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Googleの自動運転車プロジェクトにCEOが誕生、事業化が近づく


Googleを傘下に収める企業Alphabetの誕生により、従来のGoogleの社内プロジェクトはそれぞれ分社化され、広い裁量を持つ新会社に再編されることが予想されています。そんな中、Googleの自動運転車プロジェクトが分社化に向けて最高経営責任者(CEO)を外部から呼ぶことにしたとThe Wall Street Journal(WSJ)が報じています。

グーグル、自動運転車部門トップに業界ベテラン起用 - WSJ
http://jp.wsj.com/articles/SB10922328955711303277604581232301555070870

Google hires TrueCar's Krafcik to steer auto project
http://www.autonews.com/article/20150913/OEM06/150919954

WSJによると、Googleは自動運転車プロジェクトのCEOとして、2003年から2008年まで現代自動社北米部門(ヒュンダイ・アメリカ)のCEOだったジョン・クラフチック氏を招聘する予定であるとのこと。

Googleの自動運転車プロジェクトは2009年にスタートし、2012年には総計50万キロメートルを走破し、2015年6月はカリフォルニア州マウンテンビューでの公道実験を開始するなど、2020年の実用化に向けてプロジェクトの進行具合は非常に順調であると言われています。そんな自動運転車プロジェクトがCEOを要請したことから、Alphabet内で新規に自動運転車を開発する新会社が設立されると予想されています。


CEOとして白羽の矢が立ったクラフチック氏は、スタンフォード大学で機械工学を学び、MIT在学中にはトヨタの効率的な製造システム「リーン生産方式」の開発にも取り組んだ経歴をもつ、製造工程管理のスペシャリスト。現代自動車ではCEOを勤めた5年間で過去最高の売上高を達成し、アメリカ市場でのシェア拡大に成功しています。


Googleの広報担当者は、「(自動運転車プロジェクトの)目標を達成するために多くのパートナーと協力するうえで、クラフチック氏の技術的な専門性と自動車業界での経験が特に貴重になる」と述べています。

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in ハードウェア,   乗り物, Posted by darkhorse_log

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