取材

アニメミライは今どうなっていて今後どうなるのか「アニメミライの未来」を語る


文化庁の「若手アニメーター等人材育成事業」の一環として行われている「アニメミライ」は2010年度にスタートしてから年に4作品・合計16作品を世に送り出してきました。これまでは文化庁からJAniCA(日本アニメーター・演出協会)が委託されていましたが、2014年度は日本動画協会が行うことになっています。これによってアニメミライがこれまでに生み出してきた作品はどうなるのか、そしてアニメミライの未来はどうなるのか、マチ★アソビ Vol.12の中でトークイベントが開催されました。

アニメミライの未来 - マチ★アソビ vol.12 2014.05.03~05.05開催
http://www.machiasobi.com/events/animemirai.html

イベントの進行を担当したのはアニメミライ2014までのプロジェクトマネージャーで弁護士の桶田大介さん。


ゲストとしてトリガーの大塚雅彦さん、コミックス・ウェーブ・フィルムの川口典孝さん、ユーフォーテーブルの近藤光さんが参加しました。


そもそも「アニメミライ」ではどういう作品が作られているのかがわかる、2013年度事業(アニメミライ2014)の劇場予告編がこちら。

アニメミライ2014 劇場予告(第2弾) - YouTube


アニメミライ プロジェクトマネージャー 桶田大介さん(以下、桶):
まずは、アニメミライというのが現状どうなっているかというご報告をさせていただきたいと思います。言葉で説明するのはわかりづらいかなと思って資料を用意しました。A3までしか出力できるプリンターがなかったので、ちょっと見えづらいかもしれません。


桶田さんが出していた資料はコレ。


桶:
これはアニメミライがどういう構造になっているのかを示したもので、一番下の赤枠内にある「若手アニメーター等人材育成事業」という部分が文化庁の事業です。4月に始まって翌年3月に終わるもので、4月から始まるものについては前の年度に文化庁で選定をして選ばれた会社が作ります。当初は「PROJECT A」という名前でしたが、2年目から「アニメミライ」という名前がつき、参加する会社さんが増える中で、2013年10月に参加した制作会社のみなさんで団体として「一般社団法人アニメミライ」を設立しました。左側にある後援各社というのは、たとえば今年3月に劇場公開したときでいえばTOHOシネマズさん、テレビ放送だとMBSさんや読売テレビさんなどがあり、あるいはDVDとしてTSUTAYAさんでレンタルしたりすることができます。いわば、作品の出口部分と育成部分の2つのユニットからなっているというような形です。

ユーフォーテーブル 近藤光さん(以下、近):
「発注」という言葉が正しいかわからないけれど、文化庁から発注があるのはこの下の事業の部分だけなんですよね。

桶:
はい、文化庁からの要件としては「作品の発表機会をなるべく確保してね」というお願いがあるだけなので。

近:
お上としては、せっかく作ったからには世に出したいとやっていることなんですね。

桶:
そうなんです。変わった点としては、これまで4年間の運営主体は日本アニメーター演出協会、通称JAniCAという私が監事を務める団体でしたが、今年は日本動画協会という制作会社さん中心の集まりに切り替わったと、単純にいうとこれだけの話です。

近:
ネットでは「アニメミライがなくなる」「アニメミライ作品が見られなくなる」とも言われたりしていましたが、「そんなことはありませんよ、継続しますよ」ということですね。

桶:
はい。この件を聞いたとき、川口さんはどうでしたか?

コミックス・ウェーブ・フィルム 川口典孝さん(以下、川):
なくなったかと思いましたよ。電話がかかってきて、どうしたの?って。

桶:
結論を言うとそれは誤解でして、文化庁の事業は続きます。事業自体も、自由にフリーハンドでやっていいという構造ではなく、4つの企画を公募して作ってくださいという部分は最初から決まっていますので、今年度分についてはオペレーションをやる団体が変わったよということ以外は何も決まっていないです。


近:
これまでもマチ★アソビでアニメミライのことをやってきたので、この場できちんをお話をする機会を持った方がマチ★アソビにもアニメミライにもいいんじゃないかということでアニメミライの方に気を遣っていただき機会を設けていただいたというのが今日の趣旨です。

