レビュー

指先に載る驚異的なサイズの世界最小ラジコンヘリ「ピコファルコン」を室内で飛ばしまくってみました


わずか9gと超軽量で指先に載せられるくらい小さな世界最小のトイヘリ「ピコファルコン」が2014年12月5日に発売される予定です。そのピコファルコンを発売前に借りることができたので、思う存分、室内で飛ばしまくってみました。

赤外線ヘリコプター ピコファルコン|商品情報|株式会社シー・シー・ピー
http://ccp-jp.com/toy/products/item/188/


ピコファルコンの外観チェック
ピコファルコンには専用のケース「ピコボックス」が付属しています。


ピコボックスの中にはピコファルコン本体・コントローラー(プロポ)の他にも予備用の単3乾電池(4本)・ドライバーを収納できるため、安全にピコファルコンセット一式を持ち運ぶことができます。


手のひらに載せたピコファルコン(ブルー)。小さなサイズがめちゃくちゃキュート。


全長は59mmで重さはわずか9g。


500円硬貨と比べるとその圧倒的な小ささがよく分かります。


メインプロペラ2枚でカウンタートルクを打ち消す二重反転機構を採用。


この黒いパーツはスタビライザー。


ピロボールでプロペラの軸受けと接続されていて……


上にあるメインプロペラAの角度が変わる仕組みです。


メインプロペラを回転させるモーター2つを左右に配置し、上下2枚のギアによって回転数をそれぞれ制御。


前進・後退時に使うテイルプロペラは極小サイズのモーターで回転します。


前部下にはパワーランプ兼サーチライト。


こんな風に白色LEDが光ります。飛行中はこのサーチライトが時折光り、本物のヘリのような雰囲気をかもしだしてくれるというわけです。


ピコファルコン本体の底面にはランディングギア奥に充電ソケットと電源スイッチ。黒いプラスチックカバーで覆われた部分が赤外線受光部です。


プロポはこんな感じ。


信号のやりとりには赤外線を使用。なお、信号が届くのは5メートル以内なので、ピコファルコンは室内用のラジコンヘリです。


バッテリーは単3アルカリ乾電池を採用。子どもが遊べるトイラジコンなので電池の取り外しにはドライバーが必要な仕様。


本体中央部に電源スイッチとバンドセレクター。ピコファルコンはバンド(周波数帯)を変更することで、3台同時飛行が可能です。


左のレバーは上昇/下降レバー。レバーを奥に倒すとピコファルコンが上昇し、手前に戻すと下降します。


右のレバーは方向レバー。奥に倒すと前進し、手前に引くとバックし、左に倒すと左回りに旋回、右に倒すと右回りに旋回します。なお、レバーは360度リニアに回転するので旋回しつつ前進・後退することも可能です。


方向レバー下のボタンはトリム調整ボタン。


上昇/下降レバーの下には充電プラグ。


充電はプロポの充電プラグに挿してこんな感じで行います。充電時間は約30分で、飛行時間は約4分とのこと。


ピコファルコンはブルー・オレンジ・グリーンの3色あり。


飛ばしてみた
ピコファルコンの飛行で最初に練習するべきなのは、上昇/下降レバーの使い方です。急激な操作を極力避けつつ、入力から実際にピコファルコンが上昇・下降するまでのタイムラグを体感しながら、上昇・下降を繰り返してみて、倒れることなく着陸できるようになるまで操縦を繰り返してみました。

ピコファルコンで上昇・下降を繰り返す様子 - YouTube


倒れることなく着陸するためのコツは、着陸直前に方向レバーを手前に引いてバックの姿勢をとること。そうすると、ピコファルコンは少々、勢いよく接地してもランディングギアでしっかりと着陸してくれました。


安定性の高いピコファルコンは、慣れてくると手のひらに着陸させることも簡単です。

ピコファルコンが手のひらに着陸するとこんな感じ - YouTube


だんだんと操縦に慣れてくると、いろいろ試したくなるもの。


ティッシュの箱に着陸させるとこんな感じ。

ティッシュ箱に着陸するピコファルコン - YouTube


安定性抜群で快調に室内を飛行できるピコファルコンとは言え、特定の着陸ポイントに狙いを定めて着陸させようとすると、思いの外、操縦する手が緊張してしまい、また自身のプロペラが出す風圧で機体が微妙に揺れるため、なかなか難しく、熱中すること間違いなしです。

