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Windows 7の起動時に管理者権限を強制的に取得する裏技


Windows 7の起動画面で使っているパスワードを忘れてしまい、ログインできないという非常事態に出くわしたときに、管理者権限を取得した状態でコマンドプロンプトを立ち上げられる裏技を知っておけば、コマンド入力であっという間にパスワードを設定し直してログインすることが可能です。ということで、実際にうまくいくのか、管理者権限を強制的に取得する裏技を試してみました。なお、この裏技は手順を間違えるとPCが正常に起動しなくなる危険がある点には注意が必要です

A tutorial on how to get into an admin account on ANY computer. - Imgur
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電源ボタンを押してPCを起動させ、「Windowsを起動しています」と表示されている間に、PCの電源ボタンを長押しして強制的にPCをシャットダウンさせます。


再びPCを起動させると「windows エラー回復処理」という画面が立ち上がるので、「スタートアップ修復の起動(推奨)」を選んでキーボードのエンターボタンを押します。


「スタートアップ修復」ウィンドウが起動した場合は「キャンセル」をクリック。


自動的にスタートアップ修復が始まるのでしばらく待ちます。


スタートアップ修復が完了したら、「問題の詳細の表示」の左にある「▼」アイコンをクリック。


ウィンドウが下方向に展開され、「問題の署名」がずらずらと表示されました。この表示を下方向にスクロールしてたどっていき……


最下部にあるテキストファイルのリンクをクリック。


するとメモ帳が立ち上がります。


メモ帳ウインドウのタスクバーから「ファイル」→「開く」の順にクリック。


「コンピューター」をクリック。なお、「コンピューター」が表示されない場合は、システムをインストールしているドライブ名をクリックすればOK。


「Windows」をクリック。


「System32」をクリック。


ここで、ウィンドウ下部にある「ファイルの種類」を「すべてのファイル」に変更。


するとSystem32フォルダ内の全ファイルが表示されるようになるので、「cmd」というファイルを探します。


cmdを右クリックして「コピー」をクリックしてファイルをコピーします。


キーボードの「Ctrl+v」でcmdファイルをSystem32フォルダ内に貼り付けると、「cmd - コピー」などの名前で保存されました。


これ以降の手順を間違えると最悪の場合、PCが正常に起動できなくなるためより慎重な操作が必要となります。次に、System32フォルダ内の「sethc」ファイルを探し出して……


右クリックして「名前を変更」をクリック。


適当な名前に変更します。今回は「sethc_1」という名前に変更しています。


最後に先ほど複製したcmdファイルを右クリックして「名前を変更」をクリック。


「sethc」という名前に変更します。


つまり、実行すればコマンドプロンプトが起動する「sethc」というファイルと、sethcをリネームした「sethc_1」というファイルができればOK。


ファイルのコピー・リネーム作業が完了したら、メモ帳を閉じます。


スタートアップ修復ウィンドウも閉じます。


最後に「完了」をクリックしてPCをシャットダウンすれば作業はすべて完了。


PCが起動してロック画面が表示されたら、キーボードの「Shiftキー」を5回連続で押すことでコマンドプロンプトを起動させられます。

Windows 7の起動画面に管理者権限でコマンドプロンプトを出現させる - YouTube


管理者権限を取得した状態でコマンドプロンプトが起動するので、あとはコマンド入力でパスワードを変更すればログイン可能というわけです。パスワードロックをバイパスできる便利な裏技ですが、もちろん悪用は厳禁です。

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in レビュー,   ソフトウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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