映画

「銃夢」ハリウッド実写版のプロデューサーにジェームズ・キャメロン、監督はシン・シティのロバート・ロドリゲス


タイタニック」や「アバター」などで有名なジェームス・キャメロン監督が、木城ゆきと氏によるSFサイバーアクション漫画「銃夢」を実写映画化する計画を2004年に明かしていました。その後、アバターのプロデューサーへのインタビューの中で「既に脚本はある程度完成しており、世界観をデザインする作業も既に開始している」ことが明らかになり、さらに2013年には映画の製作が2017年にスタートすることが判明していました。そして最新の報道で、実写映画版のプロデューサーと監督が決定したことが明らかになっています。

James Cameron Producing ‘Alita: Battle Angel,’ Robert Rodriguez Directing | Variety
http://variety.com/2015/film/news/james-cameron-alita-battle-angel-robert-rodriguez-1201618035/

過去のインタビューではジェームス・キャメロン氏が自身で監督を務める、と何度も発言してきたわけですが、結局はプロデューサーに就くこととなり、実写映画版・銃夢の監督はロバート・ロドリゲス氏が担当することになったようです。

ロバート・ロドリゲス監督は、過去にスパイキッズシリーズの監督の他、「シン・シティ」や「シン・シティ 復讐の女神」の監督も務めた人物です。

By Thomas Crenshaw

「銃夢」は集英社「ビジネスジャンプ」で1990年から1995年にかけて連載されたSFサイバーアクション漫画で、全身サイボーグの少女ガリィが「機甲術(パンツァークンスト)」と呼ばれるサイバネティクス格闘技術を駆使してさまざまな強敵と戦う、というストーリー。洋題は「Battle Angel Alita」です。「銃夢」の単行本は全9巻となっていますが、続編となる「銃夢 LastOrder」もあります。

Amazon.co.jp: 銃夢 Last Order NEW EDITION(1) (KCデラックス イブニング): 木城 ゆきと: 本


さらに、シリーズ最終章となる「銃夢火星戦記」が講談社「イブニング」で連載中です。

銃夢火星戦記 / 木城ゆきと - イブニング公式サイト - モアイ


キャスティングの経緯について「ロバートと私は長年一緒に製作する映画の題材を探していました。そして、彼に『銃夢』の実写化にチャレンジしたいと言われたんです」と、ジェームズ・キャメロン氏。さらに、「ロバートはとても協力的で、私たちはゴーカートに乗った2人の子どものようにクリエイティブなことも技術的なことも気楽に言い合っています。このプロジェクトは私にとってとても大切なもので、今も非常に身近に感じています。銃夢の監督を引き継ぐ相手として、ロバート以上に適任な人材を私は知りません。私たちはお互いからたくさんのことを学びあえると考えており、製作スタートを楽しみにしています」と、ロドリゲス監督に全幅の信頼を置いていることを強調しています。

そしてロドリゲス監督は「銃夢は信じられないほどに豊かで活気に満ちた叙事詩で、ジェームズ・キャメロンにとって伝説的な超大作になるでしょう。ジムとの仕事はとても素晴らしく、彼が開拓した最新の映画技術の数々も学べます。ジムやジョン(10年間に渡って銃夢の映画化に携わってきた人物)と共に銃夢の世界を探検できることは非常に光栄なことです」と、その意気込みを語っています。

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in 映画, Posted by logu_ii

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