ハードウェア

IBMのスパコンWatsonの頭脳を持ちあらゆる疑問に答えられる知育玩具「CogniToys」


子どもから「なぜ?どうして?」という質問攻撃を受けて四苦八苦している親は多く、ついつい回答を放棄して子どもの成長の機会を逃してしまうことはよくあるものです。そんな「質問のプロ」に対する「回答のプロ」として、IBMの誇るスーパーコンピュータ「Watson」の頭脳を活用することで、あらゆる質問・疑問に答えまくってユーモラスな回答で子どもの心をがっちりつかみ、子どもの成長を強力にサポートしてくれる知育玩具が「CogniToys」です。

CogniToys: Internet-connected Smart Toys that Learn and Grow by Elemental Path — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/522717158/cognitoys-internet-connected-smart-toys-that-learn

CogniToysがどんな知育玩具かは以下のムービーを見ればよく分かります。

Elemental Path presents CogniToys - KickStarter Video - YouTube


この緑色の恐竜の形をしたおもちゃが「CogniToys」


こどもたちはCogniToysに興味津々。


CogniToysのお腹にあるボタンを押しながら話しかけると何でも答えてくれます。例えば、「私の名前はローリーよ」と話しかけると……


「やあ。ローリー。よろしく」とCogniToysが応えました。びっくりする女の子。


「月までの距離はどれくらい?」と少年が尋ねると……


「だいたい25万マイル(約40万キロメートル)だよ」とCogniToys。


CogniToysから話しかけることもあります。「6まで数えられる?」


「1、2、3、4、5、6」


「すごい!」とCogniToysが反応しました。


「僕の好きな色はオレンジ色だよ」


「君が好きなのはオレンジ色だね。覚えておくよ」とCogniToys。CogniToysはそれぞれの子どもと交わした会話の内容を覚えて、自分自身も進化します。


「お話をしてよ」と話しかけると……


「いっしょにお話を作ろうよ」とCogniToysは応えました。


子どもと楽しく会話できるCogniToys。


その頭脳はIBMのスーパーコンピュータ「Watson」です。子どもたちの話しかけた内容は、インターネット経由でサーバーに送られWatsonが処理し、はじき出された「答え」をCogniToysが子どもたちに伝えるという仕組みです。


CogniToysプロジェクトを立ち上げたElemental Pathの共同設立者のドナルド・クーリッジさん。「CogniToysは子どもの学習方法を変えるツールです」と話します。


同じくElemental Path共同設立者のJP・ベニニさん。Watsonをモバイルで活用するコンテスト「IBM Watson Mobile Developer Challenge」で優勝したことをきっかけに、CogniToysプロジェクトを立ち上げたとのこと。


Watsonの持つ高度な認知能力・処理能力を活用して、子どもたちと対話することで学習をサポートするのがCogniToys。CogniToysは使う子どもに応じてカスタマイズすることが可能。対象年齢を変えるだけでなく、以前にした会話を記憶できるため、習熟段階に応じて話す内容も「進化」するというわけです。


IBMの人工知能をフル活用できるスマート知育ツール「CogniToys」は、現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで、目標金額を5万ドル(約600万円)に設定して量産化に向けた出資を募集中。CogniToysプロジェクトでは、99ドル(約1万2000円)の出資で緑色のCogniToysを1体ゲットすることができます。

CogniToys: Internet-connected Smart Toys that Learn and Grow by Elemental Path — Kickstarter


なお、CogniToysプロジェクトへの出資期限は、2015年3月18日午後9時27分までとなっています。

・おまけ
IBMは2015年2月10日にソフトバンクテレコムとの戦略的提携を発表してWatsonの「日本語対応」を明らかにしています。これはソフトバンクの人型ロボット「Pepper」にWatsonの頭脳を活用する試みとみられますが、今後、より広くWatsonの頭脳が日本語コンテンツで提供されることになれば、CogniToysの日本語対応も十分期待できそうです。

また、IBMはWatsonの機能として英語のスピーチをテキストに自動変換する「Speech to Text」、その逆にテキスト文章を音声に変換する「Text to Speech」、画像や映像からコンテンツ内容を瞬時に認識する「Visual Recognition」、従来型のテキストマッチングを超えてコンテキストを踏まえて検索できる「Concept Insights」、複数の選択肢を識別して比較することで複雑な意思決定のサポートをする「Tradeoff Analytics」など5つの機能の拡張を発表するなど、Watsonの機能を強化していることから、スマートフォンアシスタント検診ツールなど、さまざまな分野での活用が期待できそうです。

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in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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