Apple本社に設置されるジョブズ記念像は前衛的な造形であることが判明

Appleの創業者であり前CEOのスティーブ・ジョブズ氏は2011年10月5日にこの世を去りましたが、Appleではジョブズ氏を偲ぶ銅像を同社の本社内に設置する計画を進行中。公募に寄せられた作品の中から最終選考に残った作品が公開されました。

Steve Jobs statue unveiled ahead of installation at Apple's Cupertino HQ
http://appleinsider.com/articles/14/02/24/steve-jobs-statue-unveiled-ahead-of-installation-at-apples-cupertino-hq

Bista Steve Jobsa koja će krasiti sedište Applea u Cupertinu, premijerno otkrivena u Beogradu | Netokracija
http://www.netokracija.com/steve-jobs-bista-68621

公開されたジョブズ氏の銅像のモデルがこちら。ジョブズ氏の胸像がピラー(柱)の上に組み込まれています。

ピラーには、キリル文字をモチーフにした造形と……

数字の「0｣と「1｣が添えられています。これはもちろん0と1からなるバイナリデータ(二進法データ)がモチーフになっています。

この銅像は、セルビア在住の彫刻家であるDragan Radenovic氏が制作したもので、Appleが公募したジョブズ像のコンテストに寄せられた1万件を超える応募作品の中から選ばれました。Radenovic氏によると、「Appleの経営陣は、私以外の作品がコンピューターを中心としたものであったのに対し、この作品が持つ『不完全さ』を評価してくれた」とのこと。この像は選考用に制作された試作モデルで、今後カリフォルニアのApple本社へと送られ、最終的な審査が行われます。

ジョブズ氏の死後には、同氏に関する造形物が複数制作されています。ジョブズ氏に感謝の意をこめて制作され、ハンガリーに設置された銅像や……

6分の1スケールのジョブズフィギュアが制作されていたり……

本人そっくりのぬいぐるみも制作されていたりします。

こちらの、iPhoneをプレゼンしている様子をもとにしたフィギュアと……

忍者を彷彿とさせるフィギュアを制作していたM.I.C. Gadgetが、Appleからの抗議により販売を中止するという出来事もありました。

銅像が完成すると高さ3～5メートル程度の大きさになる予定で、クパチーノのApple本社内に設置されることになりますが、設置場所や時期はまだ未定とのこと。Appleは宇宙船型の新社屋を2015年ごろをめどに建設を計画しており、この作品もそれにあわせて公開されることになるのでしょうか。

スティーブ・ジョブズ氏は1955年2月24日カリフォルニア州生まれ。2011年10月、癌との闘病の末に亡くなりました。

【訃報】Appleの創業者でiPhoneやiPodを生み出したスティーブ・ジョブズ氏、死去 - GIGAZINE