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砲弾ではなくサケを発射するサーモンキャノンが誕生、気になる用途は?


大砲と言えば、砲弾を発射する兵器のことで戦争などで使われる重火器として知られていますが、「Whooshh」という企業が、砲弾ではなく魚のサケを発射する大砲を考案しました。キャノンではなくサーモンキャノンと呼ぶべき大砲が何のために作られたのか、気になる用途に迫ります。

Whooshh - Fish Handling
http://whooshh.com/fish-passage.html

サーモンキャノンが何のために作られたのかは下記のムービーから確認できます。

Hydrovision 2014 - YouTube


こちらがサーモンキャノンの砲台。


砲台にはサケが通過するダクトが取り付けられます。


サーモンキャノンの仕組みは砲台に装塡(そうてん)されたサーモンがダクトを通って発射される、というシンプルなもの。


実際に使用している様子はこんな感じで、砲台にサケを放り込むと……


長いダクトを通って……


出口から勢いよく発射されます。


サーモンキャノンが一体何のために作られたのかというと、水揚げされたサケを効率良く移動させるため。通常、水揚げされたサケを運ぶのは人力で行われます。


サーモンを抱え上げて走り出す従業員。


エッサホイサと走って……


規定の場所へサケを運びます。


サケを人力で運ぶ手間や、運んでいる間に傷つけてしまう問題を解決するのに開発されたのがサーモンキャノン。サケをポイッと放り込むだけで……


ダクトをすさまじいスピードで通過し……


遠く離れた出口からパシャっと出てきます。


ダクトは特殊な加工が施されており、サケに傷を付けない仕組み。


サーモンキャノンがどれくらいのスピードでサケを運べるかを実証するため、250フィート(約80m)のダクトを地面と高さ100フィート(約30m)の間に設置して実験が行われました。


実験では、約30m下から投入されたサーモンが勢いよく出口から飛び出てきました。すさまじいサーモンキャノンの威力。


ダクトを工場や市場に張り巡らしておけば……


サケの運搬を楽に行えるというわけ。サケに限らずさまざまな魚の運搬にも応用できるこのシステムは、既存の人力で行っていた作業に大きな変革をもたらす可能性があります。

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in 動画, Posted by darkhorse_log

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