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スポーツのデータ分析にウェアラブル端末・Surface・高精度カメラを導入、次世代データ分析がスポーツ界で主流に

By Francois Peeters

2014年にブラジルで開催されたFIFAワールドカップでは、7台のハイスピードカメラでゴール付近を毎秒500コマで撮影し、ゴールラインをボールが完全に超えたかどうかを判定するゴールラインテクノロジーが導入されました。テニスにおいてもコート周囲に10台のカメラを設置し、ボールの動きを瞬時に映像解析するホークアイというシステムが採用されているなど、スポーツ界に導入されるテクノロジーは次々と登場しています。

そんな中でイングランドのプレミアリーグに所属するサッカークラブマンチェスター・ユナイテッドFCや、アメリカのNFLが新しいデータ分析ツールとなるさまざまなデバイスを導入し、スポーツの世界でも高度なデータ分析が主流になりつつあります。

Louis van Gaal has Manchester United's players under video surveillance | Football News | ESPN.co.uk
http://www.espn.co.uk/football/sport/story/328729.html

NFL Communications - National Football League and Zebra Technologies to Provide ‘Next Gen Stats’ for the 2014 Season
http://nflcommunications.com/2014/07/31/national-football-league-and-zebra-technologies-to-provide-next-gen-stats-for-the-2014-season/

NFL Allows Surface Tablets on the Sidelines for the First Time - Businessweek
http://www.businessweek.com/articles/2014-08-03/nfl-allows-surface-tablets-on-the-sidelines-for-the-first-time

2014年8月1日に行われたマンチェスター・ユナイテッドの会見で、同チームのルイス・ファンハール監督が50万ポンド(約8655万円)をかけて練習施設のグラウンドに複数の高精度カメラを設置したことが明らかになりました。

会見に参加したマンチェスター・ユナイテッドのジョニー・エヴァンズ選手は「設置されているカメラは他のチームが使っているのとは少し違って、かなり詳しいデータを収集できます。ファンハール監督はカメラから得たデータを元に『1メートル右に寄れ』といった、非常に具体的な指示をだしてくれるんです。ピッチの上で何が起こっているか、全て把握することができます。今までは結果だけを最重要視していればよかった。これほどまでに徹底的に動きを見られるのは、どの選手にとっても初めての経験ですね」と高精度カメラがどのように使用されているのか説明。

By Gordon Ednie

一方、アメリカのNFLはID情報を埋め込んだRFタグからデータを収集するRFID技術を2014年から使用し、試合中の選手の動きをトラッキングして詳細なデータをコーチや選手だけでなく、ファンにも提供することを決定。17のスタジアムにZebra Technologiesのトラッキングシステムを導入し、選手のショルダーパッドの中にデータを送信するウェアラブルデバイスを埋め込みます。

各選手のショルダーパッドに埋め込まれたウェアラブルデバイスは、選手の位置情報をリアルタイムで分析し、さらに、ポジション・スピード・走行距離といったデータを収集してデータベースに保存。選手の動きをリアルタイム分析するデバイスの導入はNFLにとって初めてのことで、エンドユーザーに「今ピッチの上で起こっていること」を瞬時に届けられるようになります。

By Rex Hammock

NFLが2014年から導入した先進的なテクノロジーはRFIDやウェアラブルデバイスだけではありません。Microsoftのタブレット端末Surface Pro 2を公式のプレイ分析ツールとして導入することも決定しています。2013年に400万ドル(約4億1000万円)でMicrosoftと契約を結んだNFLが導入するSurface Pro 2は、カメラ機能が無効になっていて、スタジアム専用ワイヤレスネットワークにのみ接続できる特別仕様。

また、導入されるSurface Pro 2が作動できるのは、試合中の写真をブラウズできるというプログラムのみで、各チームにはサイドラインに13台、コーチボックスに12台のSurface Pro 2が配布されます。試合中にコーチはSurface Pro 2でプレー中の写真を閲覧し、拡大したり、メモを書き込んだりして、リアルタイムで試合を分析可能。Surface Pro 2を管理するのはチームではなくNFLで、安全上の理由から温度調節可能で鍵付きのロッカーに保管され、試合の時にのみ取り出されます。

By Global Panorama

サッカーやNFLに続々と導入されるシステムやデバイスを使用してデータ分析を行えば、チームの強化につながることは間違いなさそうです。スポーツ界における最先端テクノロジーの導入は進んでおり、今後は一体どのような新しい技術がスポーツと組み合わさるのか、今から楽しみです。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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