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「人生の生涯収入はキャリアの最初の10年で決まる」ということが判明

By le temple du chemisier

仕事を始めて社会に出る時は「たくさんの給料をもらえるようになろう」と熱い思いを抱く人も多いわけですが、アメリカで過去2億人分の収入データを分析した結果からは、人生のキャリアの初期段階で多くの収入を得ていた人ほど、後年の成長率が飛躍的に伸びる傾向があることがわかりました。

What Do Data on Millions of U.S. Workers Reveal about Life-Cycle Earnings Risk?
(PDFファイル)http://www.newyorkfed.org/research/staff_reports/sr710.pdf

Your Lifetime Earnings Are Decided in the First 10 Years of Your Career - Bloomberg Business
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-02-09/your-lifetime-earnings-are-decided-in-the-first-10-years-of-your-career

この研究はニューヨーク連邦準備銀行のエコノミストであるFatih Guvenen氏らによる研究チームが発表したもの。チームでは1978年から2010年までの約2億人分の収入データをもとに分析を行い、収入の規模とその成長率の関係を調査しています。

報告書で示されているグラフのひとつがこちら。横軸は収入の規模の分布を示しており、右に行くほど収入が多いことを意味しています。縦軸は分布ごとの成長率を示しているのですが、収入が多い人ほどその成長率も高かったことが示されており、成長率の違いが収入の大小に大きく影響を及ぼしていることがみてとれます。


平均的な収入を得ていた層の場合は、25歳から55歳までの間における収入の増加率が38%だったのに対し、グラフの右端に位置する上位5%(95パーセンタイル)以上に属する人の増加率は230%と大きな開きがあり、さらに上位1%(99パーセンタイル)の層では増加率が1450%と加速度的に増加していることが明らかになっています。

そして、年代別の成長率を色分けして表したグラフがこちら。「0」の線上にある黒い点線は「成長率0%ライン」を示しており、このラインを下回っていると収入が減少していることを意味しています。青色(25歳~35歳)と赤色(35歳~45歳)のラインはどの収入層でもプラスの領域にあることがわかりますが、緑色(45歳~55歳)のラインはほぼ全ての収入層でマイナス成長に転じていることがわかります。これはすなわち「収入がもっとも増加するのは45歳まで、とりわけ25歳から35歳までの年代が最も成長に影響を及ぼす」ということを意味しています。


必ずしも「若い間に成功しなかったからもうダメだ」と悲観することはなさそうですが、やはり若いうちのスタートダッシュが力強いほど後の成長に大きく響くということがいえそうです。

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