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YouTubeの視聴回数を水増しする業者の手口とは

By Caden Crawford

YouTubeでは視聴回数を販売する「水増し業者」による不正な視聴回数の増加が行われることがあります。YouTubeは以前から不正な視聴回数の水増しの対策を行っていますが、依然として水増し業者はいたるところで視聴回数の販売を続けています。そんな視聴回数の販売業者に対して長年取材を行っているDaily Dotの記者が、近年の業者の手口について報じています。

The new kings of YouTube botting
http://kernelmag.dailydot.com/issue-sections/headline-story/15007/cheap-youtube-views/


2012年12月、YouTubeは視聴回数の不正購入の取り締まりを開始しました。その後、botなどによる不正な視聴回数が訂正されるという措置がとられると、ユニバーサル・ミュージック・グループやソニー・ミュージック・エンタテインメントのチャンネルの総視聴回数が億単位で激減し、botのシステムは壊滅したように見えました。しかし、視聴回数販売業者はYouTubeのアルゴリズムを分析して代替手段を見つけ出しており、まるで「デジタルモグラたたき」のような状況になっているとのこと。

Daily Dotの記者は2013年に業者から視聴回数を購入して実際の効果を暴露したことがあり、複数の販売業者とコンタクトをとっています。2012年12月に、「Yasha Swag」というラッパーのムービーが1週間ほどで8万5000回もの視聴回数を記録したことが複数のメディアで報じられましたが、ロシアの業者がDaily Dotに「あれは実験」だったと明かしています。業者は同様のテストを何度も行っており、YouTubeのアルゴリズムを回避できるかテストしているほか、視聴回数が増加したムービーを「実例」としても使っているとのこと。あえてひどいラッパーを起用することでメディアの報道をあおり、再生回数を増加させる意味合いもあったと見られており、エマ・ワトソンのヌード写真公開を予告したPR会社Ranticのような「おとり商法」と同様の手口と考えられます。

エマ・ワトソンのヌード流出騒動は巧妙なPR会社の戦略だったことが判明 - GIGAZINE


「YouTube Music」「YouTube Red」の登場といった情勢の変化に合わせて、視聴回数販売業者の仕組みは大きく変化しているとのこと。SocialVEVOというロシアの業者はネットワーク上の休眠IPアドレスをコントロール可能な「Stormbots」と呼ばれるボットネットにより、指定のムービーへ何万もの視聴回数をプラスすることができましたが、YouTubeは2014年にStormbotsの対策をとっています。

YouTubeはユニークIPアドレスの再生回数をカウントしたり、「Buy YouTube views」「YouTube views」といった単語検索をしたユーザーを削除するといった対策をとっているそうですが、水増し業者はサイト名などを変えて知識を蓄積しながらYouTubeの監視を避ける方法を見い出しています。Daily Dotが取材を行った業者は「私たちの方法は限りなく『本物の視聴』と見分けがつかなくなるでしょう」と話しています。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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