桶:
JAniCAからは「今年の事業は受けませんでしたよ」というリリースが出ていて、一方、動画協会からは「今年の事業を受けました」というのが出ているというほかは何も出ていない状態でして、文字通りアンダーコンストラクションですよというお話です。

近:
事業は続くけれど運営会社が変わって、今までのアニメミライとPROJECT Aで作った16本については引き続きアニメミライとして世に出していくし、DVD・BDを売ったりしていく。「リトルウィッチアカデミア2」が作られるのなら、それはトリガーさんなりアニメミライ運営チーム含めてやっていく、ということなんですかね。

トリガー 大塚雅彦さん(以下、大):
そうですね、僕もこの話を聞いたときどうなるんだろうと思いましたが、今現在も「こうなります」ということはまだ言えない状況で、どうしていきましょうかと話している段階です。決まってから発表した方がいいかもしれないけれど、早めに情報を出すことも必要なのかなと思い、アニメミライと関係の深いマチ★アソビという場があるので、現状をお話をすることに意味があるだろうということで登壇することにしました。

桶:
早めに決まって中間報告もなしですんなり行った方がいいんですが、大塚さんの仰ったように、5月になって「今年のプロジェクトはどうなっているのだろう?」と思われる方がおられるならば、今はこうなっていますということをお知らせしようかということです。主催自体は文化庁で変わらず、手元でオペレーションする人が変わって、文化庁と動画協会と私たちは話し合いを続けている最中なので、大きいところは変わらないで続いていくんじゃないかと個人的には思っています。

川:
でも、例年よりスケジュールが押し気味なんですよね?……これは言わない方がよかった?

近:
結論から言うと、僕らは誰も現状を知らないということですよね。

大:
うちが「リトルウィッチアカデミア」を作ったのはおととしのことで、今頃は……えーと、もう脚本は書いてましたかね?


桶:
去年の例だと4月末に締め切りをしているので、今まさに書面の準備をして、どこの会社にお願いするかという会議の準備をしている真っ最中ですね。

大:
そうか、連休明けに書類が届いたのか。

近:
大塚さんすごいですね、おととしのことを覚えてるなんて……。おととしに何やってたかなんて、去年何をやってたかから逆算しないと出てこないですよ。もう時間の経つのがあっという間で。「キルラキル」、大変だったでしょ?

大:
大変でしたよ……。

近:
やってる間は、今日が金曜なのか土曜なのかわかんなくなりますよね。

大:
キルラキルが終わって1ヶ月ちょっとですが、すごく昔のことに思える。それまでの時間の密度が濃すぎて1日1日がすごく長く感じます。今回、徳島には監督たちと来ましたが、僕と同じように「あれから1ヶ月なんだよなぁ」って言ってます。作品を作っているときは時間の感覚が変わりますね。

近:
スコーンって変わるよね。テレビシリーズと違って、アニメミライは細かく工程を報告していかなければいけないんですけど、やってみてどうでしたか。

大:
リトルウィッチアカデミアは30分の作品を半年くらいかけて作るという贅沢な作り方をしました。スタッフは決められた人数でやることになっているので、テレビシリーズとは違う作り方をしましたが、若手を教えるということで監督がかなりアツく、普段ならできないぐらいに細かい指導ができました。経験のある若手が成長したことでキルラキルで屋台骨を支えてくれたのは、吉成監督が時間をかけて彼らを育ててくれたおかげです。テレビシリーズも時間がない中で作るという1つの経験になるけれど、アニメミライに参加することで、テレビシリーズだけでは身につかないものを確実に得られたのではないかと実感します。

近:
桶田さん、文化庁とか動画協会から連絡はありました?

桶:
ありました。文化庁には4年間ありがとうございましたという報告をしましたし、昨年度の事業の清算書類もいろいろとありますので。その中で、文化庁としてはアニメミライという枠組みは、JAniCAがやるにしても動画協会がやるにしても、文化庁事業として続けて欲しいんだと言ってもらっていて、担当者とも話し合いを進めているところです。これは誰のものでもない国の事業なので、実施する方向で調整中という感じですね。このあたりは時間が来ているので早くしてねというところでもあります。2014年度事業に応募していただいたコミックス・ウェーブ・フィルムの川口さんからすると、外から見たアニメミライはどうですか?


