iPhone・Zenfone・小米など激安でSIMフリースマホを台湾で手に入れるにはどうすればよいのか、実際にやってみた


Acer・ASUS・GIGABYTE・HTCと、台湾を拠点とするITメーカーは数多く、台湾は今やスマートフォン販売の激戦区となっています。台湾のスマートフォンはSIMロックがかかっておらず値段も安いこともあって、「旅行のついでに海外製スマートフォンを手に入れたい」というガジェット好きも多いはず。それならばGIGAZINEで購入レポートを実際にやってみよう!というわけで、台湾にスマートフォンを買いに行きました。狙いは、独断と偏見に基づきASUSの最新鋭の高性能・低価格スマートフォン「Zenfone 5」です。ZenfoneだけでなくiPhone 4SやHTC One M8など、魅力的なSIMフリースマートフォンがわんさか売られていた台北の最新スマートフォン事情は以下から。

台湾桃園国際空港
台湾の北の玄関口「台湾桃園国際空港」に到着。


この屋根が特徴的な入国ゲート前には左右に2つ銀行があり両替することができます。日本の空港での両替手数料は非常に高いので台湾に着いてから両替するのがベターです。


無事、台湾に入国すると最初にするべきことはプリペイドSIMの入手です。空港玄関を右に進むと人だかりを発見。


台湾桃園国際空港では台湾大哥大(Taiwan Mobile)・遠傅電信(Far EasTone)・中華電信(Chunghwa Telecom)の3社が渡航者向けにプリペイドSIMを販売しています。


どの会社もサービスは同等。3日間無制限にモバイル通信でき100台湾ドル分の無料通話が付いて300台湾ドル(約1000円)、5日間無制限にモバイル通信でき50台湾ドル分の無料通話が付いて300台湾ドル(約1000円)、10日間無制限にモバイル通信でき100台湾ドル分の無料通話が付いて500台湾ドル(約1700円)くらいと非常に安価。


パスポートを見せて台湾大哥大でプリペイドSIMをゲット。なお、COMPUTEX TAIPEI 2014で台湾を訪れたときも台湾大哥大でプリペイドSIMを購入していたので、今回も同じブランドでと思い台湾大哥大にしたところ、「すでにSIMをご契約ですよね?」と言われ、前回使ったSIMカードを出すように言われました。カバンをごそごそして見つけた前回のSIMカードを出すと、データを更新してもらえました。1年以内に台湾を訪れる場合は、以前作ったSIMカードは必ず持って行くべきです。


「高鐵/巴士乗車處」(高速バス乗り場)という看板を頼りに1Fのバス停へ。


桃園国際空港から台北駅までは國光客運の高速バスで125台湾ドル(約430円)。時間にしておよそ1時間から1時間半の距離。


台北駅周辺
台北桃園空港から高速バスで「台北駅(Taipei Main Station)」に到着しました。台北駅はMRT(地下鉄)・台湾国鉄が乗り入れておりバス・タクシーの乗り場もあることから台北市内移動の中心地となる非常に便利な駅です。


時刻は現地時間で18時の夕暮れ時。西門町にある獅子林ビルに向かう前に台北駅周辺でも探してみます。まずは新光三越台北駅前店を目指して出発。


茶色のビルの交差点を右折して忠孝西路一段を西進。


台北市内を巡回するバス停があるので、道路沿いに歩いて行きます。


三越の隣にある大きなビル。


1階に無印良品が入っている道路向かい側のビルが「五鉄秋葉原(WutuAkiba Mall)」。東京の秋葉原にあやかって付けられた名前です。


ビルに入って無印良品を突っ切って進むと……


ソニーストアを発見。


しかし2014年7月現在、まだショップはオープンに向けて準備中でした。


ソニーストアの向かい側にあるのは「SUPER A」というショップ。Appleストアのような店構えで、Apple製品を扱っています。


iPhone 5sは16GBモデルが2万2500台湾ドル(約7万7000円)、32GBモデルが2万5900台湾ドル(約8万8000円)、64GBモデルが2万9500台湾ドル(約10万300円)。なお、これらのモデルはすべてSIMフリー。


