ハードウェア

iPad 2の販売が終了、後継として第4世代iPad Retinaモデルを再販


Appleは2014年3月18日、9.7インチiPadの低価格モデルである「iPad 2」の販売を終了し、代わってiPad Retinaディスプレイモデル(第4世代)をエントリーモデルと位置付けて再販することを発表しました。この置き換えにより、2011年4月の発売以来ラインナップの一翼を担ってきたiPad 2が姿を消し、9.7インチのiPadシリーズは全てRetinaディスプレイ搭載のモデルになります。

Apple (日本) - Apple Press Info - Apple、もっとも手頃な9.7インチiPadをRetinaディスプレイモデルに更新。カメラ機能の向上とパフォーマンスの強化で、価格は39,800円から
http://www.apple.com/jp/pr/library/2014/03/18Apple-Updates-Most-Affordable-9-7-inch-iPad-with-Retina-display-Improved-Cameras-Enhanced-Performance-Now-Available-Starting-at-399.html

iPad 2は、2013年11月にiPad Airが発売されるまで歴代のiPadシリーズの中で最薄・最軽量だったモデルでした。今回の取り扱い終了によって、iPad・iPad miniのシリーズからは30ピンのDockコネクターが姿を消し、全てLightningコネクターを搭載したモデルに統一されることとなっています。

再び販売されるiPad Retinaディスプレイモデルは、プロセッサにクアッドコアグラフィックスを搭載したデュアルコアA6Xチップを搭載、ディスプレイは2048×1536ピクセルで解像度264ppiというiPad Airと同じRetinaディスプレイが採用されており、1080p HDムービーの録画にも対応した5メガピクセルのiSightカメラが搭載されるなど、新しいiPadシリーズのエントリーモデルとしてカメラ機能やパフォーマンスの強化が図られています。ストレージ容量は16GBのみとなっています。

カラーはブラックとホワイトの2種類。価格はWi‑Fiモデルが3万9800円、Wi-Fi+Cellularモデルが5万3800円となっており、miniを含むiPadシリーズの中ではiPad miniに次いで2番目に安い価格が設定されていることがわかります。


iPad Airと新しく発表されたiPad Retinaディスプレイモデル、iPad miniシリーズのスペックは以下から確認することができます。

Apple - iPad - iPadのモデルを比較する。
http://www.apple.com/jp/ipad/compare/

なお、Appleの製品をめぐっては、一部の国で日本では未発売のiPhone 5cの8GBモデルが販売されていたり、インドでは約4年前のモデル「iPhone 4」が再販されていたりします。

インドで約4年前のモデル「iPhone 4」が再販される理由とは? - GIGAZINE

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
初代からminiまで「iPad」シリーズの進化と真価がよく分かる歴代モデル全部並べてみたよレビュー - GIGAZINE

「iPad 2」が実際に分解されて製造コストが判明、内部パーツの供給元も明らかに - GIGAZINE

歴代のiPadのベンチマークを取って比較してみるとどうなるのか - GIGAZINE

7.9インチ「iPad mini」と超高精細ディスプレイ搭載の「第4世代iPad」が登場 - GIGAZINE

iPadはこうやって作られる、知られざるFoxconnのiPad工場内部映像 - GIGAZINE

in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.