取材

絶対に負けることがない「勝率100%じゃんけんロボット」のデモを見てみました


センサフュージョンの技術を応用し、人間が手を出す0.001秒後にロボットが手を出して、人の目が認識できるスピードよりも早く動いて確実にじゃんけんに勝ってしまうロボットが「勝率100%のじゃんけんロボット」です。デジタルコンテンツEXPO2014でデモを公開していたので、現物を見てみました。

勝率100%じゃんけんロボット | DIGITAL CONTENT EXPO
http://www.dcexpo.jp/5522

石川渡辺研究室
http://www.k2.t.u-tokyo.ac.jp/index-j.html

実際にブースに行ってみました。


「勝率100%じゃんけんロボット」は、1秒間に500枚の画像処理が可能な高速ビジョンと1秒間に10回の開閉運動が可能な高速ロボットハンドを統合し、人間の目よりも早く動作するロボットです。


公開されたYouTubeの動画の再生回数は390万回を数え、国内外でも注目が高いようで、海外の人も熱心に研究員にインタビューを行っていました。


ブースにはロボットハンド・緑色の箱の高速ビジョン・パソコン・高速処理を行うコンピューターが置かれています。


以下のムービーを見ると、ロボットハンドの動きがいかに高速かが良くわかります。

デジタルコンテンツEXPO2014で展示された「勝率100%じゃんけんロボット」の様子 - YouTube


人間がグーの手にするとロボットハンドはパーの手を作り……


人間の手がチョキになると、目にも止まらぬスピードでロボットハンドが動き……


ロボットハンドがグーの手の形を作ります。実際に間近で見ると、ロボットハンドの動きは人間の手の動きよりほんのわずかに遅いくらいの印象でした。


人間の手がパーになろうとすると……


ロボットハンドが1番下の指を動かしチョキを出しました。


ロボットハンドの指は3本で、高速ビジョンと連携して人間の認識出来るスピードよりも早く手を出すことが可能。


横からロボットハンドを見ると関節が付いているのが分かります。


これは真っ正面から見たもの。


特にロボットハンドには人間が出す手自体には認識機能はなく、PCと連携してロボットハンドが動くため、かなりの数のコードが繋がれていました。


この緑色の箱が高速ビジョン。


正面から見ると真ん中にカメラが付いているのがわかります。


赤外線で手の動きを追っており、じゃんけんで出す指の形を0.002秒で毎に手の形を認識し、コンピューターが手の形を認識した0.001秒後にはロボットハンドが人間が出した手に勝つ指の形を出します。


パソコンの画面には高速処理のデータがグラフで出るようになっていました。


以下のムービーから「勝率100%じゃんけんロボット」と人間がじゃんけんを行っている際のグラフの動きがわかります。

デジタルコンテンツEXPO2014で展示された「勝率100%じゃんけんロボット」に繋がれたパソコンの画面 - YouTube


これが高速ビジョンで認識した手の形のデータを超高速で判断するパソコン。下の部分が電源になっています。


将来的には車の自動運転の予測などにも応用が期待されており、自動運転が普及した際に注目を浴びそうな技術です。

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