新型iPod touch(16GBモデル)は6790台湾ドル(約2万3000円)。


iPhone 5cは16GBモデルが1万8900台湾ドル(約6万4000円)。


台湾ではまだiPhone 4Sが現役モデル。ストレージ容量は8GBだけで1万3900台湾ドル(約4万7000円)。


なお、五鉄秋葉原には他に「LINK WELL」というApple商品を扱うショップがあるのみで、目当てのZenfone 5は確認できず。


ちなみに五鉄秋葉原のビル内には日本人向けのレストランもあります。


撤収しようと思っていると、5階にゲームセンターを発見。


誰もいませんでした。


レトロなゲーム機。


クレーンゲームはどこか寂しい感じ。


なお、かつて五鉄秋葉原(当時はK-MALL)の2階に入っていた100円ショップのダイソーは五鉄秋葉原裏に店舗を構えていました。


五鉄秋葉原から三越をはさんで通りを超えたところに位置するのが電脳ビル「NOVA資訊廣場(NOVA)」。


ASUSやLenovoの専門店が表から見えます。これは期待大。


ビルに入ると独立した小規模なショップがたくさん。


しかしどこを見渡してもタブレット端末ばかり。


1階は「筆電平板」と表記されるタブレット端末やノートPCが中心でスマートフォンはほとんどありませんでした。


2階に「行動通訊」という表記。漢字から携帯電話だとピンときました。さっそく2階へ。


2階のショップはほとんどがスマートフォンを売るお店。台湾のHTCと韓国のSamsungのスマートフォンが多め。


ASUSの看板を掲げるショップを発見。


ガラスケースには目当てのZenfoneが入っていました。めでたく発見できたので、Zenfone 5(LTE版)を指さすと、電卓をはじき「7990」。1000台湾ドル(約3400円)も上乗せの観光客価格。負けじとスマートフォンでASUSの台湾公式ページの価格「6990台湾ドル(約2万4000円)」を見せても、「ニューモデルだから」と譲る気配はまったくなし。まだ旅は始まったばかりなので、「また来るね」と言い残して店を離れます。おそらくもう来ることはないでしょう。


他の店で目にとまったのが中国メーカーOPPOのスマートフォン群。これはFind 7aで1万4390台湾ドル(約4万9000円)。


R1Lは1万990台湾ドル(約3万7000円)。


裏面はガラス。


サイドがゴールドの金属フレームでデザインもよく値段以上の高級感がありました。


これはOPPO Yoyoで6990台湾ドル(約2万4000円)。


さらに安いのがこのOPPO Neo 3で4990台湾ドル(約1万7000円)。しかし画面のベゼル幅が広くて安物臭さは否めません。


R1Lと比べるとプラスチックのカバーがかなり安っぽい……。6000台湾ドル(約2万円)の差は非常に大きいのだと感じさせられます。


最後はOPPOのハイエンドモデル・OPPO N1で1万5990台湾ドル(約5万4000円)。


カメラ部分をこんな感じで回すことで……


自分撮りが捗るというわけです。


中古のスマートフォンもたくさん売っていました。よく見るとHTCとNokiaなのに台座はSamsung。


HTCなのにLumiaと結構いい加減です。


鴻海精密工業(ホンハイ)のスマートフォンInFocus M320や……


躍進中の中国メーカー・小米(シャオミ)の5.5インチスマートフォン紅米Noteも発見。


最新モデルHTC One M8(左)の中古品もあり。Nexus 5(右)よりもちょっとだけ縦長。


値段は1万6500台湾ドル(約5万6000円)とのことですが、交渉次第では値引きしてもらうことは十分可能です。


ぐるっと回ってきてとあるお店に……


Zenfone・Padfoneシリーズが入荷していました。


Zenfone 5は2014年7月8日に発売されたばかりのLTEモデル(左端)に、32GBモデル限定カラーのゴールドまでずらりと勢揃い。LTE版は16GBモデルが6990台湾ドル(約2万4000円)、3G版16GBモデルが4990台湾ドル(1万7000円)。OPPOのYoyoと同じ価格ですが、性能・質感は比べるまでもなくZenfone 5の圧勝。


