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時代に影響を与えた歴史的CPU・11モデルまとめ


歴代のCPUから技術的・文化的・経済的に大きな影響を与えた歴史的モデル11種類が発表されています。高性能でベストセラーになったモデルから、中には必ずしも商業的に成功を収めたとは言えないモデルまで、時代を彩る名CPU11選は以下の通りです。

The 11 Most Influential Microprocessors of All Time | PCWorld
http://www.pcworld.com/article/171171/influential_processors.html



01:Intel 4004(1971年)


Intel 4004は、Intelによって開発されたCPUで、あらゆるマイクロプロセッサに影響を与えたと言われる歴史的なモデルです。4004は当初、日本のビジコン社の電卓専用モデルとして開発されましたが、その汎用性を見抜いたIntelは販売権をビジコンから買い取り、さまざまな製品に搭載。4004は世界中に出荷され、現在のIntelの礎を築きました。なお、ビジコンは1974年に倒産しており、4004はIntelとビジコンの明暗を分けたモデルでもあります。

02:Intel 8080(1974年)


Intel 8080は、世界初の個人向けコンピュータAltair 8800に搭載されたプロセッサであり、「Intel 8080こそが世界初のCPU」という人もいるほど。設計したのはビジコンを退社したエンジニアの嶋正利氏で、8080のフォトマスク余白部分には開発者特権として嶋家の家紋が刻まれたとのこと。

03:Acorn Computers ARM2(1986年)


イギリスのエイコーン・コンピュータによって開発されたARM2はAcorn Archimedesに搭載された32ビットCPU。エイコーン・コンピュータはARMホールディングスの前身であり、ARM2は、モバイル端末プロセッサ市場を席巻するARMアーキテクチャの源泉と言えます。

04:Intel 8088(1979年)


PC/AT互換機の元祖であるIBM PC 5150は「歴史上、最も影響力のあるPCの一つ」と考えられています。そのPCに採用されたIntel 8088は、やはり世界に最も影響を与えたCPUの一つに数えられそうです。

05:MOS Technology 6502(1975年)


Intel 8080が149ドル(当時、約4万5000円)した1975年当時に、MOS Technology社が開発したMos 6502は25ドル(当時、約7500円)という低価格で発売されました。この極めて安価で高性能なCPUに気づいたAppleの共同設立者スティーブ・ウォズニアックは大ヒットモデルApple IIに6502を採用。6502は一躍、世間にその名をとどろかせたのでした。

06:Zilog Z80(1976年)


Intel 8080と互換性をもったZ80は、PCや組み込み機器などさまざまな製品に採用され、低価格ゆえに8080代替CPUとして人気を博します。その人気は80年代になっても衰えず、任天堂のゲームボーイや家電にも利用され、21世紀になっても組み込み用途で利用されるなど超ロングセラーとなっています。

07:AMD Opteron 240(2003年)


2000年代に入って、Intelは32ビットCPUから64ビットCPUへの移行を狙ってItaniumをリリースしたものの、x86エミュレーションの遅さもあってなかなか普及させることができず、CPUの64ビット化に苦戦していました。そんな中、ライバルのAMDは、x86アーキテクチャを64ビットに拡張した命令セット「AMD64」(x86-64)を開発しOpteron 240に搭載。Opteron 240は、64ビットCPU時代の幕開きを象徴するモデルとなりました。

08:RCA COSMAC CDP 1802(1976年)


RCA 1802は、ボイジャー計画に採用された「世界で初めて宇宙に飛び立ったマイクロプロセッサ」です。今も地球から約190億キロメートル離れた宇宙空間を飛行し続けるボイジャー1号に搭載されたRCA 1802は、「世界で初めて太陽系から出たCPU」でもあります。

09:AIM PowerPC 601(1992年)


1980年代以降のコンピュータ市場は、IntelとMicrosoftの通称Wintel同盟が支配していくことになります。このWintelを打ち負かすべく、Appleコンピュータ・IBM・Motorolaが共同で開発したCPUがPowerPC 601で、PowerPCシリーズは1994年から2006年までAppleのMacintoshに採用されました。PowerPCシリーズは、結局、PC市場ではWintelに勝つことはできませんでしたが、その後、ゲーム機用CPUとして、任天堂のWiiXbox 360などに搭載されることになります。

10:Motorola 68000(1980年)


MotorolaがリリースしたMC68000は、1980年当時、世界で最もパワフルなプロセッサの1つとして、Sun-1などのUNIXワークステーションやサーバに広く採用されました。しかし、68000はPC市場では普及することなく、PowerPCに道をゆずりました。

11:Intel Pentium(1993年)


1991年、AMDとの「386」の商標権を争う訴訟に負けたIntelは、それまでx86アーキテクチャで使用してきた286386486というナンバリングネームに見切りをつけ、新しい世代のCPUに「Pentium」というブランド名を採用しました。大ヒットしたPentiumは高性能PCの証としてステータスシンボルとなり、これ以後のCPUは数字ではなくブランドネームで分類されることになりました。今なお高い人気を誇る「Pentium」は、Coreシリーズにブランド名が変わった現在もIntel製下位モデルCPUのブランドネームとして使用されています。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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