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「死体をどこに隠したらいい?」とSiriに隠し場所を尋ねた殺人事件が発生


iPhoneに話しかけるだけでいろいろなことを教えてくれたり調べてくれるSiriはとても便利なものですが、「ついに」というべきなのか、ある殺人事件では相手を殺害した容疑者が遺体を隠すための場所をSiriに尋ねていたらしいことが明らかになりました。

Detective: Murder suspect's iPhone had search on where to... | www.wpxi.com
http://www.wpxi.com/news/news/national/detective-bravo-asks-siri-how-hide-his-roommate/ngz5Y/

Man Accused Of Murder Had A Photo On His Phone Of Asking Siri Where To Hide A Body
http://www.buzzfeed.com/jimdalrympleii/a-guy-accused-of-killing-his-roommate-apparently-asked-siri

元ルームメイトを殺害した容疑をかけられているのは、フロリダ在住のペドロ・ブラーボ容疑者(20)。2012年9月に以前交際していた元彼女とデートしていたことをきっかけに始まった口論の末、ルームメイトだったクリスチャン・アギラーさんを監禁して絞殺した殺人罪に問われています。


公判では事件前後のブラーボ容疑者の行動が明らかにされているのですが、その中ではブラーボ容疑者のiPhoneの中にSiriとのやりとりを写したスクリーンショット画像が保存されており、ブラーボ容疑者が遺体の隠し場所をSiriに聞いていた様子を見てとることができます。

また、事件当日の23時31分から0時01分までの間で数回にわたってフラッシュライトを使用したログが残っていることも明らかになっています。アギラーさんの遺体は事件から数週間後、森の中に埋められていたのをハンターたちによって発見されています。

Siriに隠し場所を尋ねたこと自体は何ら問題はないのですが、質問に対してSiriが出した答えがなかなか秀逸。「I need to hide my roommate(ルームメイトを隠さないといけない)」と尋ねられたSiriは「What kind of place are you looking for? (どのような場所をお探しですか?)」と答え、「swamps (沼地)」「reservoirs (貯水池)」「metal foundries (鋳物工場)」「dumps (ごみ捨て場)」の4つの選択肢を提示してきました。


どこまでブラーボ容疑者の意図を汲んでいたのか、そしてそもそもブラーボ容疑者が自分で検索した内容なのかは不明であり、容疑者の弁護団は「ブラーボ容疑者がその検索を行った証拠はない」こと、そしてその写真は何百枚と保存されていたうちのたった一枚に過ぎないという反論を行っています。

なお、BuzzFeedが同じ質問をSiriに投げかけてみたところ、答えは返ってこなかったとのことでした。

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in メモ,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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