イスに狙いを定めて着陸トライをする様子は以下のムービーで確認できます。

イスに狙いを定めて着陸トライするピコファルコン - YouTube


座面のくぼみで横転しましたが、なんとかイスの上に着陸できました。ピコファルコンは超軽量の機体のおかげか、墜落しまくってもよほど運が悪い落ち方をしない限りプロペラや機体が破損することはなさそうです。

ナノファルコンアルファ
現在、「世界最小トイヘリ」の称号を持つ姉妹機「ナノファルコンアルファ」を比較のために用意しました。


ナノファルコンアルファ(メタリックブルー)はこんな感じ。こちらも手のひらサイズでかなりの小ささ。


二重反転プロペラを採用しているのはピコファルコンと同じ。


プロペラはピコファルコンより大きめです。


ナノファルコンアルファはテイルプロペラまでのロッドの長さがピコファルコンに比べると長めで、実際のヘリコプターに近いフォルムを持っています。


半透明のコクピット部分からは基板が見えるのでメカ好きにはたまりません。


これはナノファルコンアルファ(ブラック)。ブラックの機体は精悍(せいかん)なイメージです。


メタリックブルーとブラックを並べるとこんな感じ。


大きさを比べてみた
ピコファルコン(手前)とナノファルコンアルファ(奥)を並べて大きさを比較してみました。全高はそれほど差はありませんが……


全長は明らかにピコファルコンが短いことが分かります。


2014年12月5日にピコファルコンが発売されると同時に「世界最小トイヘリ」の称号はナノファルコンアルファからピコファルコンへ受け渡される予定というわけです。


ナノファルコンアルファはピコファルコンより大きいので飛行する様子は迫力大。しかし、ピコファルコン以上にシビアな操作が要求されるため、思うようなフライトを実現するにはかなりの練習が必要です。


3台同時飛行
ピコファルコンは3つのバンドを使い分けて3機同時に飛ばすことができます。なお、ピコファルコン&ナノファルコンアルファを同時に飛ばすこともでき、この場合も最大3台での同時飛行が可能です。

ピコファルコン2機とナノファルコンアルファ1機の計3台で、ダンボールでできたエアポートに着陸させるのを競う様子は以下のムービーで確認できます。

ピコファルコン&ナノファルコンアルファを3台同時に飛ばすとこんな感じ - YouTube


複数台で飛行させると、お互いのプロペラからの風でかなり姿勢が乱されなかなか思うように飛ばすことができません。そのためバトルがヒートアップするのも仕方がないところ。

熱中しすぎてついにメインプロペラが破損してしまいました……。


なお、メインプロペラは付属のドライバーで取り外すことができ、以下の公式オンラインショップで交換部品も提供される予定なので、安心して飛ばしまくってOKです。

株式会社シー・シー・ピーのオンラインショップ
http://ccpnetshop.shop7.makeshop.jp/


指先に載せられるほど小さな世界最小のラジコンヘリ「ピコファルコン」は対象年齢6歳からのトイヘリですが、大人でも楽しめる奥の深いハードウェアとなっていました。ピコファルコンは2014年12月5日に希望小売価格4480円(税別)で発売予定なのでクリスマスプレゼントにぴったりの商品ですが、プレゼントしたお父さんが熱中しすぎて子どもから取り上げ、自分も欲しくなり思わず全カラーコンプリートしてしまう様子が目に浮かびます。


なお、12月まで待ちきれないという人には、現・世界最小のトイヘリ「ナノファルコンアルファ」がAmazonで3240円(税込)で販売中なので、腕を磨きながらピコファルコン発売を待つのも良さそうです。

Amazon.co.jp: 赤外線ヘリコプター NANO-FALCONα ナノファルコンアルファ: おもちゃ


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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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