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スターバックスが従業員に無料で大学のオンライン講義が受けられるようになるプログラムを提供

By Betsy

スターバックスは、従業員が無料でアリゾナ州立大学のオンライン講義を受けられるようにすると、6月15日に明かしました。このプログラムはスターバックスで1週間に少なくとも20時間は働いており、アリゾナ州立大学に入学できる成績とテストの点数を持つ、アメリカの従業員13万5000人が利用できるものとのことです。

College Plan | Starbucks Coffee Company
http://www.starbucks.com/careers/college-plan

Starbucks, ASU team up for employee education program | ASU News
https://asunews.asu.edu/20140615-starbucks-asu-partnership

Starbucks to Provide Free College Education to Thousands of Workers - NYTimes.com
http://www.nytimes.com/2014/06/16/us/starbucks-to-provide-free-college-education-to-thousands-of-workers.html


大学を卒業するには決められた数以上の単位を取得する必要がありますが、卒業に必要な単位の半分しか取得していないという場合、スターバックスとアリゾナ州立大学が発表したプログラムを使えば、残りの授業料は全てスターバックスが支払ってくれます。なお、半分以下の単位しか持っていない場合でも、授業料の一部を払ってもらえる、とのこと。

グループ内での教育に力を入れているLumina FoundationのJamie P. Merisotis会長は、多くのスターバックス従業員にとって、オンライン講義は学士号を取るための唯一の手頃なプランになるだろう、とコメントしています。

By Mark

スターバックスが発表したプログラム以外にも、多くの授業料支払いプログラムや奨学金制度が存在しています。しかし、そういったものは大抵の場合授業料を全額支払うには足りなかったり、企業の新入社員は対象外となっていたり、何年も長い間コツコツと返済を続けなければいけなかったりするのが普通です。しかし、スターバックスの提案するプログラムは、社員となったその日から各自が好きな事柄を勉強可能で、好きなタイミングで退職してしまってもOK。

「このプログラムを社員が活用することで得られる経験値が、我々のブランド・評判・ビジネスを高めてくれるだろう」、とインタビューの中で答えたのはスターバックスの会長兼最高経営責任者であるハワード・シュルツ氏。彼は、「このプログラムにより、従業員のパフォーマンスは向上し、より良い人材を引きつけ雇うことができるようになるだろう」ともコメントしており、プログラムが大いにスターバックスに良い影響を与えると確信しているかのよう。

By Richard Eriksson

低賃金のサービス業の中で、数十年も働いてくれる従業員のいるスターバックスは他のサービス業から見ればまさに異常な存在です。なぜ厳しいサービス業であるにもかかわらずスターバックスにはベテランの従業員が多く残るのかというと、スターバックスではアルバイトにも健康保険を提供していたり、従業員にはストックオプションを与えたりと、他企業にはない制度が存在するから。スターバックスの株価は、2014年6月13日の段階で74.69ドル(約7600円)となっており、株式を公開した1992年当時の100倍以上に成長しています。

スターバックスと協力してオンライン講義を従業員に提供していくアリゾナ州立大学は、アメリカで最も大きなオンライン学位プログラムを持つ大学のひとつで、1万1000人の生徒と、40種類の専攻科目をもつ、現在最も注目されているもののひとつと考えられています。アリゾナ州立大学とスターバックスは、どれくらいの数のスターバックス従業員がこのプログラムを受けるかはまだ分からないとしながらも、何千人もの登録者が現れることを期待しているようで、アリゾナ州立大学の理事長でオンライン講義を広めた人物としても有名なMichael M. Crow氏は、急激なアクセス増加にも耐えられるようにシステムの準備を行っているところであることを明かしています。

通常、アリゾナ州立大学における大学課程の授業料は、1単位当たり500ドル(約5万1000円)で、学士号を取るには120単位で約612万円が必要です。

By Maureen McLaughlin

ロサンジェルスのサンペドロで母親と2人の兄弟と一緒に暮らすAbraham G. Cervantesさんにとって、スターバックスのプログラムは願ってもないものだったそうです。Cervantesさんはスターバックスで働きながら、音楽スタジオでも働く24歳の青年です。彼はコミュニティ・カレッジ(アメリカの公立2年制大学)でクラシックに出会い、仕事のかたわらでショパンやバッハ、ベートーヴェンなどの大好きな曲を家の使い古したピアノで練習して、音楽の教授になることを夢見ていたそうです。しかし、家庭の生計を支えながら勉強を続けることは非常に困難で、準学位の単位さえ取得できていなかった、と言います。

Cervantesさんは、2つの仕事をしながら学校にも行く、というのは非常に困難なことだったので、「新しいスターバックスのプログラムは僕にとってとても助けになる」とコメントして、スターバックスのプログラムを歓迎しています。

By Matt Kowal

Tammie R. Lopezさんの父親は、彼女が大学1年生の頃に急に職を失ってしまいました。彼女の両親はなんとかLopezさんの学費を捻出するためにお金をかき集めようとして、ついには家まで売ろうとしました。Lopezさんは「家を売るくらいなら」と、大学へ行くのを辞めて仕事を探し、現在はサンフェルナンドヴァレーで暮らしながら、スターバックスの従業員として働き、夜にコミュニティ・カレッジに通っています。彼女は手話通訳になるべく勉強に励んでいますが、他にも経済学などを学んでみたいとも考えているそうです。

そんな時にスターバックスのプログラムが発表されたので、Lopezさんは「財政的負担がなくなって、2、3年で大学を修了できるかもしれない」と言い、さらに「もしも緊急時や街に行かなければならない用事があったとしても、PCを持っていけば講義を逃すことはなくなる」と、オンライン講義への期待も語っています。

By Alexander Smolianitski

スターバックスの従業員調査によると、従業員全体の70%が学位をもっていないとのことで、大学に行ったことのない人や、中退した人、在学中の人も複数いることが判明。これらの調査結果や、CervantesさんやLopezさんの境遇が自身の思い出と重なる、と会長のシュルツ氏はコメントしています。

By Artotem

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in メモ, Posted by logu_ii

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