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3Dプリントでピザを作る会社にNASAが出資、宇宙でピザを焼ける日が到来する可能性もあり

By Mike Licht

宇宙食といえばフリーズドライ食品やレトルト食品や缶詰などが一般的ですが、将来的には宇宙でピザを焼ける日が来るかもしれません。

Watch NASA's 3-D Pizza Printer Make A (Sort Of) Tasty-Looking Pizza | Co.Exist | ideas + impact
http://www.fastcoexist.com/3025444/watch-nasas-3-d-pizza-printer-make-a-sort-of-tasty-looking-pizza

Why NASA Just Spent $125,000 To Fund A 3-D Pizza Printer Prototype | Co.Exist | ideas + impact
http://www.fastcoexist.com/1682194/why-nasa-just-spent-125000-to-fund-a-3-d-pizza-printer-prototype

NASAは、2013年にピザを出力できる3Dプリンターを製造するSystems and Materials Research Corporationに12万5000ドル(約1280万円)を出資しました。これによって、NASAが宇宙でピザを焼くことを真剣に検討していることが明らかになっていましたが、いよいよ「宇宙ピザ」を焼ける3Dプリンターの試作機が完成し、テスト段階に入ったとのことです。試作機がピザを焼く様子は、以下のムービーで確認できます。

Full Pizza Print - YouTube


この宇宙ピザ3Dプリンターは、生地層を出力すると同時に底面のホットプレートによって生地を焼ける仕組みを採用。生地を出力した後に、トマトソースやチーズを出力し、風味をよくするためにスプレーで香料を散布されピザが完成します。3Dプリントし終えてから約70秒で調理が完了するとのことです。


宇宙飛行士が宇宙活動を円滑に進めるために宇宙食は非常に大切な要素ですが、NASAのグレース・ダグラス氏によると、美味しくない宇宙食は宇宙飛行士になかなか食べてもらえないそうで、宇宙食の味を向上させることは重要な問題であるとのこと。ピザはタンパク質や脂肪といった栄養成分が十分採れるだけでなく、宇宙飛行士にとって地球を思い出せる懐かしい味であるため、宇宙食として実現すれば宇宙活動が大いにはかどりそうです。

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in メモ,   ハードウェア,   動画,   , Posted by darkhorse_log

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