川:
DVDを売ろうとか考えなくていいわけですよね、パンツ見せたりしなくていいわけですよね?

近:
今の発言は女の子たちがパンツを見せるとDVDが売れるかのような……

(一同笑)

川:
まぁそうでもないですけど(笑)、アニメミライの作品を見ていると、やっぱりアニメーターの方たちはああいうのをやりたいんだろうなと思ったりします。今の深夜アニメだとやらせてもらえないような作品、わりと純粋なものが出そろうじゃないですか。僕は「おぢいさんのランプ」が一番好きで、こういうのは久しく見てないなって感じます。それでうちも乗ろうとしたんですけれど……。

近:
自腹を切って作ればいいんですよ。僕は「桜の温度」を全部自腹で作って、今でもufotable CINEMAで流しています。


川:
確かに、全部自腹ですな。

近:
上映開始から2年半ぐらいになりますが、絶対この映画館で流し続けろと言っていて、アニメ史上もっとも上映が続いている映画だと思います。本気でギネスに申請しようと思ってます。

大:
毎日ですか?

近:
「絶対、何があっても毎日かけろ」と言ってます。

桶:
どれぐらいいけばギネス記録なんですか?

大:
もう相当いってますよね……。

近:
アニメを見る側としては40年以上やってますけど、こんな作品はないはずです。

大:
ないでしょうね。

桶:
ということで、アニメミライ自体の事実の告知ってここらへんまでで全部なんです。こうして注目を浴びるようになったのは文字通りマチ★アソビのおかげだと思うのでありがたいです。

近:
そんなこともないですよ、公式リポーターのオーディションとかやって、マチ★アソビで場を使ってくれたというのがあります。だって、オーディションっぽくやってるけれど、いわばアルバイトの面接だよね。それを眉山山頂で、しかも人前でやったけれど、それも含めて面白かったんじゃないですか。

アニメミライ2014 公式リポーター 最終オーディション - YouTube


川:
今後のことでいうと、文化庁はBLはダメなんですか?活きのいいBL作るのがいるんですが。

(一同笑)

近:
これはぼくらと議論しても意味がない、文化庁に言わないと(笑) さっきは「おぢいさんのランプ」って言ってたのに、なんでBL?(笑)

川:
出したら1本ぐらいはするっと行くのかなって。いま何か種があるわけではないので仮にですけど、どこまでOKなんでしょう。

近:
どうなんだろう。次も桶田さんに声をかけてもらって、文化庁とか動画協会とかの人に来てもらって続きをやってもらうと面白いですね。

桶:
それは面白いですね、お伝えしておきます。

川:
うち、動画協会の準会員してます。

大:
うちは……入ってないかも……。会社ができたばっかりで、やらないきゃいけないけれどやってないことがいっぱいある気がして……こんな場所でおおっぴらに言うことじゃないですね。まだまだ勉強中です。こういうことやってないんじゃないって心配すべきことがあったらぜひ教えて下さい。

近:
すごいね、こんな話をしているのに人が減るどころか増えている。でも、アニメミライという事業がなくなっていないことを初めてきちんといえたんじゃないかなと思います。僕らは業界人だから当然知っているけれど、たぶん一般の人はわからないんじゃないかと感じていて、今日この場に100人以上いるはずで、みんながツイートしてそれぞれ100人ずつフォロワーがいれば1万人以上見てくれる。そうやってマチ★アソビは大きくなってきたので、それを見て次の事業体が続いていけば、アニメ業界として悪くないだろうなと。

桶:
そういう形で、最初に預かったバトンが次に渡ったりしていくのは一番いいことだなと思っています。

近:
大事なのはアニメミライが終わってないということですよね。過去の作品は制作会社のものであって、文化庁のものでもJAniCAのものでもないので、トリガーさんの判断でリトルウィッチアカデミア2は作れる、それをきちんと伝えるのが今日の会です。2、作るんですよね?

