取材

究極の死闘感を体感できるPS4向けゲーム「Bloodborne」の完成発表会に行ってきました


国内外問わず数多くのゲーム賞を獲得したアクションRPGの金字塔「Demon’s Souls」を生んだSCE JAPANスタジオとフロム・ソフトウェアが再びタッグを組んだPlayStation 4専用ソフトウェア「Bloodborne」が、いよいよ2015年3月26日に発売されます。発売に先駆けてソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)が、初公開となるプレイシーンや最新情報を公開する「Bloodborne 完成発表会」を開催するとのことなので、実際に行って見てきました。

PS4™『Bloodborne』「完成発表会」の開催が決定! オフィシャルサイトにて参加者を募集中!! | PlayStation®.Blog
https://www.jp.playstation.com/blog/detail/166/20150219_bloodborne.html

Bloodborne ブラッドボーン | プレイステーション オフィシャルサイト
http://www.jp.playstation.com/scej/title/bloodborne/

Bloodborne完成発表会会場の秋葉原UDX「UDXシアター」にやって来ました。


ドーンッと貼られた発表会のポスター。Bloodborneは19世紀のビクトリア時代を舞台にしたダークファンタジー系のアクションRPGで、呪われた古都ヤーナムを舞台に狩人と獣と呼ばれる敵の闘いを描いています。


受付を済ませて会場に入ります。


会場の入口では、Bloodborne関連アイテムが展示されていました。


Bloodborneでプレイヤーが操作する「狩人(ハンター)」。


狩人(ハンター)はBloodborneの主人公で、風土病の「獣の病」にかかっているとのこと。


Bloodborneの初回限定版パッケージ。Bloodborne本体以外に特典として「スペシャルアートブック」「ミニサウンドトラック」「追加コンテンツ『使者』カスタマイズコスチューム『よれよれトップ』」「BloodbornePS4用テーマ」が付いてきます。


コレはソニーストア限定・数量限定で販売される「PlayStation 4 Bloodborne Limited Edition」のグレイシャー・ホワイト。


Limited Editionのジェット・ブラックがコチラ。同製品は税抜4万7480円で受注生産での販売になります。


ゲームに登場するビクトリア朝をベースにデザインされたアイテムや武器のレプリカも展示されていました。


展示されていたノコギリ鉈と獣狩りの散弾銃を一般女性が持つと、その大きさがよく分かります。Bloodborneには、この他にも獣狩りの斧や仕込み杖といった魅力あふれる多彩な武器が登場。巨大な武器を駆使して敵となる獣を倒しまくるわけです。


展示スペースの一番奥にあったのが、2メートルを超える「聖職者の獣」のフィギュア。


聖職者の獣は、病により獣となった者の中でもひときわ大きな獣。詳細は不明ですが、プレイヤーにとって大きな壁となることは間違いなさそうです。


展示物を見学しているうちに完成発表会の開始時間になりました。


発表会の冒頭ではBloodborneのムービーを上映。


「究極の死闘感を」


「体感せよ」


Demon’s Soulsを手がけた宮崎英高氏がディレクションをしているだけあり、建造物やキャラクターデザインは秀逸の一言。巨大なスクリーンで鑑賞したこともあってか、圧倒的な迫力でした。


ムービーの上映後は、SCEJAプレジデントの盛田厚氏が登壇して「本日はBloodborne完成発表会にお越しいただきありがとうございます。PlayStation 4を日本で発売してから約1年がたち、世界では販売台数が2020万台を突破し、日本でもビッグタイトルが続けてリリースされ直近の販売成績は上がっています。そうそうたるビッグタイトルのリリースのトリを務めるのがBloodborneです。時間はかかりましたが、非常に完成度の高い作品に仕上がっています。先日行われた『台北ゲームショウ2015』でも評価が高く、大きな手応えを感じています。台北ゲームショウ2015に来ていただいた歌手の藍井エイルさんもフロム・ソフトウェアの大ファンで、Bloodborneの発売を心待ちにしているとおっしゃっていました。藍井さんと弊社のスタッフがゲームショウ前日にディナーに行ったらしいのですが、私は呼ばれなかったので少し根に持っています(笑) 冗談は置いとくとして、Bloodborneは世界で受け入れられるタイトルだと思っており、こういうタイトルを日本から発売できることを非常にうれしく思います。本日はお集まりいただきありがとうございました」とあいさつ。


