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2500万円の価値があるApple Iがリサイクル会社に寄付される


総生産台数200台と言われる、アップルコンピュータが最初期に製作したマイクロコンピュータ「Apple I」のうち1台がシリコンバレーのリサイクル会社に持ち込まれました。動作品であれば5000万円以上の価値があるのですが、持ち主である女性はそうとは知らずApple Iを寄付し、連絡先も何も残さずに消えてしまったそうです。

Recycling center looking for woman who left rare $200,000 Apple I computer
http://mashable.com/2015/05/31/apple-i-computer-recycling-center/

Woman tosses $200,000 Apple 1 computer into recycling - CNET
http://www.cnet.com/news/woman-tosses-200000-apple-i-computer-into-recycling/

Clean Bay Areaはコンピューターや研究所で使うテスト機器や半導体のリサイクルを行う会社。法人とビジネスを行うことが多いのですが、個人からの寄付も募っています。

ある日、夫を亡くした女性が「ガレージを掃除していたところいらない電子機器が見つかった」ということで、電子機器の数々を箱に入れてClean Bay Areaに寄付しました。Clean Bay Areaの従業員は箱を開けずにそのまま保管し、数週間後に箱を開けたところ、中にApple Iが入っていたとのこと。提供者である女性は寄付をした証明として発行するレシートを受け取らず、連絡先も伝えなかったため、どこの誰かは分からずじまいとなっているわけです。


Clean Bay Areaの副社長であるVictor Gichun氏は「自分の目が信じられませんでした。偽物かと思ったほどです」と当時の状況を語っています。

既にClean Bay AreaはApple Iを20万ドル(約2500万円)で個人のコレクターに販売しており、利益の半額を売り主に渡す必要があるとして今も謎の女性を探し続けています。

by the Italian voice

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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