大:
やってる最中です。作らないといけないんですよ、お金も集めちゃったので。これで作らなかったら相当怒られますよ。

(一同笑)

近:
お金はいくら集まったんですか?

大:
62万ドル(約6300万円)ぐらいですね。これは公開されている情報なので出して大丈夫です。

Little Witch Academia 2 by Studio TRIGGER — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1311401276/little-witch-academia-2


近:
何分作るんですか?

大:
当初は20分の予定でした、それぐらいなら集まりそうだなと。でも、1作目が30分だとパンパンで短くてきついなということだったので、時間を増やすための予算をKickstarterというので集めてみないかと声をかけられて。調べてみたら、プロジェクトに興味があれば寄付できて、それに対するお礼を出せるというシステムなんです。これは商品を先行販売しているわけではなく、お金を寄付してもらって、その対価をあげるものなんです。現状、お金は集まったので頑張って作りなさいというところです。

近:
たとえばKickstarterで6000万円集まりました、プラス出資を2億集めました、合計の2億6000万円で90分の映画作るというのはアリなんですか?

大:
アリですね

近:
……やりますか?

川:
いま一緒にやることになった?

近:
いや、お客さんとして見たいなと思って(笑)

大:
Kickstarterをやるとき、お金が集まったらその分だけ作るのかという話もあったんですけれど、40分以上に伸ばすと作り始めてから1年以上かかるので、1年なら40分が限界だなと決めました。それ以上集まっても長くはしませんよと。

近:
Kickstarterでは1年以内に結果出さないといけないの?

大:
さすがにそんなことはないんですけど、お金を集めてから2年も3年も作っているというのは申し訳ないので。

近:
なるほど。40分の中編劇場作品というイメージですなんかね?

大:
フォーマットまでは決めてないんですが、劇場にはかけたいと考えています。


近:
ぜひ徳島でも上映して下さい。

大:
いいですか?4年ぐらいかけていただいて次の記録更新を……。

近:
桜の温度の記録更新を狙うということですね?難しいですよ、桜の温度が終わらないと。

(一同笑)

近:
僕も切り所がなくて、やめるならやめるなりの理由が必要な時期が来てます

(一同笑)

大:
やめる必要はないですよ!

近:
それこそ続編があればですが、続編作る話でもないですから。では、リトルウィッチアカデミア2ができたら徳島でやろうということで、完成したらみんな見に来てくれるよね?

(一同拍手)

大:
あまりヘタなものは作れないなというのがあるので、どうしようかな(笑)

近:
こうしてアニメミライが未来に繋がっているのは嬉しいですね。

桶:
リトルウィッチアカデミアの続編ができるのは嬉しいですし、秋ぐらい発表になると思いますが、他にも1つ動いているタイトルがあるので、いい話だなぁと。

近:
やってきた甲斐がありますよね。

桶:
元々いくつも目的を組み合わせて作ったプロジェクトなので。参加している若手の原画の人に育って欲しいというのもあるし、その人たちを支えているのは制作会社なので、意欲的に自分たちで作品を売っていくべく会社が育たないと、人が育ってもその人たちを支える現場がないといけないし……。

近:
本当、ハードルが上がったと思いますよ。人材育成という目的なので、言葉は悪いけれど「アニメーターさんの次に繋がっていくなら多少出来が悪くてもいいかな」というところもあると思うんですが、実際には毎年どんどんと作品のレベルが上がってきていて、今年作る各社さんとも大変だなと思いますよ。

大:
本当、それでいうといま作られているテレビシリーズの動きは“異常”ですよね。スタッフはみんなアニメが好きで作っているので、前よりよくしたいとみんな思っている。ファンだったときに「これはおかしいだろう」と思っていたことを何とかしようとするし、表現として何か足りていないと感じていたら「自分だったらこうするのに!」と思ってどんどん上がってくる。その結果、数十年前に比べるととんでもないことになっているなと。

