メモ

1930年代から60年代のベルリンの貴重なカラー写真と現代との変化を比較できる「Historical Berlin in colour」


ベルリンの街並みを映した1930年代~1960年代の古いカラー写真と、当時の撮影場所と同じ場所から撮影した現代の写真を比較できるようにしたのが「Historical Berlin in colour」です。2枚の写真の境界線はマウスをスライドして動かすことができ、ベルリンの街並みが数十年間でどのように様変わりしたのか、ということを見ることができます。

Historical Berlin in colour
http://interaktiv.morgenpost.de/historisches-berlin-in-farbe/

例えば「Kranzler Eck」という画像は、とあるショッピングモールのある一角を映した時代の異なる2枚が並んでいます。写真上にマウスオーバーさせると……


写真を区切る線を移動させることができます。


右側いっぱいまで移動させれば、1956年当時のベルリンを表示することができました。「ネスカフェ」と書かれたカフェのような店舗が見えるほか、右側の映画館のようなところのポスターには、「Tokjo(東京)」と書かれたポスターも見え、60年も前からベルリンに日本文化が存在していたことがわかります。


反対に、区切り線を左端いっぱいにまで移動させると、建物や道路の配置は変わっていませんが、60年前にはなかった高層ビルなどが背景に立ち並んだ写真が表示されました。味のある建物は姿を変え、こぎれいなショッピングモールへと変化している、といった時代の変化が感じ取れるわけです。


これはプロテスタントの教会である「カイザー・ヴィルヘルム記念教会」のある一角。


試しに教会のあたりに線を合わせてみると、教会の形がピタリと一致。画面左側が1963年、画面右側が2015年の写真なので、どちらも1943年のベルリン大空襲で破壊されたのち、最低限の修復が施された後の写真です。カイザー・ヴィルヘルム記念教会は戦争の悲惨さを現わす建物として、今なお時計台や記念ホールとしても使われているとのこと。


海水浴場に見えるこの場所は海ではなくヴァンゼー湖のビーチ。


1939年のヴァンゼー湖には多くの人が日光浴に訪れていますが……


2015年になると、水辺が建物側に広がっており、同じ場所ではのんびりとイスを立てて寝転ぶことができなくなっていました。


なお、写真は全部で10枚あり、ほかにもベルリン王宮や、ベルリン大聖堂などのビフォーアフターを見ることができます。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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