画面サイズ6インチのファブレット端末Zenfone 6は16GBモデルが6490台湾ドル(約2万2000円)


手に取るとさすがに6インチはデカイ。


入荷すればすぐに売れてしまうというZenfone 4も白・赤の2台だけ残っていました。本日は土曜日。明日までには売り切れてしまうかもしれません。


お目当てのZenfone 5(LTE版)の値段を恐る恐る尋ねると定価表示。


もちろん即購入。Zenfone 5シリーズは赤色が圧倒的に人気で入荷しても即売り切れることもしばしば。しかもLTE版の赤色はこの時点ではオンラインで注文できず、店舗でしか手に入らない品。短い滞在期間で出会えたなら即買いが無難です。


店員さんは、「チェックするでしょ?開けるね」と言って、手慣れた様子でパッケージを開封。


中身を確認するように言われます。


初期不良があればあとあと面倒なことになるのは明らか。海外でスマートフォンを購入する場合は、必ずチェックするのが大切です。Nexus 5からSIMカードを取り出して、Zenfone 5に入れ替えてもらいます。


Zenfone 5に装着。


電源を入れるとASUSのロゴ。無事、Zenfone 5(LTE版)をゲットです。なお、今回、空港で購入した台湾大哥大のプリペイドSIMはLTEには対応していないので、滞在中に150MbpsのLTEを体感することはできませんでした。台湾のプリペイドSIMがLTEに対応するのに期待です。


西門駅
台湾でスマートフォンを買う場合に、絶対に外せないのが西門町にある通称「スマホビル」こと獅子林ビル。すでにZenfone 5をゲットでき、現地時間の21時を過ぎていますが、偵察に行くことにします。

西門駅は台北駅の隣の駅。MRT(地下鉄)で青いラインの板南線に乗ればわずか3分の距離です。


MRTに乗るためには自動販売機で……


トークンと呼ばれる青色のプラスチック製のコインを購入します。トークンにはICチップが内蔵されており入り口では自動改札機にこれをかざして入場し、出口ではコイン投入口に入れればOK。


台湾のMRTは、20台湾ドル(約70円)から50台湾ドル(約170円)と非常に運賃が安いので、市内の移動ではMRTのお世話になること間違いなし。トークンを毎回買うのは面倒なので、悠遊卡(ゆうゆうカード)というプリペイド式ICカードを購入するのが非常にオススメです。


悠遊カードはMRTの駅や売店で購入できます。


今回買った悠遊カードは黄色にハートマークのデザイン。


悠遊カードの価格は500台湾ドル(約1700円)で、このうち400台湾ドルを使用可能。デポジット分の100台湾ドルは、使用済みカードを返却することで返金してもらえ、カード自体は有効期限2年なので、台湾に来る予定がある場合はキープすることもOK。悠遊カードはMRTだけでなくコンビニやカフェなどで使えることも非常に多く、特に威力を発揮するのがバス。言葉がしゃべれなくても目的地までの運賃を正確に支払えるので、強烈に便利です。

悠遊カードは自動改札にタッチすればOKで非常に快適。


なお、駅の改札には日本語の観光案内図が置いてあるのでゲットしておくと役に立つ……かも。


西門駅に到着。


6番出口で地上へ。


さすがは「台湾の渋谷・原宿」と言われる西門町。夜なのに大勢の人で賑わっています。


広場にはハープを弾く女性も。


台湾でも大人気のONE PIECE。


西門町の通りには、至る所に屋台が出されていました。


UNIQLOの入るビルを過ぎて……


交差点でラップを披露する男性を見つつ……


さらに進んだ先に……


スマホビルこと獅子林ビルがありました。1階角のSONYストアが目印です。


21時半を過ぎているのにHTCの公式ショップは開いていました。


中をのぞくとHTC Desire 816。


2014年6月に発売されたばかりのピンク色。


これはHTC Desire 610。


4.3インチサイズのHTC Desire 300。


そしてハイエンドモデルのHTC One M8。


HTC One お決まりのメタリックボディは美しさにさらに磨きがかかっています。


背面にはデュアルカメラ。


これは「HTC Dot View」というスマートフォンケース。


ふたを閉じるとドット絵が浮かぶ仕組み。


これはHTC One mini2。HTCは台湾メーカーなので日本未発売のモデルがよりどりみどりでした。


HTCショップを出て、いざ、獅子林ビルに突撃です。


そこに広がっているのは非常に小規模なショップ。ショップにはガラスのショーケースが必ずあり、新品・中古、古今東西の携帯電話・スマートフォンがカオスな状態で販売されています。なお、店頭でカメラを向けると速攻で撮影禁止令が出てくるので注意です。


