取材

羽田空港の滑走路脇から飛行機を眺められる「ブルーコーナーUC店」に行ってきました


日本には「羽田空港・国内線第1ターミナル展望デッキ」や「伊丹空港・千里川土手およびスカイパーク伊丹」「中部国際空港セントレア・スカイデッキ」など、飛行機を見る定番スポットと呼ばれる場所が数多くありますが、羽田空港に隣接するビルにあるレストラン「ブルーコーナーUC店」が隠れたヒコーキスポットだということだったので、カメラ片手にどんな様子か見てくることにしました。

ブルーコーナー UC店 - 基本情報 - Google+
https://plus.google.com/103894045055351241404/

◆お昼のブルーコーナーUC店
「ブルーコーナーUC店」は、羽田空港に隣接するユーティリティセンタービルの2階に入っているお店。ビルの外観はこんな感じです。


ビルは羽田空港のすぐそばにあり、東京モノレールの「新整備場」駅から徒歩3分程度という場所に位置しています。


ビルの入り口付近にはブルーコーナーの看板が掲げられているので、見落とす心配はなさそう。


さっそく入店すると、一面がガラス張りになった向こうには羽田空港の管制塔が見えるという絶好のロケーションにしばしくぎ付けに。光景に目を奪われていると……


ANAの最新鋭機、ボーイング787型機(B787)が目の前を通り過ぎていきました!カメラの準備ができていなかったので、このときは後ろ姿のみの撮影という屈辱を味わうことに。油断していると次から次へと飛行機がやってきてチャンスを逃してしまいます。


体勢を整え、撮影を開始。大パノラマ状態のガラス窓の向こうから、ボーイング777型機(以下、B777と表記)とおぼしき機体が見えてきました。


やはり見えてきたのはB777。お店を訪れた当日は天気がよく、機体に太陽の光がキレイに反射していました。


それにしても驚かされるのは機体までの距離。空港の展望台などから見る光景とはケタ違いの近さで、大型機に限らず全ての機体の迫力を感じることができました。以下のムービーでは手前側をトーイングカーに引かれながら通過するB787の様子をノーカットで見ることができるのですが、ズームレンズを使うことでボディを留めるリベットのひとつひとつまで確認できるほど近くまで寄ることが可能でした。

「ブルーコーナーUC店」の目の前を大迫力で通り過ぎて行くボーイング787型機


お店から見える場所は、羽田空港のA滑走路とC滑走路を結ぶ「連絡誘導路」と呼ばれる部分。さらに誘導路は手前と奥に2本が並んでおり、手前部分を飛行機が通過するとその巨大さに圧倒されます。


飛行機好きに限らず「おお~」と声が出てしまいそうなレベルでした。


このスポットではさまざまな機体を見ることができました。JALのボーイング737(B737)が目の前を通り過ぎて行くのですが、小型ジェット機に分類されるB737でさえ目前で見るとなかなかの迫力。

「ブルーコーナーUC店」の目の前を通り過ぎるJALのボーイング737型機


B737その2。ANAのB737もタキシング中。主翼端のウィングレットはもちろん、主翼上の非常ドアが2枚あることから、B737-800だと思われます。

「ブルーコーナーUC店」の目の前を通り過ぎるANAのボーイング737型機


続いてエアバスA320型機その1。B737とは対照的な丸っこくて女性的な雰囲気も漂うノーズ部分が特徴的な機体。

「ブルーコーナーUC店」の目の前を通り過ぎて行くANAのエアバスA320型機


A320その2。A滑走路を南向き(16R)で離陸するA320を見ることもできました。

「ブルーコーナー」で撮影した羽田空港A滑走路から離陸するANAのA320型機


そしてもう一つA320その3。着陸して駐機スポットに向かってきたスターフライヤーのA320型機を、両手にパドルを持って飛行機を誘導するマーシャラーの姿を見ることもできました。

着陸してスポットインするスターフライヤーのエアバスA320型機


このように、ブルーコーナーUC店は飛行機写真の撮影はもちろん、ムービー撮影にもうってつけの隠れスポットとなっていました。


撮影の際には飛行中の航空機情報をリアルタイムで見ることができるアプリ「Flightradar24」(iOS版Android版)を用意しておけば、目の前の状況を把握しやすくて便利かも。


なお、また別の意味で現在(2014年11月時点)のブルーコーナーは絶好の飛行機スポットと言えそう。実は階上に入っていた航空会社のオフィスが移転したために利用客が少し寂しい状態になっており、普段なら人でごった返していた店内も今ではゆっくりと観察・撮影に集中できる状態になっていました。2015年度初めには再び利用客が増える兆しもあるとのことなので、じっくりと観察を楽しむのは今が狙い目なのかもしれません。

◆夜のブルーコーナーUC店
ブルーコーナーUC店は飛行機観察スポットだけでなく、夜のバイキングメニューも定評があることだったので、再び訪れてみることにしました。17時以降は2800円で食べ放題・飲み放題のコースが利用できます。


夜の空港もなかなかオツなもの。がんばって撮影すれば、ライトに照らされる機体を写真に納めることもできました。


管制塔の夜景も、なかなかキレイなもの。


なお、店内の様子はこんな感じ。座り心地のいいソファーが並んでおり、ついつい長居してしまいそう。


窓に面しない席もあるので、ゆっくりと食事を楽しみたい場合にもOK。


パーティーなどにも使える広めの部屋も用意されていました。年末に向けて宴会プランなどもあるということなので、気になる人は問い合わせてみてもよさそうです。


ズラリと並んだ食べ放題コーナーのメニュー。


サラダやおつまみメニュー、揚げ物にスープ、おでんまでいろいろなメニューが用意されていました。


そして、「ブルーコーナーといえば」というほど各方面で評判を呼んでいる「やきそば」も用意されていました。


飲み放題メニューもなかなか豪華。生ビールや梅酒などが用意されていたり……


赤白のワインもあります。


日本酒、焼酎、ウィスキーなどもそれぞれ並べられており、どれに手を付ければよいか少し迷うレベル。


少し欲張り気味に盛ってしまいました。食べ放題の時には、取りすぎて食べ残してしまわないようにするのも重要なポイント。


定評のある焼きそばをズスッ。少し細めの麺がポイントのようで、ごく普通の焼きそばのようでありながら、なぜかクセになってしまいそうな食感が印象的な一品。特別に味が濃いわけでもなく、具が特徴的なわけでもないにも関わらず、なぜか毎日でも食べたくなってしまいそうな不思議な焼きそばとなっていました。


ブルーコーナーUC店の営業時間は、月曜~金曜の11時から21時まで。土・日・祝日は残念ながら定休日となっていますが、この辺りはビルの管理との関係があるのかも。飛行機好きはもちろん、これからの忘年会シーズンにも珍しい候補として考えてみても面白そうなお店となっていました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
退役直前のANA「ジャンボジェット」B747の伊丹空港里帰りに立ち会ってみたレポ - GIGAZINE

世界最新鋭の旅客機が編隊飛行する様子 - GIGAZINE

飛行機の操縦席から見る東京-サンフランシスコの美麗な景色をわずか83秒にまとめたムービー - GIGAZINE

無料でレッドブル創始者の航空機・レースカーコレクションを堪能できる「Hangar-7」に行ってきました - GIGAZINE

ド迫力の空の闘いを堪能できる「レッドブル・エアレース2014」最終戦決勝レースまる分かりレポート - GIGAZINE

プロ顔負けの全天球写真・ムービーを簡単に撮影できる「RICOH THETA m15」レビュー - GIGAZINE

in 取材,   試食,   乗り物, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.