょっと変わった動物たちがいる場所もありますが、福井の修行道場「御誕生寺」には猫たちがあふれ猫好きにとっては天国のような場所になっているとのことだったので、実際に行ってみました。
御誕生寺の住所は福井県越前市庄田町32−1−1。北陸自動車道武生インターチェンジより車で10分ほどの場所にあります。
ということで、御誕生寺に到着。

入り口付近には「ねこよーけいるんやで きーつけねや。」という看板が立てられていました。

敷地内に入ると……

こま犬ならぬこま猫がお出迎え。

本堂はこんな感じ。

お賽銭箱もあります。

「猫はどこだろう?」と思いキョロキョロ見渡してみると……

建物の軒下に猫たちのおうちを発見。

午前10時ごろに訪れたのですが、既に猫小屋の周りには人が集まって猫と戯れていました。

猫たちは人慣れしてるので近づいても逃げてしまうことがなく、むしろ寒さのためか、人を見つけると積極的に膝の上でにやってきて暖を取っていました。

猫たちはみんな毛並みがふわふわです。

ベンチに座っていた男性は、膝の上に猫が上ってきたため動けなくなっていました。


別の猫はベッドでぬくぬく眠っています。


同じくぬくぬくしたいけれどベッドに入れない猫が順番待ちしていることも。

手作りっぽい段ボール小屋に入っている猫や……


ストーブの隣、お姉さんの膝の上でまったりしている猫も。


また、寺務所の前には……

外に出された猫が不満そうに扉の前に陣取っていました。

猫にはちょっとどいてもらい、寺務所の中に入ってみました。

よく見ると、コピー機の上にも猫。

カウンターには「猫の募金箱」と共に、猫型のおみくじやお守りなどが置かれており、1000円募金するごとに好きなものを1つもらえる仕組み。

ということで、募金をして陶器でできた招き猫のおみくじをゲットしてみました。

お尻の部分に貼られたシールを剥がすと、おみくじが出てきます。

おみくじ自体は猫と関係なく、よく見るタイプのおみくじでした。

猫の足跡がついたかわいすぎるお守りもゲット。

また、寺務所の前にも「招き猫おみくじ」がありました。

お賽銭をして引いてみると……

こんな感じのかわいいデザイン。

小さな招き猫つきでした。

境内はとにかく猫だらけです。





御誕生寺は平成14年に建立されたのですが、工事の最中に段ボールに入れられた4匹の猫が捨てられているのを発見したのをきっかけに、捨て猫や傷病猫を保護・飼育し、里親を探すようになったとのこと。次第にえさ代や治療費がかさむようになってきたため、副住職のアイデアでSNSなどインターネットのツールを用いて猫情報を発信し始めたのが、ぬこでらとしての始まりでした。今では全国から猫好きが訪れるようになり、夏や秋には境内に屋台が出店するため、「まるで猫カフェのよう」と語る人もいるそうです。
境内には小さな小屋が置かれています。

中に入ってみると……

猫のすみかとなっておいて、遊び場やオモチャ、ベッドなどが並んでいます。

ふとんが置かれた棚では、ここでも猫がぬくぬくと暖を取っていました。


ふらふらっと歩いてる猫「レオ」さんを発見したのでついていくと……

階段を上った先に、何やら簡易テントのようなものが張られていました。

階段を上ってみると、ちょうど餅つきが行われているところでした。


つきたてのお餅が修行僧の男性によって運ばれていき……

本堂の中へ。

御誕生寺の本尊は釈迦如来で、中は特に猫っぽい雰囲気はなく、地元の人々によってお餅が成形されていきます。


ブルーシートの上には大量のお餅。

本堂の中には地元の人ももちろんですが、猫と触れ合うため遠方からやってきたという人も。

この日は大根おろしと合わせたお餅が振る舞われました。

つきたてのお餅をウマウマしている間に……

境内にはどんどん猫が増えていきます。



実は、これは境内では朝7時と午後3時半に餌やりの時間があるため。餌やりの時間が近くなり、猫たちが軒下にどんどん集まってきていたわけです。

餌やりタイムの様子は以下のムービーから確認できます。
「ぬこでら」こと御誕生寺の猫たちの食事タイム - YouTube

猫まみれの至福の時間を過ごせる「ぬこでら」 - YouTube

一列に並んで餌を食べる猫たち。


猫カフェの猫たちと違い、どことなく厳しい猫社会が見え隠れしており、餌の列に入りそびれた猫もいました。

お客さんも増え、みんな一斉に撮影タイムに入っています。

この時は20匹ほどの猫が集まっていましたが、2015年12月末時点で御誕生寺には30匹ほどの猫が暮らしているとのことで、多い時は猫が70匹以上いる時もある様子。初詣もできて猫たちにまみれる至福の時間も過ごせて一石二鳥のお寺となっていました。


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