乗り物

Appleの自動車作りを方向付けることになりそうな6名のキーパーソンたち


2020年のデビューを目指していると言われているAppleの自動車開発プロジェクト「Titan」には、最大で1000名ものスタッフが関わっているとする見方も存在しています。これまでに全く関連のなかった自動車業界への挑戦のために、果たしてその開発能力がどれほどのものなのか未知数なわけですが、プロジェクトに関わっている「ビジョナリー」なキーパーソンの面々を見れば、その流れはかなり具体性のあるものと言えそうです。

6 Auto Design Visionaries Who Could Make Apple's Titan Car A Reality | Co.Design | business + design
http://www.fastcodesign.com/3042547/6-auto-design-visionaries-who-could-make-apples-titan-car-a-reality

◆ジョナサン・アイブ(Jonathan Ive)
Appleのインダストリアルデザイングループ担当上級副社長を務めるアイブ氏は、生粋のクルマ好きであることが知られています。アイブ氏がデザインの世界に携わるきっかけになったのも実はクルマが原因で、2014年のTIME誌でのインタビューではクルマへの愛が高じてデザイナーを志すようになったことが語られています。


また、アイブ氏は別のインタビューで「アストンマーチン・DB4」や古い「ベントレー」のビンテージカーなどが好みであることを語っており、自らでもオレンジ色のフィアット500ランドローバー・ディスカバリー、そして通称「カニ目」と呼ばれる「オースチン ヒーレー スプライト」などの車両を所有していることを明かしています。

By Brian Snelson

◆マーク・ニューソン(Marc Newson)
2014年にAppleに加わったニューソン氏は、過去にクルマのデザインを手がけた経験のある人物。1999年東京モーターショーでは、フォードのコンセプトカー「021C」を作成して展示していたこともありました。


パントンカラーの色コードから名付けられた「021C」は、4人乗りセダンをモデルにしたコンセプトカーで、平らな葉巻のような本体と、それに乗るグラスエリア(ガラス部分)が特徴的な車両。

By Dave Pinter

コンセプトカーとして作成された021Cですが、通常とは異なる引き出し式の後部トランクなど革新的なアイディアが盛り込まれた意欲的なデザインでした。Appleのカーデザインにもこのような興味深いアイディアが取り入れられたとしても不思議ではないと言えます。


◆スティーブ・ザデスキー(Steve Zadesky)
過去にAppleでiPodやiPhoneのデザインに関わったプロダクトデザイン担当上級副社長のザデスキー氏もプロジェクトTitanに関わる一人。ニューソン氏と同じくフォードでの経歴を持ち、在籍期間は1996年から1999年でした。


ニューソン氏が021Cを作成した時期と重なるわけですが、さらに興味深いのはザデスキー氏はフォードで生産部門に携わっていた経歴があるということ。自動車の生産にはスマートフォンとは比べものにならない規模のサプライチェーンが必要とされるため、同氏の経歴が活かされることになるのかもしれません。

◆ヨハン・ユングウィルス(Johann Jungwirth)
ユングウィルス氏は2014年9月にAppleに加入したのですが、それまではカリフォルニアにあるメルセデス・ベンツの研究開発施設で勤務していたという経歴の持ち主です。Appleでは「Director of Mac Systems Engineering(Macシステムエンジニアリング担当役員)」のポジションに就くユングウィルス氏ですが、実際の業務は全く別のものであると考えられています。


その業務というのは、もちろんユングウィルス氏のこれまでの経歴を活かした自動車開発。メルセデスでは近未来コンセプトカーの「F105」に携わっていたのですが、特にこの車両は自動運転を念頭に置いたものであることから、Appleが狙っている開発の方向性にも合致していると言えそうです。


◆ジュリアン・ヘーニッヒ(Julian Hönig)
Appleでデザイナーをつとめるヘーニッヒ氏も過去にクルマ業界との関連を持つ人物。2010年にAppleに加わる前には、スーパーカーメーカーのランボルギーニでデザインを1年だけ担当していたことがあるとのこと。


ランボルギーニに加わるさらにその前には、アウディに在籍して映画「I, Robot」に登場する近未来カー「Audi RSQ」のデザインに携わり、後方跳ね上げ式バタフライドアや前後に加えて左右方向にも進めるタイヤのコンセプトを展開していたこともありました。

By IMDb

◆アーロン・フォン=ミンデン(Aaron Von Minden)
ヘーニッヒ氏と同じくAppleでデザイナーをつとめるフォン=ミンデン氏もまた、クルマ業界での経歴を持つ一人。BMWに在籍していた同氏は、布製の外板を持ち自在に形状を変化させるコンセプトカー「Gina(ジーナ)」の作成に携わっていました。

BMW's Future Car Gina Light Visionary HD - YouTube


こちらがGinaの車体外観。二人乗りオープンカーをベースにしたコンセプトカーです。


外板には伸縮性のある素材が用いられ、自在にデザインを変えることが可能。ドアの開閉もこのようにシワが寄るようになっています。


Ginaはまるで生き物のような表情を見せます。例えば、パワーが入っていない状態からGinaを起動させると……


まずは「目」にあたるライト部分が開きました。


そしてまばゆいライトが点灯して、獲物に狙いを定めるような鋭い眼光を演出していました。


もちろんこれらは過去のデザインスタディであるため、AppleのTitanにそのまま使われるということはなさそう。しかし、このような主要メンバーがそろったAppleがどのような車両を開発しているのか、期待せずにはいられない状況となっていると言えそうです。

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in ハードウェア,   乗り物,   動画,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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