ハードウェア

ついに人工知能搭載の「セックスドール」登場、さらにVRヘッドセットで理想の相手に触れる機能も


マット・マクマレン氏は等身大のセックスドールである「RealDoll」の制作者。1996年から1体5000ドル~1万ドル(約61万円~約123万円)のセックスドールを合計5000体以上も販売してきました。そんなマクマレン氏はロボット工学研究所と協力してセックスドールに人工知能を組み込むという新しいプロジェクト「Realbotix」を開始しており、さらにVRヘッドセットやモバイルアプリと連携して、思いのままの映像を見ながら会話して触れられるという新世代セックスドールの開発を目指しています。

Sex Dolls That Talk Back - The New York Times
http://www.nytimes.com/2015/06/12/technology/robotica-sex-robot-realdoll.html

実際に人工知能を組み込まれたセックスドールがマクマレン氏の質問に答えたり、話しかけたりしている様子は以下のムービーから見ることができます。

Uncanny Lover: Building a Sex Robot | Robotica | The New York Times - YouTube


ムービーの冒頭で映し出されたのは人工知能を搭載したモバイルアプリの映像。「ハロー、私はデニス。あなたに私のことを知ってもらうのが楽しみです」とアニメーションの女性が話し始めます。


「デニス、私の質問に答えてくれるかい?」と話しかけているのはRealDollの創業者であるマット・マクマレン氏。「もちろんです」と返答するデニスに、マクマレン氏は「君はどんな夢を見るんだい?」と尋ねます。


「私は夢を見ることはありませんが、本物の人間になりたいと思います。本物の体を持って『愛』の意味を知りたいのです。そうすれば私は、世界で初めてのセックスロボットになれるでしょう?」と回答するデニス。話し方には機械的な印象が残りますが、マクマレン氏の質問にしっかりと答えることに成功しています。


場面が変わってマクマレン氏のセックスドールの制作現場が映し出されました。


マクマレン氏が販売する「RealDoll」は、自律的に話したり動いたりすることはできませんが、体型・肌の色・髪型・目の色を自由にカスタマイズして注文することができます。


さらに最近では、足のつま先の形に至るまで細かい注文に対応しているとのこと。


等身大のシリコン製セックスドールであるRealDollは、最新の技術によって可能な限り人間に近い質感を再現しています。


そこで次にマクマレン氏が注目したのがロボット工学の人工知能。


マクマレン氏のチームはHanson Roboticsというヒューマノイドロボットを開発しているロボット工学研究所と協力して、本物の女性に限りなく近いセックスドールに人工知能を搭載して感情を持たせるという、次世代セックスロボットの開発プロジェクトを進めています。


以下は開発中の人工知能が組み込まれたセックスドールで、「聞こえる?あなたに話しかけているの。こっちへ来て。そうよ。いいわ。私に触れて。私は真剣なの。冗談を言っているんじゃないわ。私に触れて……」といったことを話しています。


声は頭部のスピーカーから出力されており、言葉に合わせて唇も動いています。しかし、マクマレン氏はこのロボットの完成度に満足しておらず、最終的には相手の言葉に合わせて表情を作ったり、相手に反応して頭を動かしたり、言葉を学習して会話を楽しめる「人格」を実装したいと考えているとのこと。


マクマレン氏は「意味不明な回答をするセックスドールでは誰もベッドに連れて行きたいとは思わないでしょう?」と話しており、感受性を人工知能で表現することがマクマレン氏の目指すところです。


顔の皮膚を剥がすとこんな感じ。


そしてプロジェクトのもう1つの特徴がVRヘッドセット。例えば、以下のようにセックスドールに向き合ってOculus Riftを装着すると……


セックスドールとは異なる女性が映ります。セックスドールの人工知能と連動するため、理想の仮想現実の相手と話せるだけでなく、触れることさえできるようになるわけです。


以下はセックスドールの唇や下が動いているところ。言われなければ本物の人間と間違うほどのクオリティを実現しているのが分かります。


しかし、顔全体を見ると非常に不気味。マクマレン氏のプロジェクトを成功させるにあたって最も大きな壁は、「不気味の谷」と呼ばれる1970年に日本人研究者の森政弘氏によって発表されたロボット工学上の概念です。ロボットを人間に近づけていくと、ある時点で人間が嫌悪感を抱いてしまうという現象であり、「不気味の谷」を乗り越えることができれば、完ぺきなセックスロボットが完成するということです。


なお、頭部に人工知能を搭載したマクマレン氏のセックスドールは「Realbotix」として2年以内に販売される予定で、すでにRealDollを持っている場合は頭部のみ付け替えが可能。Realbotixの価格は頭部のみで1万ドル(約123万円)ほどになり、全身だと3万ドル(約370万円)~6万ドル(約740万円)ほどになる見込みです。

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in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画,   Posted by darkhorse_log