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Googleがモバイル検索の評価方法を加えた「検索品質評価ガイドライン」を公開

by Global Panorama

Googleは検索機能のアルゴリズム開発のために数々のテストを実施していますが、あるテストでは、検索結果が役に立ったかどうかを「評価者」と呼ばれる一般の協力者が評価する、というフィードバックが行われています。評価者がどのような基準で検索結果を評価するのかを説明した「検索品質評価ガイドライン(Search Quality Rating Guidelines )」の最新版をGoogleが2年ぶりに公開しています。

Official Google Webmaster Central Blog: Updating Our Search Quality Rating Guidelines
http://googlewebmastercentral.blogspot.jp/2015/11/updating-our-search-quality-rating.html

Googleは2013年に、検索機能の仕組みを透明化し、かつGoogleがページ内のどの要素を重視しているかをウェブマスター向けに解説したガイドラインを公開しました。その後2年が経過して、人々がGoogleを使うシチュエーションは大きく変化しているとのこと。例えば多くの人々がスマートフォンを持つようになり、モバイル端末を使った検索数がPCでの検索数を上回っています。このような変化を受けてガイドラインの内容はたびたび更新されていましたが、一般向けに最新版が公開されるのは実に2年ぶりのことです。


評価者はGoogleの検索結果がユーザーの求める情報を満たしているかどうかを、「Fully Meets(求めていた情報にぴったり当てはまる)」「Highly Meets(多くのユーザーにとって役立つ)」「Moderately Meets(役立つユーザーもいるし、さらなる情報を求めるユーザーもいる)」「Slightly Meets(ほとんどのユーザーにとって役立たない)」「Fails to Meets(全く役に立たない)」の5段階で評価します。ガイドラインに基づいて評価者が下した評価は、Googleの検索結果のランキングに直接影響することはありませんが、検索機能を向上するために活用されているそうです。つまり、ガイドラインを読めば「Googleが『ユーザーは検索に何を求めているか』についてどのように考えているのか」が分かり、それに対応したウェブページ作りによりSEO対策が可能になるというわけ。

以下のPDFファイルから全160ページにも及ぶガイドラインを読むことが可能で、更新内容は主に第2章の「モバイルユーザーの求めるものを理解する(Understanding Mobile User Needs)」という項目です。

searchqualityevaluatorguidelines.pdf
(PDFファイル)http://static.googleusercontent.com/media/www.google.com/ja//insidesearch/howsearchworks/assets/searchqualityevaluatorguidelines.pdf


なお、記事作成時点で公開中のガイドラインは最終決定版ではなく、検索機能の利用傾向を反映してガイドラインの更新が行われていく予定となっています。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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