謎のゴルフクラブを操る達人が魅せるトリックショットのムービーが公開中

シャフトがヘナヘナのゴルフクラブや先端が金づちになっているクラブなど、謎のへんてこゴルフクラブを使って見事なショットを魅せる達人のムービーが公開されています。ムービーでは、そんなトリックショットを行うゴルファーの目線をアクションカメラのGoProで捉えた映像も楽しめるようになっていました 。

GoPro: Karsten Maas' Golf Bag of Tricks - YouTube


このムービーでトリッキーなショットを見せてくれるのは、デンマーク人のカルステン・マースさん。自撮りカメラに映っているように頭にGoProを取り付けてあるので、ゴルファー目線でトリックショットを体験できるというわけです。

今回使うゴルフクラブは、先端が金づちになっている「ハンマークラブ」や……

グニャグニャのゴムホースでできた「ホースパイプクラブ」など、コントで使うようなおかしなクラブばかり。

そして極めつけがこの長さ4メートル37センチという長すぎるドライバー。「実際に打てる世界最長のドライバー」として記録が認定されています。

まずは小手調べとばかりに、7番アイアンを2本使ったショットを披露。妙なことに、片手に一本ずつアイアンを握っていますが……

そのまま両腕を広げてショットに入るマースさん。いったい何をするのかというと……

両手を振り子のようにブンブン振り回しながら、左右交互にボールをショットしていきます。

右、左、右、とリズムよくショットしていくマースさん。きちんとボールにクラブを当てることも難しいゴルフなのに、この余裕感からはかなりのテクニシャンであることが伝わってきます。

次に取り出したのは、シャフトがグニャグニャのホースクラブ。

シャフトの剛性がゼロに等しいので、バックスイングするだけでも難しいはずなのに……

「キン！」と音を立てて飛んでいくボール。そんなバカな。

ピューッと飛んでいくボール。芝生にうつるフォロースイングのフォームも普通のゴルフそのもの。

次はヘッド部分がカナヅチでできたハンマーヘッド。打面が狭いので、真っすぐ飛ばすどころかきちんと当てることも難しそう。

あまりに細いヘッドのため、きちんとボールが飛ぶスイートスポットはまさにボール1個分。こんなクラブですがマースさんの手にかかると……

見事に真芯を捉えます。

冗談のようなクラブなのに、ビックリするぐらいちゃんと飛んでいくボール。上級者の手にかかると、クラブは何でもいいみたいです。

ゴルフカートの屋根にはGoProが取り付けられ、トリックショットの一部始終を記録中。

そして最後に取り出したのが、4メートルを超えるという世界最長のクラブ。芝生にうつるシルエットの時点で何かがおかしい。

やはり何かがおかしい。

ボール、遠すぎ。

ものともせず、バックスイングに入るマースさん。シャフトが大きくしなり……

力一杯にダウンスイング！シャフトが大きくしなるため、まだボールにヘッドが当たっていないのに手の位置がずいぶんと前まで出てしまっています。

まるでスローモーションのようなスイングからボールが「キンッ！」と音を立てて飛んでいきました。4メートルも向こうのボールに正確にヘッドを当てるなんて、とても常人にできる芸当ではありません。

別アングルからもう一度。目いっぱい力をためて……

びゅぅん！と勢いよく回るクラブ。かなりしなるシャフトを計算に入れて正確にヒットするショットテクニックが見事。

シャフト先端にもGoProが取り付けられていました。長すぎて急にスイングを止めると折れてしまうためか、ショット後にもクラブを何度も回転させてから止めているのが特徴的なシーンでした。

おまけのシーン。ゴルフカートに、なぜかバランスボールが乗せられていますが……？

おもむろにバランスボールの上に立つマースさん。これはまさか……

「いいショットのためには体のバランスが大事なんだ」といいながらフォームをとるマースさん。普通の人は立っているだけでやっとのはずなのに……

クラブを振りかぶって……

「パキン！」と見事にショット。なぜこれで転ばないのかが不思議すぎます。

見事に飛んでいくボール。マスターズクラスのプロゴルファーにこの芸当ができるのか、ぜひ試してもらいたくなるムービーでした。

見事なテクニックを見せつけたマースさんは、ヨーロッパを中心にさまざまなツアー大会の会場でトリックショットイベントを開催している模様。今後の出演予定や、上記以外のムービーを以下のオフィシャルサイトで見られるようになっていました。

Trick Golf Show by Karsten Maas
http://www.trickgolf.dk/