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Appleが裸眼3DディスプレイとモバイルWi-Fiルーターに関する特許を出願

By Kārlis Dambrāns

2015年5月21日、AppleがUnited States Patent and Trademark Office(アメリカ特許商標庁)に2つの特許を出願しました。特許出願された技術は「裸眼で2Dと3Dを同時に表示できるディスプレイ」と「独自の円筒型デザインが特徴的なモバイルWi-Fiルーター」の2つです。

Apple invents adaptive eye-tracking 3D display, highly portable cellular hotspot
http://appleinsider.com/articles/15/05/21/apple-invents-adaptive-eye-tracking-3d-display-highly-portable-cellular-hotspot

◆裸眼で2Dと3Dの両方を表示できるディスプレイ
新たに特許出願したディスプレイ技術を、Appleは「Spatially interactive computing device(立体的インタラクティブ処理デバイス)」と呼んでいます。この技術を使用すれば画面の表示を2Dから3Dに切り替えたり、2Dと3Dを同時に表示させたりすることも可能で、これらを楽しむのに特殊なメガネを装着する必要もありません。「画面の表示を2Dと3Dに切り替える」というのはニンテンドー3DSをイメージすればわかりやすいところですが、「2Dと3Dを同時に表示」というのがどのようなものになるのかは不明です。

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加えて、特許出願中のディスプレイ技術では多視点映像を楽しむことも可能なので、同じディスプレイを異なる視点から見た際に違った映像が映し出されるようにするといったこともできます。このディスプレイには、複数のオーバーレイ層が存在し、各層のピクセルひとつひとつを細かくコントロールすることで多視点映像や「2Dと3Dの同時表示」などが実現される、とのこと。また、オーバーレイ層のひとつひとつに別個の画像を表示することでも、視点ごとに異なる画像を表示することが可能になるかも、とApple関連のニュースを取り扱うAppleInsiderは報じています。


さらに、3D表示や多視点映像を実現するために、ユーザーの目の動きをトラッキングするためのセンサーも特許出願技術に含まれています。このアイトラッキング技術を使用することで、左右の目に異なるイメージが映るようにディスプレイやLCDマトリックスレイヤーに出力可能となり、ユーザーが裸眼でも3D映像を楽しめるようになるというわけです。

◆モバイルWi-Fiルーター
Appleが特許出願中のもうひとつの技術は、「モバイルホットスポット(モバイルWi-Fiルーター)」に関連するもの。これは既存の製品が抱える問題を解決する超コンパクトなデザインになっている、とのこと。

スマートフォンユーザーは外出時にノートPCやタブレットをテザリングで使用したりしますが、Appleはユーザーがそういった使い方にうんざりしていると分析。さらに、従来のモバイルWi-Fiルーターは「バッテリーが貧弱」などの複数の欠点を抱えており、これらを解決すべく新しいコンパクトなデザインを提案した模様。

Appleが提案したのが以下のようなボタンなど一切ない円筒形のデバイス。


この円筒形デバイスは真ん中で2つに分解可能で、ひとつがロジックボード・アンテナ・SIMカードなどの諸々の機能回路を含むパーツで、もう片方がバッテリーパーツとなります。バッテリー部分は簡単に取り外し可能で、より容量の大きなものに付け替えることも可能。スイッチやボタンなどは一切ないので、ユーザーは端末をひねることで動作させるそうです。

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