近:
本当、スタッフみんなすごいですよ。

桶:
私はアニメミライを始めるまでアニメ業界の方と付き合いがなかったのですが、こうしてやらせていただくと、アニメを作る方々は場があるとこうやって「もっと!もっと!!」とやり続ける方たちなのだなと。

近:
ビデオメーカーさんや放送局が「これ、いいですね!」と言ってくれても、自分たちが気になるところは納品日ギリギリまで直しちゃう、もっといいものにしたいと思う。動画を少しでもきれいにしたい、撮影を少しでもブラッシュアップしたい……そういうものなんですよね。

桶:
ということで、折りも良くなってきたので「アニメミライの未来」ということを一度まとめさせていただくと、それ自体はなくなりません。名前がどうなるかはわかりませんが、大枠は変わらない。どういう形で発表されるかは今までの関係者も含めてみんなで協議中、なるべく早めにきちんとご案内したいという思いは関係者みんな同じ、というところで、楽しみにお待ち頂けていましたら、いま少しお待ちいただきたいと思います。

近:
10月に、新しい関係者も含めて秋のマチ★アソビに来てくれたら面白いよね。大塚さんがリトルウィッチアカデミア2を持ってきてワイワイ言えたら、とっても面白いです。

大:
そのころは、ちょうど作っているところだと思います。

近:
10月……お互いに、ね。(※ユーフォーテーブルは秋から放送のFate/stay nightを現在制作中)

(一同笑)

桶:
川口さん最後にコメントなどあれば。

川:
なんか、近藤光ってスーパーポジティブな人じゃないですか。隣に居ると当てられて、俺もできる気がしてくるんです。

(一同拍手)

川:
大塚さんとは「まかせてイルか!」という作品を一緒にやって、当時は自分で制作をやっていたから、こうしてイスを並べることになるとは思いませんでした。うちのアニメバンチョーにもご協力いただいて、ありがとうございます。

大:
インフェルノコップというトリガー初のショートウェブアニメをコミックス・ウェーブ・フィルムさんのところで公開させていただいています。


大:
今、テレビシリーズは製作委員会方式が主流ですが、アニメミライはそれとは違う形で作られているというのが大事です。僕らはアニメを作るために仕事をしているので、フォーマットはともかく作品を残していかなければいけないんですが、作る方式が1パターンしかないと作れるものが限られてくるし、そのやり方が使えなくなるとアニメ自体がなくなってしまうという脆い状況になってしまうんです。「アニメはなくならないよ」と思っておられるかもしれませんが、2~3年前まではおもちゃ会社をスポンサーにしたアニメもたくさんあったのに、今はほとんどなくて、8割ぐらいが製作委員会方式になっています。製作委員会方式もいつまで続くかはわからないので、なにか別のやり方が要るんです。だからアニメミライもそうだし、コミックス・ウェーブ・フィルムさんのやり方もそうだし、マチ★アソビもそうだし、多様性がないと危険だと僕は思っています。新しいことには不安はあるけれど、それを置いておいて僕らは作品を作る。トリガーは若い会社だから新しいことにチャレンジするのは使命だと思っているので、こういうところにはどんどん参加していきたいなと思います。


近:
大塚さんが「何があるかわからない」と言いましたが、確かに6年前にはマチ★アソビのようなイベントができるなんて、全国で誰も思っていなかったはずです。そのマチ★アソビ自体も、現状維持する部分がある一方で変わっていく部分もあります。東京にしても、池袋がまさかあんなことになるなんて思わなかったというぐらい変わってるよね。今、アニメ好きの女の子だと秋葉原よりも池袋が好きという女の子も多いでしょ?「アニメミライ」という名前は、よくぞつけたなと思います。未来はどうなるんだろうね?

桶:
基本的にはネガティブに考えるものではないと思います。プロジェクト自体、作品を応援してくれる方々や、実際に参加した制作会社の方がおられて形作られてきたものだと思います。マチ★アソビの初期、この東新町アーケードで初めてアニメミライのイベントをやらせてもらったところから考えると遠くに来たとは思いますが、まだまだ見守っていただきたいと思います。本日はお集まりいただき、ありがとうございました。

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in 取材,   アニメ, Posted by logc_nt

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