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YouTubeアプリが360度3DのVR動画に対応、誰でもダンボール立体メガネ「Cardboard」などで映像の世界に没入が可能に


Googleは現地時間の2015年11月5日、Android向けYouTubeアプリのアップデートを行って周囲360度の3Dバーチャルリアリティ(VR)動画に対応したことを発表しました。この機能とダンボール製VRビューワー「Cardboard」などを使えば、誰でも自分のスマートフォンで映像の世界の中に没入することが可能になっています。

Official YouTube Blog: YouTube presses play on virtual reality
http://youtube-global.blogspot.jp/2015/11/youtube-presses-play-on-virtual-reality.html

YouTubeアプリでは、すでに360度ムービーを再生できる機能に対応しているので実際に機能を楽しんでいる人も多いと思いますが、Googleはさらに両眼視差を利用した立体視を利用することで映像世界に没入できる機能を追加しました。

新しく再生できるようになった3D VR動画を再生するためには、まずはYouTubeアプリを最新の状態に更新。その状態で3D VRに対応している動画を再生すると、以下のように画面右下にゴーグルのようなアイコンが表示されるのでコレをタップ。


すると、VRビューワーで見るための左右2分割の画面が表示されました。さらに、画面は端末の動きに応じて360度あらゆる方向を表示するようになっているので、端末をCardboardなどに装着してのぞき込めば映像の中に自分がいるような世界が楽しめるというわけです。


YouTubeには3D VRに対応したムービーがすでにいくつか公開されているので、Cardboardがあればすぐに3D VR動画を楽しむことができるようになっています。


なお、VRビューワーがない状態でも、画面に目を近づけて遠くに視点をあわせることでそれらしき雰囲気だけを味わうことも可能なので、Android端末を持っている人はいちど試してみるのもアリかも。


そして実際に3D VR映像を楽しめるムービーは、以下のようなものがアップロードされています。ムービーは、16台のGoProをマウントする「GoPro Odyssey」を使うVR向けプラットフォーム「Google Jump」などで制作されているようです。

WORLD TOUR: A Jump VR Video - YouTube


RESONANCE: A Jump VR Video - YouTube


The Hunger Games - Virtual Reality Experience (VR Video) - YouTube


Experience the TOMS Virtual Giving Trip - YouTube


さらにYouTubeアプリでは、既存の2DコンテンツをCardboardで楽しむための表示モードも実装。3Dコンテンツに比べるとその体験はやや物足りないものになるかもしれませんが、YouTubeではこのモードを「バーチャルな映画館のようなもの」と説明しています。今回の機能追加により、YouTubeでは「世界最大のVRコンテンツライブラリが誰でもすぐ楽しめるようになった」としています。

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in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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