名作「フォレスト・ガンプ」がファミコン風に8ビット化されたらこうなりました

SF映画の金字塔「ブレードランナー」や、超大作「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚となる映画「ホビット」を16ビット化してシミュレーションRPG化しているCineFixが今度は感動の名作「フォレスト・ガンプ 一期一会」を横スクロールのアクションゲーム風に仕立てたムービーを公開しています。

Forrest Gump - 8 Bit Cinema - YouTube


映画と同じく、「いつもママが言ってた。人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみないと分からない」で始まるシーン。

フォレストのIQは70程度と少し低いため、いつも友だちからいじめを受けていました。しかしそんなフォレストをいつもかばってくれていたのがジェニーでした。

「フォレスト！逃げて！」とジェニーに言われて走り出すフォレスト。ここでフォレストは自分が俊足であることに気がつきます。

大学時代でもフォレストの才能はいかんなく発揮されます。いつものいじめっ子にトラックで追いかけられて逃げるフォレスト。

トラックは壁に突っ込んで大破してしまいます。そんな様子を見ていたアメフトのコーチはその才能を見いだし……

フォレストをアメフトの選手としてデビューさせます。

試合がキックオフ！フォレストは全米代表選手に選ばれるほどの活躍を見せていました。

ボールをキャッチしたフォレストは、一心不乱にエンドラインを目指します。

その俊足に誰も追いつけず、見事にタッチダウン！

しかし、ルールがよくわからないフォレストはそのまま観客をなぎ倒して走り去ってしまいます。

そんなフォレストは、ベトナム戦争に出征することに。

ライフルの組み立てで新記録をうち立てるという才能を発揮。

戦地で敵軍の攻撃を受けたフォレストの部隊は危機的状態に。

仲間を助けにフォレストは戦場を何度も往復します。

この戦場で助けた仲間の中には、後に同士となるダン小隊長とバッバがいました。ダン小隊長はこの戦地で両足を失い、バッバはエビ漁師になるという夢がかなわぬまま戦死を遂げてしまいます。

お尻に銃撃を受けて「何かに噛まれた！」のシーンもキッチリと再現。

戦地でケガを負ったフォレストは病院で手当を受けます。そんな病院で出会ったのが卓球でした。たぐいまれなる才能を発揮したフォレストはまたもや全米チームに抜擢され、強敵中国を相手にめざましい活躍を見せます。

炎のスマッシュで圧勝。

その後、フォレストはダン小隊長と再会。ダン小隊長は両足を失いながら生き延びてしまったことを悔いており、助け出したフォレストを逆恨みしていました。

すさんだ生活を送っていたダン小隊長は、「アンタの友だち、バカなの？」とフォレストをバカにする女たちに激高し、追い出してしまいます。一時はフォレストを恨んでいたダン小隊長も、心の底では命を助けてくれたフォレストに感謝していたのでした。

その後、フォレストはダン小隊長とコンビを組み、戦友バッバの夢だったエビ漁師として働きだします。立ち上げた会社の名前は、バッバの名前を入れた「バッバ・ガンプ・シュリンプ」というものでした。

嵐の漁で大成功したフォレストとダン小隊長のコンビは、ここから著しい成長を遂げます。ムービーには登場しませんが、エビ漁で得た資金をもとに「果物の会社」に出資します。実はその会社こそがベンチャー時代の「アップル」で、同社の上場とともに2人は大金を手にすることに。

その後、母がこの世を去り、初めて一夜を共にしたジェニーも姿を消してしまったフォレストは、「ただ走りたかったから」という理由で家を飛び出して突然走り始めます。

すると、なぜか彼の走りは「平和を求めて走る男」として人びとに神格化され、多くの賛同者が走りを共にするように。

途中で手渡されたTシャツに偶然現れた模様から、スマイリーフェイス(ニコちゃんマーク)が生まれるというミラクルも。

突如、フォレストは立ち止まり、後を追っていた賛同者のほうに振り返ります。「待て、何か話すぞ」と固唾をのんで見守る賛同者に対してフォレストは「疲れた。家に帰りたい」とだけ告げて走るのをやめてしまいました。

その姿をテレビで見ていたジェニーからフォレストに手紙が届いていました。冒頭のベンチに座るシーンは、そんなジェニーに会いに行くためにバスを待っていたシーンなのでした。猛ダッシュでフォレストはジェニーのもとへ。

そこでは、不治の病に冒されていたジェニーとの間に生まれた「もうひとりのフォレスト」と感動の対面をすることになるのでした……。

ワシントンの平和大会のシーンでプールの中でジェニーと抱き合う場面などが描かれていないのが残念なところですが、作品のさわやかな感動を呼び起こしてくれるムービーとなっていました。