レビュー

死刑囚のために電気椅子を作ったり囚人の暴動を収めたりする何でもアリの刑務所管理ゲーム「Prison Architect」をサクッとプレイしてみました


クラウドファンディングのKickstarterやIndiegogoの登場により、インディーズのゲーム開発会社は以前よりも資金集めやプロモーションを行いやすくなったのは事実ですが、資金が目標に達さなかったり、資金を集めたのにも関わらず開発できなかったり、完成したゲームが出資者の思っていたものと違ったり、さまざまな問題が露呈しているのも事実です。ゲーム「Prison Architect」は、クラウドファンディングではなくSteamの早期アクセスを利用してユーザーからのフィードバックを有効活用しつつ知名度を上げていき1900万ドル(約23億4000万円)もの開発資金を得た作品です。ゲーム内容も刑務所を管理するストラテジーゲームという一風変わったものになっており、どんなゲームになのか気になったのでプレイしてみました。

Steam:Prison Architect
http://store.steampowered.com/app/233450/

◆Steamからダウンロード
Prison ArchitectはPCゲームのダウンロード販売プラットフォーム「Steam」からダウンロード可能です。PCにインストールしているSteamクライアントソフトを起動し、Prison Architectの製品ページを開いて「カートに入れる」をクリックします。価格は税込2980円です。


「自分用に購入」をクリック。


今回は登録済みのクレジットカードで支払うので、「セキュリティコード」を入力して、利用規約同意のボックスにチェックを入れて「購入」をクリックします。


これで購入は完了。「ゲームをインストール」をクリックします。


「ショートカットをスタートメニューに作成」のチェックを外して「次へ」をクリック。


「完了」をクリックします。


「ライブラリ」から「Prison Architect」を選んで、「プレイ」をクリック。


「Prison Architectをプレイ」を選んで「プレイ」をクリックするとゲームスタートです。


◆ゲームプレイ
ゲーム開始時は言語が英語に設定されているので「Options」をクリックして言語を変更します。


「Language」をクリック。


「Japanese Translation MOD_fixed」を選んで「Select」をクリックします。


これで言語が日本語に変更されました。Prison Architectには主にストーリーモードの「キャンペーン」とフリーモードの「新しい刑務所を作る」がありますが、今回は初めてということもあり「キャンペーン」を選択。


キャンペーンモードでは、すでに刑務所を所有した状態でゲームが始まります。ゲーム開始と同時にCEOから電話がかかってくるので「クリックして続ける」をクリックします。


CEOによると2件の殺人罪で死刑判決を受けた囚人が1人収容されているとのこと。


その死刑囚を収容する「独房」と「処刑室」を建てるのが最初のミッションです。


Prison Architectで施設を建てる場合、まずは基礎工事から始める必要があります。ツールバーの左下にある「基礎工事」をクリックし「基礎(レンガ)」を選択し、四角い点線内を左上からクリック&ドラッグで基礎の面積を決めます。


ホールドを離すと、基礎工事の開始。作業員がワラワラとやってきて工事を始めました。


数分で基礎工事は完了。建物には扉が必要、ということでツールバーの「備品」から「大きな鉄格子」を選んで、赤枠の壁の部分に設置。


扉の設置が終わったところで、今度は独房と処刑室を隔てる壁を設置。ツールバーの建材から「レンガの壁」を選択し、点線内に設置していきます。


壁の次は、部屋の出入り口となる鉄格子を設置。


鉄格子を1つずつ作っていきます。鉄格子の向きは「R」で変更可能です。


建物の完成にはまだまだかかります。2つ作った部屋を何に使うか指定する必要があります。


ツールバーの「部屋」をクリックし、「独房」を「Cell」に、「処刑室」を「処刑室を指定する」にドラッグ&ドロップ。


これで部屋の指定は終わりですが、まだ部屋には備品が全くありません。ツールバーの「備品」から「ベッド」と「トイレ」を独房に、「電気椅子」を処刑室に設置します。


なお、作業員の作業が遅くて待てないという人は、画面右上に表示されている時計の下から「2倍速」や「3倍速」を選ぶのがオススメ。まったりプレイするのが好きという人は速度を変更しない方がいいかも。


