試食

いか丸ごと1匹のツヤツヤした姿を再現した手作りの和菓子「いかようかん」試食レビュー


いか1匹の姿を丸ごと再現してしまった、一見ビックリするようなリアルな見た目の和菓子が「いかようかん」です。もともとは函館のお菓子屋さんが本店の改築記念にディスプレイ用に作ったものが、好評をうけて商品化したとのことで、あまりにリアルな見た目が気になったので買って食べてみました。

いかようかん●函館 柳屋●(和菓子・洋菓子・ケーキ)
http://ikayokan.lar.jp/ika.htm

いかようかんの箱は、こんな感じのベージュ色の細長い紙箱です。


「けっして刺身にしないで下さい」と注意書きがついていました。刺身にしてしまうほどのリアルな見た目なのか、と期待が高まります。


原材料は砂糖、白花豆、水飴、寒天、求肥粉、コーヒー、着色料。1個あたり230gで、カロリーは記載されていません。


外装の紙をはがしてみると、いかのイラストが描かれた茶色い箱が登場。


箱の上部をぺらりとめくると、函館山から撮影した市街の夜景とともに「いかようかんの街 函館」というイカのイラストが飛び出してきて、お菓子の箱なのにまるで仕掛け絵本のような感じ。


側面から箱を開けると、ツヤツヤしたイカが姿を現します。


全身を取り出してビニールのパッケージを外すと、全身茶色のいかが登場。あまりにリアルな見た目からは少しホラーっぽさも感じます。


目玉はぷっくりと飛び出ていて、体の茶色が白目に染み込んで血走っているようにも見えます……。


足の本数を数えてみると、本物のイカと同じようにしっかり10本の足がついていて、リアルさを追求して丁寧に作られていることが分かります。


10本の足のうち、「触腕」と呼ばれる長い2本の足も再現してあります。他の足に比べて長すぎるためか、胴体の上で足を組んでいました。


頭には突起などはなくツルンとしています。


本物のイカのようなリアルな見た目を堪能したところで、さっそくカットしてみます。


カットしてみると、内側から順に、求肥、コーヒー餡、羊かん生地が3層になっていて、断面は駅弁でおなじみの「いかめし」のような感じ。函館柳屋の若杉充宏社長は、「いかようかんの味を実際のイカの味や香りとは一切切り離して作っている」とインタビューで語っています。なぜなら「外見もイカそっくりで、イカの味までしたら、それは和菓子ではないから」だそうです。


イカリングのように頭から足まで輪切りにしてみました。


食べてみるとコーヒー風味のようかんとあんこの甘く苦い風味が口の中に広がり、食感はむっちりとした食べ応えがあります。中央の求肥もモチモチとした食感で、全体的に満足感が高め。見た目だけでなく味や食べ応えも十分のお菓子に仕上がっています。


目玉は白花豆をゼリーでコーティングしたもので、ほっくりとした豆らしい風味が感じられます。


足は胴体よりも固く、むっちり食感が強めです。


「いかようかん」の賞味期限は常温で7日間とのこと。味の劣化よりも、羊羹の細工が細かいので端のほうから固くなる可能性を避けるためだそうです。「いかようかん」は函館市内の柳屋本店やスーパーなどで取り扱いがあるほか、柳屋公式サイトの通販で2本2400円から購入することも可能です。

●函館 柳屋●
http://style-e.biz/cgi-bin/sc_yanagiya/goodslist.cgi?in_kate=101

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in 試食,   生き物, Posted by darkhorse_log

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