マクドナルドのチキンナゲットに使われている材料と、あの形状の秘密とは?


日本を含むアジアでの業績不振を受けて、米マクドナルドのドン・トンプソンCEOが退任となっていますが、マクドナルドは異物混入問題が相次ぐ以前から「Our food. Your questions.」というFAQページで、マクドナルドのポテトタマゴの安全性を説明しており、「チキンナゲットに一体なんの肉が使われているのか?」「あの形にしている理由は?」という疑問についても説明されています。

@BayBizzleBell27 They're made w/ white meat chicken & some corn-based ingredients like corn flour in our breading. pic.twitter.com/fQAFBOgrYv

— McDonald's (@McDonalds)

マクドナルドのチキンナゲットには、柔らかくジューシーに仕上げるため、ささみ・むね肉・チキンリブの部位を使っているとのこと。これらの肉に少量の鶏皮と、風味豊かなマリネ液を加えてミンチに加工。鶏皮を足すことでジューシーになり、風味が良くなるそうです。


マリネ液には、「しっとり感」を出すために水・食用加工デンプン・リン酸ナトリウム、「風味」を増すために塩・自然調味料・小麦のでんぷん・ぶどう糖・クエン酸・自己消化酵母エキス、「鮮度維持」のためにローズマリー抽出物・紅花油を混ぜ合わせたものが使用されています。


また、チキンナゲットはよく見ると「BELL(釣り鐘)」「BOOT(ブーツ)」「BALL(ボール)」「BONE(骨)」という、4種類の形に成形されています。


なんとこの形状は空気力学に基づいているとのこと。素早くソースを全体につけるために最適な形を採用している、というわけです。

Why are Chicken McNuggets 4 different shapes? Aerodynamics. They're the optimal shape for speed & sauce coverage. pic.twitter.com/CtMkHJCHu1

— McDonald's (@McDonalds)

チキンナゲットの衣は「TEMPURA」と呼ばれています。天ぷら粉を使っているというわけではなく、あの茶色とサクサク感を出すために強力粉・コーンフラワー・小麦粉が使われており、ふわふわ感のためにベーキングパウダー・リン酸アルミニウムナトリウム・リン酸一カルシウム・乳酸カルシウムなどが加えられています。


TEMPURAで衣をつけたら、植物油とキャノーラ油・コーンオイル・大豆油などをブレンドした油で揚げられ、すぐに急速冷凍されます。その後は冷凍されたまま各店舗に届けられ、揚げなおしたものがマクドナルドで出てきている、というわけです。

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in , Posted by darkhorse_log

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