備品を設置し終わると再びCEOから着信です。


処刑室の電気椅子を使うには電気が必要とのこと。


電気配線は「ユーティリティ」から確認可能。つまり、緑色の電気配線を処刑室まで接続しろ、ということです。


上にある建物から処刑室まで電気配線を引っ張ってくることにしました。ユーティリティの画面から「送電ケーブル」を選択し縦にズラーッと配置。


そのまま壁を伝うようにして電気椅子に接続。なお、後から気づいたのですが、送電ケーブルは壁越しに設置できるので、わざわざ壁を迂回させる必要はありませんでした。


これで処刑室は完成。CEOの言うとおり、一度テストをしてみます。


CEOがテストをすると、大量の電気を使ったせいで発電所のブレーカーが落ちてしまい、施設全体が停電していまいました。


ということで今度は発電機の復旧作業。今回は「発電機の復旧」「蓄電器を3つ取り付け」「再度電気椅子のテストを行う」という3つの作業があります。


複数の作業が発生しても、画面左上の備忘録に何をすればいいのかが記されているので、次に何をするか忘れてしまっても大丈夫です。


備忘録通り、まずは発電機の復旧から。発電機の右側にある「蓄電器」を1つずつクリックして電源を入れます。


「発電機」をクリックし、右側に表示されるメニューの中から「■スイッチ:オン」をクリック。これで発電機は復旧しました。


次は発電機の左側に「蓄電器」を3つ設置。


最後に電気椅子をクリックして「■スイッチ:オン」を選んで、ブレーカーを落とさずにきちんと動作するかテスト。


テストは成功しCEOもご機嫌です。


このヒゲの男が今回処刑されるエドワード・ロムジー。


ポラロイドをクリックして囚人を移送します。


エドワードは、とある事情から2人の男女を殺害。


警備隊長には「電気椅子も当然」と言われていますが……


牧師さんは死刑を望んでいない様子。


テクテクと移送されるエドワード死刑囚。


「なんかいろいろ気が進まないなあ」と思っていると、CEOが「これから何が起こるかを気にかける必要はない」と慰めてくれました。


そしてエドワードは処刑され第1章は終了です。何の気もなしにゲームをスタートしましたが、思わぬところで考えさせられることになりました。


キャンペーンはそのまま第2章へ突入。第2章では刑務所内のキッチンと食堂が火事になってしまいます。


消防車を呼んで鎮火させるのもプレイヤーの仕事。ツールバーの「緊急通報」から「FireEngine」を2回クリック。1回のクリックで1台の消防車を呼ぶことが可能です。


消防車が来ると、画面右に消防士が表示されます。消防士を左クリックで選択し、消火活動を行って欲しい場所で右クリック。


同じ要領で8人の消防士を配置すると鎮火しました。


火事の被害者の1人はマフィアのドンであるドン・パレルモ。すぐさま診療所で治療する必要があります。


火事は事故で発生したと思われていましたが、どうやらドン・パレルモの部下の仕業のようでサスペンス的な展開が始まります。


パレルモ一味の動向を気にしつつ燃えてしまったキッチンと食堂の復旧作業をしたり……


放火の疑いが強まったので警備員を緊急配備したりなど、第2章からできることが一気に増えた感じ。


また、刑務所の復旧作業や犯人の調査をしながら、囚人の管理を行う必要があり、右下の「報告書」をクリックすると囚人の要求を確認することができます。報告書の赤いゲージが囚人の不満点で、食事と娯楽を改善する必要あり。囚人の要求がたまりまくると、大暴動を起こすことがあるそうです。


また、刑務所をウロウロしている囚人をクリックすると、囚人の詳細データを確認できます。


悪評に「情緒不安定」と記載されているのはかなり不安点。


生活リズムや態度まで詳細に記録されているのは、本物の刑務所のようです。


なお、画面の右下には「抜き打ち検査」「全室閉鎖」「全員拘禁」という3つのメニューがあり、今回は使用する機会がありませんでしたが、大暴動が起きた際には役立ちそうです。


今回は「Prison Architect」のキャンペーンモードのみプレイしましたが、自由に刑務所を作って管理するフリーモードも魅力があります。最初こそ単純ですが、ゲームをプレイしているうちにできることがどんどん増えていくので、知らないうちに時間があっという間に経過している、というくらい熱中できるはずです。

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in レビュー,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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