2015年10月14日 13時11分ハードウェア

4K対応の新型21.5インチiMacの性能を旧iMacや最新MacBook Proなどと徹底比較

21.5インチiMacに待望の4K(4096×2304)ディスプレイ搭載の「21.5インチiMacRetina 4Kディスプレイモデル」が登場しました。その21.5インチiMacRetina 4Kディスプレイモデルはデザインこそ旧モデルとほとんど変化がないものの、Retina 4Kディスプレイだけでなく、新CPUを採用したりストレージ接続がPCI-Express 3.0 ×4に対応したりと、中身は完全なリニューアルモデルとなっています。そんなリニューアルされた21.5インチiMacRetina 4Kディスプレイモデルについて、Ars Technicaが旧型モデルのiMacや最新のMacBook Proなどと比較検証しています。

Same design, new insides, better screen: 21.5-inch 4K Retina iMac reviewed | Ars Technica
http://arstechnica.com/apple/2015/10/same-design-new-insides-better-screen-21-5-inch-4k-retina-imac-reviewed/

解像度4096×2304ピクセルのRetina 4Kディスプレイを搭載した21.5インチiMacRetina 4Kディスプレイモデルや、すべてのモデルが5Kディスプレイ搭載になった新型27インチiMacなどについては、以下の記事で確認できます。

ついに4K対応の21.5インチiMacが登場、マウス・キーボード・トラックパッドも刷新される - GIGAZINE

性能を検証する「21.5インチiMacRetina 4Kディスプレイモデル」の主なスペックはこんな感じ。ディスプレイは解像度4096×2304ピクセル、画素密度217ppiの4Kディスプレイ、CPUはCore i5-5675R(Intel Iris Pro 6200グラフィック)、8GBのDDR3メモリ、ストレージは1TBで5400rpmのハードディスクを採用しています。

◆色域
まずは4K化された液晶ディスプレイの色域を検証。sRGBだとこんな感じ。

DCI-P3の99％以上の色域をサポート。この広い色域をサポートするために、バックライトのLEDが従来モデルの白色単色から、赤色蛍光体と緑色蛍光体を採用したLEDに変更されています。

なお、21.5インチiMacRetina 4KディスプレイモデルはDisplayPort 1.2を介して3840×2160で外部出力できますが、セカンダリディスプレイに4K解像度で同時出力することはできないとのこと。

◆各種ベンチマーク
21.5インチiMacRetina 4Kディスプレイモデルでは、第5世代Intel Coreプロセッサー「Broadwell」のCPUを採用。なお、新型27インチiMacシリーズは第6世代Intel Coreプロセッサー「Skylake」CPUを採用しており21.5インチモデルと27インチモデルでは差別化が図られています。

・Geekbench 3
MacのベンチマークではおなじみのGeekbench 3でスコアを測定。シングルコア性能の総合スコアを示すオレンジ色のグラフを見ると、Core i5-5765R採用の21.5インチiMacRetina 4Kディスプレイモデルは、Core i7-4870採用の MacBook Pro(2015年モデル)やCore i5-4570R採用の旧型21.5インチiMacを上回る性能を発揮。