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Twitterが2014年第1四半期の業績発表、売上高は増加するもユーザー数の伸びが懸念材料に

By Rosaura Ochoa

2014年2月15日に上場を果たしたTwitterが、2014年第1四半期の業績を発表しました。2014年第1四半期の売上高は2億5050万ドル(約256億円)で前年同期から119%増加し、純損失は1億3200万ドル(約135億円)となっています。一方で、同社の月間アクティブユーザー数は2億5500万人で前年同期比25%増となっていますが、月間アクティブユーザー数および新規ユーザー数の伸びが減少し、株価が一時10%下落しました。

Twitter Reports First Quarter 2014 Results (NYSE:TWTR)
https://investor.twitterinc.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=843245



Twitterの2014年第1四半期の業績は以下の通りで、売上高が2億5050万ドル(約256億円)で前年同期比119%増、純損失が1億3200万ドル(約135億円)で前年同期と比べて4倍以上に増加。GAAPベースの1株当たり損失は0.23ドル(約23円)となっています。


売上高・1株当たり損失はウォールストリートの予測を上回ったものの、投資家の関心はユーザー数の伸びや新規ユーザー数が減少していることに集まりました。Twitterの2014年第1四半期の月間アクティブユーザー数は2億5500万人で前年同期比25%増ですが、前年同期と比べると5.8%の増加にとどまっています。さらに、新規ユーザー登録数は1400万人で前年度同期から500万人減少しました。

下記はTwitterの四半期ごとの月間アクティブユーザー数をグラフにしたもので、水色がアメリカ・オレンジ色が世界・黒色がアメリカ以外の国を表わしています。2014年第1四半期の世界における月間アクティブユーザー数は前期から少し増加していますが、最も多かった2013年第2四半期には及ばず、ユーザー数はなかなか増えていないことがわかります。


売上高のほとんどを広告収入に頼るTwitterにとって月間アクティブユーザーや新規ユーザーがなかなか増えないことは大きな問題であり、これがウォールストリートの投資家たちの懸念を招いてしまい、Twitterの業績発表後、同社の株価は一時10%下落しました。

International Business Timesは「ツイートにカテゴリをつけて検索しやすくするためのハッシュタグ『#』やリツイートを表わす『RT』などは、Twitterを使用したことのない人にとって全く聞き慣れない単語であり、とっつきにくいものである」と指摘しています。Twitterは2014年に入り、リアルタイム通知機能を搭載したり、PCからでも絵文字を閲覧できるようにしたりするなど新機能を導入してきましたが、月間アクティブユーザー数・新規ユーザーの獲得にはあまり影響がなかったようです。

Twitterの最高執行責任者であるAli Rowghani氏は「ユーザー数をもっと増やすために、既に多くの対策が講じられており、実際に導入するかどうか議論している最中です」とウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで答えており、今後Twitterに新機能が追加されたり、ユーザーインターフェイスが変わる可能性があります。

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in メモ,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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