Android 4.0向けChromeのサポート終了をGoogleが発表、その影響は?

By MMortAH

Googleは日本時間の3月4日、Android 4.0向けに提供しているブラウザアプリ「Chrome」のサポートを2015年4月に公開予定のバージョン42を最後に終了することを発表しました。これにより影響を受けるのはAndroid 4.0を使い続けている一部のユーザーですが、サポート終了後もアプリの利用は継続して可能となっています。

Chromium Blog: Freezing Chrome for Ice Cream Sandwich
http://blog.chromium.org/2015/03/freezing-chrome-for-ice-cream-sandwich_3.html

今回のサポート終了で影響を受けるのは、Android端末を利用しているユーザーの中でも2011年にリリースされた旧バージョンであるAndroid 4.0「Ice Cream Sandwich(ICS)」を使っているユーザー。Android 4.1「Jellybean」以降を使うユーザーにはサポートが継続され、それ以降もアプリのアップデートが提供されることになっています。

Googleは公式ブログで「ICSが最初にリリースされて以来、Chromeのバージョンアップは24回を数え、Android OSも「Jellybean」「Kitkat」「Lollipop」と3つの新しいバージョンが公開されてきた」と語り、2014年にICSでChromeを使っていたユーザー数は30%減少しており、「旧バージョン向けに新機能を開発することが困難になっていること」と、「旧バージョンのサポートにマンパワーを取られることで、大多数のユーザーが使っている最新バージョンの開発に影響が及ぶこと」をサポート終了の理由に挙げています。

◆実際に影響を受けるユーザーの実態は?
この決定で影響を受ける実際のユーザー数はどれほどのものなのか、うーぱーさんがブログで予想される影響をわかりやすく紹介しています。

Re: Freezing Chrome for Ice Cream Sandwich - latest log
http://uupaa.hatenablog.com/entry/2015/03/04/192455


国内で販売されてきたAndroid端末のうち、Chrome 43以降が使えずに実際に影響を受ける機種は以下の36機種。


この数が、全てのAndroid端末のモデル数に占める割合を算出します。以下のように、これまで国内キャリアから発売されたデバイスは278機種で、 そのうち、そもそもChromeをインストールできなかったデバイスは49機種。つまり、今回のサポート終了により最新のChromeを利用不能になるデバイスの割合は36÷(278-49)=0.157=端数切り捨てで15%というのが、国内での実情です。


さらに、現状でAndroid 4.0を使い続けているユーザーの割合は全世界でも5.9%。ということで、影響を受ける人は限定的である、というわけです。


日進月歩のスマートフォンの世界ではアプリのバージョンアップもめまぐるしく、「もうChromeのバージョンが40代に達してるの!?」と驚いた人も多いはず。セキュリティの問題や人的リソースが原因で「切り捨て」られる世代が現れるのは、仕方のない流れと受け入れるほかないのかもしれません。

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