盛田氏の後を受けて登壇したのはSCEワールドワイド・スタジオプレジデントの吉田修平氏で、「今日をみなさんと迎えられて本当にうれしく思います。私のTwitterには毎日のように『早くBloodborne』をプレイしたいです!」というようなメッセージが届き、ユーザーさんの大きな期待をヒシヒシと感じます。世界中のフロム・ソフトウェアファン、宮崎ファンの期待をいい意味で裏切り、クオリティの高い作品を仕上げるためにがんばってきました」と話していました。


そして、株式会社フロム・ソフトウェア取締役社長でBloodborneのディレクターを務めた宮崎英高氏が登壇。


吉田氏とがっちり握手をかわします。


宮崎氏は「フロム・ソフトウェア初となるPlayStation 4のタイトルということもあり、いろいろ苦労しましたが、ようやく完成に至りました。完成できたことに関して、SCEのスタッフなど多くの人に感謝しています。開発チームを代表して、ぜひユーザーのみなさまにはBloodborneの究極の死闘を体験していただきたいと思います」と短めにあいさつ。


登壇者によるあいさつが終わると、再びムービーが上映され……


巨大スクリーンでのプレイデモが始まりました。


プレイデモを見せてくれるのはSCEワールドワイド・スタジオ/JAPANスタジオ「Bloodborne」プロデューサーの山際眞晃氏とSCEJA「Bloodborne」宣伝担当の北尾泰大氏です。


実際にプレイするのは山際氏。デモプレイに登場したのはヤーナムの地下に広がる全三層の「聖杯ダンジョン」です。聖杯ダンジョンをプレイするには「基本素材」と「儀法素材」と「血の遺志」を使って「聖杯の儀式」を行うのですが、儀式を行うために素材をそろえるお金が足りず、一時プレイがストップするというアクシデントがありました。


資金不足という困難を手持ちのアイテムを売って乗り越え、デモプレイは再開。しかしながら、やはり難易度はかなり高めで何度もゲームオーバーに……。「こんなはずじゃない」という山際氏は焦りを見せつつ、敵を銃パリィからの内蔵攻撃でぶっ飛ばし……


大きな鎌のような手を振り回すボス・死体の巨人までたどり着きます。勝負の結果は……お察しください。発表会のためにプレイしまくってきたはずの山際氏でさえ、1回のトライでクリアするのはかなり難しいということ。デモプレイでは、リトライしながら打開策を見つける楽しみ方や、緊張感あふれる戦闘が十分伝わってきました。なお、死体の巨人に倒されてしまうのはシナリオ通りだったとのことです。


デモプレイの後は最新情報の発表。1つ目は「Gecco」と「豆魚雷」がタッグを組んで制作した「狩人/ハンター」のフィギュア化。フィギュアは2015年12月発売予定で、価格は未定です。


発表会会場では「狩人/ハンター」のフィギュアも展示されていました。コスチュームと両手に持った大きな武器がスタイリッシュな印象。


アップでみると襟元のしわ加減まできっちりと表現されているのがわかります。


フィギュアに続いて発表されたのは「Bloodborne オリジナルサウンドトラック」。こちらは本編使用楽曲がCD2枚組で収録されていて、2015年4月22日に発売予定で、希望小売価格は税抜き3200円。


また、俳優の金子ノブアキさんによる「Bloodborne」の挑戦番組「死闘×GAME~金子ノブアキが全世界待望アクションRPGに挑戦~」が、テレビ東京系列で毎週月曜日から木曜日の25時30分より、3月16日からゲーム発売日の3月26日までの間で計8回放送されることが発表されました。


これにてBloodborne完成発表会は終了。


発表会終了後はユーザーによるゲームの試遊が行われ、みなさん発表会の興奮冷めやらぬまま、ゲームに熱中していました。


なお、PlayStation 4専用ソフトウェア「Bloodborne」は2015年3月26日に発売予定です。

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in 取材,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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