MacBookの容量をSDカードスロットに差し込むだけで最大256GB増量できる「TarDisk」

2012年に発売されたMacBook Proは「ほとんど修理不可能」と言われていますが、そんなMacBookの容量を道具不要で簡単に最大256GBも増量できるのが「TarDisk」です。大きな外付けHDD(ハードディスク)を取り付ける必要はなく、MacBookのスタイリッシュな見た目を維持しつつ、しかも転送速度は既存のUSBハードディスクよりも高速となっています。

TarDisk 256GB | MacBook Storage Expansion Module by TarDisk, LLC — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/968674372/tardisk-256gb-macbook-storage-expansion-module

TarDiskがどんな製品なのかは以下のムービーから確認可能です。


MacBookユーザーはみんな同じ悩みの種を抱えています。

それがこの画面。「ディスクがいっぱいなので容量をあけてください」というメッセージです。

TarDiskは工具不要でSDカードスロットに入れるだけでMacBookのストレージを最大256GB分追加できるアイテム。

大きさは14mm×22mmで、SDカードっぽいですが、少し形が異なります。

音楽や……

撮りまくった写真。

大量のドキュメント。

古いビデオテープなど、誰しも保存しておきたいデータはたくさんあるはず。

TarDiskがあればMacBookに大きな外付けドライブをつけたり、既存のデータを削除することなく、あらゆるデータをMacBookに保存できるようになります。

TarDiskはPCI Expressを利用しており、システムと直接データのやりとりを行う方式で、従来のUSBハードディスクよりも転送速度が速いという特徴を持っています。実際に測定したところ、シーケンシャルリードは95MB/秒、シーケンシャルライトは70MB/秒だったとのこと。

本体はユニボディで、アルミ製のフレームを使用しているため、スロットに差し込むとMacBookと一体化するようなデザインになっています。

また、見た目がスタイリッシュであるというだけではなく、熱を発散させる設計になっており、長期に渡って安定した能力を発揮できる設計になっています。

チップは台湾製ですが、ケースはマサチューセッツで製造しており、パッケージングはアメリカで行って出荷するとのこと。

TarDiskを作ったのはハーバード・イノベーション・ラボのピアー・シスラーさん。

SDカードスロットのあるものならMacBook Pro・MacBook Airどちらでも使えますが、iMacについては現在開発中で、「もし可能ならば自分が使っているiMacのSDカードスロットのサイズを測って『[email protected]』まで連絡して欲しい」とのことです。

TarDiskは現在商品化のためにKickstarterで出資を募っている最中で、目標額3万2000ドル(約380万円)のところ既に8万1000ドル(約960万円)を集めることに成功しています。容量は64GB・128GB・256GBの3種類があり、出資を行うと自分の持っているMacBookに合わせたモデルをゲット可能。50ドル(約6000円)で64GB、125ドル(約1万5000円)で128GB、340ドル(約4万円)で256GBのTarDiskを得られるようになっており、発送は全世界に対応。送料は現時点では公開されていません。

なお、出資の締切は2015年の3月10日10時になっています。

TarDisk 256GB | MacBook Storage Expansion Module by TarDisk, LLC — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/968674372/tardisk-256gb-macbook-storage-expansion-module