「中古機高値買い取り」の看板。


掘り出し物を発見。Samsung Galaxy Note 3がなんと3990台湾ドル(約1万4000円)。しかし、コレ見せてと伝えると「あ、これね。1万6500(約5万6000円)だよ」と電卓をポチポチ。どれだけデカイ釣り針なのか……。


数は少ないものの、中古のフィーチャーフォンもいろいろあり。


22時を過ぎたのでひとまず撤収。また明日来ることにします。帰り道にはさまざまな屋台。これは精巧な人形を作ってくれる店。


食べ物も豊富。


普段500台湾ドル(約1700円)が特売で100台湾ドル(約340円)との表記。普段の価格って……。


ハープの女性は夜が更けるまで美しい音色を奏でていました。


夜が明けて再び西門駅に到着。時刻は朝10時。


ハープの女性はいません。


昨夜は人でごった返していた通りには客待ちのタクシーだらけ。


屋台は姿を消し、昨夜とは打って変わって静かな通りに。


客待ちのタクシーは台湾桃園国際空港まで900台湾ドル(約3000円)とのこと。複数人ならアリの値段です。


ラップの男性が居た場所には特設ステージが作られていました。今日は日曜日。イベントがあるのでしょう。


獅子林ビルを目指して前進。


昨夜は気付かなかった奇抜なイエローカラーが近づいてきました。


よく見るとおびただしい数のエアコン用室外機。


ほとんどのショップがまだ開店前。


なんと開店時間は11時半。


ちなみにソニーストアは12時・13時と遅めの開店時間になっていました。


しかたがないので西門町のスターバックスカフェで時間つぶし。


悠遊カードでの支払もOK。非常に便利です。


4階まである広々とした店舗でした。


11時半になったので再度突撃。


台湾のアイドル歌手が来ているのか、スゴイ人混みになっていました。


到着。


まずはソニーストア。


Xperia T2。


リストバンド型ウェアラブル端末のSWR10。


Xperia M2。


Xperia E1など日本未発売のモデルがたくさん。台湾でもソニー製のスマートフォンは近年、非常に人気とのこと。


続いてSamsungのショップ。


Galaxy S5。


リストバンド型ウェアラブル端末「Gear」は5990ドル(約2万円)。


そして本日も獅子林ビルのスマホ市へ。


Zenfone 5(LTE版)を発見。ためしに値切ってみたところ、意外にも6990台湾ドル(約2万4000円)があっさり6500台湾ドル(約2万2000円)に。昨日、定価で買っちゃったよ……。


タブレット端末も数は少ないながらあり。


InFocus M210は赤色の端末もあるようです。


iPhone 5sもあり。当然、SIMフリー。


小米のMi2の中古機を発見。


価格は4500台湾ドル(約1万5000円)とのこと。


ピンク色のiPhoneを発見。


台湾では「包膜」と呼ばれるスマートフォンのコーティングが大流行中。


かなり美しく加工してもらえるようでした。


以上の通り、台北のスマートフォン市場は魅力的な端末にあふれるカオスな状態でした。たいていの店では新品・中古を問わず値引き交渉は当たり前。電卓を互いにはじき合いまくっているうちに、日本語VS中国語での熾烈な駆け引きの応酬が繰り広げられ、いつしか言葉の壁を乗り越えて、スマートフォン売買という共通の目的を目指した同志として心が通じ合う奇跡の一瞬が訪れることもしばしばでした。台湾でスマートフォンを購入してみたいという人は、何はともあれ現地に行ってみて、臆することなくガンガン交渉してみることをオススメします。

・つづき
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in 取材,   モバイル,   ハードウェア, Posted by logv_to