スプラトゥーンのフェス勝敗をリアルタイムで推計してチームの勝率が分かる「イカフェスレート」

インク銃やローラーで地面や壁を塗りまくり、塗った面積を競う任天堂Wii Uのゲームソフト「スプラトゥーン」では、通常のルールの他に「ごはん派」「パン派」などお題に沿って2チームに分かれて戦う「フェス」が1カ月に1回程度、24時間にわたって開催されます。チームの得票率と勝率はフェス終了後に発表されるのですが、公式サイト上のバトル結果を基に、フェスの勝率をリアルタイムで算出する非公式サービス「イカフェスレート」が公開中です。

イカフェスレート
https://fest.ink/

「イカフェスレート」のトップページにアクセスすると、これまで開催されたフェスが一覧で表示されています。フェスの勝率を見るには、フェス名の左側の「みる」ボタンをクリック。なお、ページの一部の文字にはスプラトゥーンっぽいフォント「イカモドキ」が使われています。

試しに第2回フェス「赤いきつね vs 緑のたぬき」の勝敗レートページを開いてみました。

ページ上部には「推定勝率」が棒グラフ付きで表示されていて、「緑のたぬきチーム」が52.7％と優勢に立っていたようです。

推定勝率の下部には、20分ごとの「短期的勝率グラフ」と、短期的勝率を基にした「長期的勝率グラフ」が表示されています。第2回フェスのデータサンプル数は1万2032件で、イカフェスレートを作成した@fetus_hinaさんによると「全試合数に対してかなり少ないデータとなっていますので誤差がかなりあるものと思われます。実際には夕方から夜にかけては多く、未明は少なく試合が開催されているものと思われますが、全体の試合数の推計ができないためやむを得ず「ずっと同じ試合数」と仮定した集計を行っています。そのため、誤差がかなりあるものと思われます」とのこと。

ページトップには、開催中のフェスデータを見る際にデータを更新する「更新ボタン」があります。

データの自動更新のオン／オフを切り替えることも可能。初期状態では10分ごとに自動更新されるようになっています。

自動更新の間隔は2分～60分から設定可能です。

「重ね」をクリックすると、2チームの勝率グラフが重なった状態で表示されるようになり、第2回フェスでは「緑のたぬきチームが優勢だった時間の方が長かった」ということが視覚的に分かります。

その他のフェス結果も見てみます。第1回フェス「ごはん vs パン」は、ページは作ってあるもののデータを集計していないとのことで、何も表示されていません。

第3回フェスの「レモンティー vs ミルクティー」は、終始ミルクティー派が10％ほど優勢だったようです。

8月22日・23日に開催された第4回フェス「キリギリス vs アリ」のグラフを見てみると、フェス開催前は勝率やグラフがまだ表示されていない状態でした。

8月22日午後12時にフェスが始まると、スプラトゥーン公式サイトの「フェス」ページに最新のバトル結果やフェス貢献度ランキングが登場して……

その後「イカフェスレート」を見てみると、推定勝率や短期的・長期的勝率グラフが生成され始めていました。誤差はプラスマイナス2％程度とのことです。

グラフの色はフェスごとのチームカラーに準拠しているのですが、グラフ上部のインクボタンをクリックすることで赤・緑の2色に変えることが可能。

なお、「イカフェスレート」はオープンソースとなっており、ソースコードはGitHub上で公開されています。

fetus-hina/fest.ink ・ GitHub
https://github.com/fetus-hina/fest.ink