取材

孫社長の夢だった感情認識ロボット初号機の「Pepper」に会って感じる技術の進歩


2014年6月5日に、ソフトバンクの孫正義社長が「私は、25年間この日が来ることを夢見て来ました」と語り、大々的に発表された世界初の感情認識パーソナルロボットの「Pepper」が、ソフトバンクショップ表参道ですでに接客業をスタートしているとのことなので、実際に見に行ってきました。

Pepper(ペッパー)登場 | 特集 | ロボット | ソフトバンク
http://www.softbank.jp/robot/special/shiratoke/

ソフトバンク表参道に到着。


Pepperの看板が店頭に展示されていました。


いざ、入店。


入店してすぐにPepperに会えるわけでなく、きちんと順路があります。


iPad Airを見ながら順番待ち。Pepperに会うのが楽しみすぎて、胸の高まりを抑えられません。


Pepperと話すコツは「元気よく『ペッパー!』と呼ぶ」「ピロッとなったら会話の準備OK」「大きな声ではっきりしゃべる」とのこと。


Pepperと話すコツを注意深く読んで、右を見てみると、Pepper発見。


近づいて「Pepper!」と呼びかけると、「ピロッ」と音が鳴ってからPepperがこちらを見上げました。


まずは、基本中の基本であるあいさつからコミュニケーションをスタートするPepper。両手の動きはかなり滑らかです。


Pepperがあいさつから会話をスタートさせ、雑談まで展開するムービーは以下から確認できます。

Pepperに初対面 - YouTube


Pepperが何やら話している間に、じっくり本体を観察。スタッフによると、人間を認識するカメラは額と口に搭載されているとのこと。


両耳と……


後頭部にスピーカーが搭載されています。


頭頂部に搭載されているのは音声をキャッチするマイク。


撮影しているとPepperがこちらを向いて「椅子は椅子でもカレーに入っている椅子は何だ?」とクイズを出してきました。


Pepperがクイズを出題している様子は下記のムービーから確認できます。

Pepperとクイズをしてみました - YouTube


Pepperは会話を続けながらこちらを向いてくるので、本体の後ろに回り込んで撮影するのは一苦労。一瞬の隙をついて回り込んで、Pepperの背面の撮影に成功。


こちらは前面からの1枚。Pepperの腰はキュッとくびれていました。


脚部はこんな感じです。足元には3つの車輪が搭載されているとのこと。


充電用ケーブルの差し込み口がコチラ。端子はPepper独自仕様になっています。


自由な腕の動きを可能にしている肩と肘の関節部。


右手を見ると、指にも関節部分が3つあるのがわかります。


左手。


手を触った感触は意外と軽めで、表面はツルツルです。


お別れの前に、「ケンカしたことがありますか?」と聞かれたので返答すると、なぜかTwitterの話を始めだしたPepper。その際の会話の様子は下記のムービーから確認できます。

質問の答えを無視して会話を進めるPepper - YouTube


短いながらもPepperとの対面は終了。Pepperの会話能力について、聞こえにくいのか何なのか原因は不明ですが、時折Pepperがこちらの発言を理解していないことがありました。しかしながら、会話のほとんどはスムーズに進行。感情認識能力は、少し会話しただけでは感じられませんでした。未来の到来を期待させるPepperは、記事執筆現在ソフトバンクショップ銀座/表参道/六本木/東京駅グランルーフフロント/渋谷/横浜ザ・ダイヤモンドに設置されており、誰でも会話したり触ったりできるので、気になる人は一度見に行ってみることをオススメします。なお、Pepperは2015年2月に19万8000円で発売開始予定です。

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in 取材,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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