3990円から東京-大阪間を移動するのに役立つ「ジェットスター」を使ってみた


従来に比べて格安で飛行機を利用できる航空会社「LCC(ロー・コスト・キャリア)」が日本国内でも広がりを見せており、2012年からは国内路線でのサービスも開始されました。現在はピーチ・アビエーションジェットスター、そしてエアアジア・ジャパンから名称変更したバニラエアなどが成田・関西国際空港・新千歳・福岡・沖縄などを拠点として運航を行っています。正規運賃で2万円を超えるレガシー・キャリア(従来の航空会社)よりも安く設定された料金との引き換えとして、座席のスペースが狭く設定されていたり、出発ゲートがやや遠いなど不便があるという声も挙がっているLCCによるサービスですが、実際はどうなっているのか、ジェットスターの大阪(関西国際空港)~東京(成田空港)便に乗って確かめてみました。

航空券 予約・購入・運賃案内|Jetstar - ジェットスター
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Jetstarの国内線搭乗カウンターは、関西国際空港第1ターミナルの1番南端にあります。


基本的に搭乗の手続きは受付の人が行わず、発券機を使います。


基本的に搭乗の手続きはグランドホステスが行うのではなく、発券機を使って自分で行います。欧州にあるRYANAIRは、印刷した航空券を空港に持って行かないと追加料金を取られるとの噂もありますが、ジェットスターではそういったこともありません。


受託手荷物がある場合はカウンターで手渡します。機内に持ち込める手荷物は、Starterという標準プランで高さ56cm×幅36cm×奥行き23cmで10キロの手荷物が2つまで。荷物を預ける場合は税込2000円が別途必要になるのが大手の航空会社と違うところです。


保安検査のゲートを通過し、出発ゲートに向かいます。


今回は南25番のゲートからの出発で、2~3分ほど歩くものの動く歩道があるので、さほど苦にはなりませんでした。


ゲート付近に着くと、多くの人が出発を待っていました。


大型旅客機ボーイング747の定員は350~400人ほどと言われていますが、今回搭乗するA320という機体の搭乗定員は177~180名となっており、機体も少し小さめ。


自動改札は1つ。搭乗開始までしばらく待ちます。


搭乗時刻になり、自動改札を通過して機内に向かいます。一部のLCCはゲートから直接飛行機に乗ることができず、ゲートからバスに乗ることもありますが、今回搭乗した便ではそういったことはありませんでした。


機内前方からの後部を向いて撮影するとこんな感じ。高さなどは気にならないものの、通路は大手の航空会社と比べるとやや狭く感じました。


これは進行方向を向いて撮影したもの。座席の後ろに液晶ディスプレイはついていません。


機内はオレンジの配色が多めでした。


通路を挟んで座席は左右に3席ずつ。


座席にはレザーが使われており、高級感があります。


座ってみるとこんな感じ。特に普通の飛行機と違いはありませんが……


やはり座席の間隔が少し狭いので、やや圧迫感があります。座った実感としては観光バスに近い感じ。


リクライニングは肘掛けの横のボタンを押します。


リクライニングを最大まで倒すとこんな感じ。座席間の距離が狭いため、ほんの少ししか倒すことができません。


普通の飛行機と同じように、目の前にはテーブルがあります。


パソコンを置いたり、飲み物を置くこともできます。


座席の前のポケットにはドリンクメニュー・機内誌・安全のしおりが入っています。液晶を使った緊急時のデモンストレーションのビデオ放送はなく、音声による機内放送と、乗務員が身振り手振りを行って出発前に説明を行っていました。


大手の飛行機会社と違い、飲み物や軽食は有料。


メニューにはおにぎりやホットドッグなど軽食が並びます。


ビールなどの酒類の販売も行っていました。


関西国際空港と成田空港の飛行時間は1時間20分ほど。日本でLCCのサービスが始まった当初は欠航や遅延なども起きていましたが、今回は定刻通りの運航でした。やや狭いので乗り心地がいいとは言えないものの、国内線であれば搭乗時間は長くはないので、体への負担は少ないと言えます。

ただ、今回のケースでネックとなったのが東京都心部へのアクセス性です。LCC各社が利用する成田空港は、都心部から直線距離でも約50キロ離れているため、飛行機を降りてからの移動時間を考慮することも重要です。最近では東京駅への直通バスも増えていたり、京成電鉄が都内と成田空港を最短36分で結ぶ特急列車「スカイライナー」を2010年から運行しているなど、従来よりもアクセス性は改善されていますが、トータルでの移動時間を考えると大阪~東京間を新幹線で移動するのとあまり大きく変わらないというケースも起こります。また、スカイライナーの料金は2400円、空港バスも1000円程度となっているため、追加の移動を含めたトータルコストを考慮することも必要になってきます。

それでも、多くの場合は費用を安く抑えられること、そして九州や北海道から東京のような長距離の移動になる場合にはコストの面でもメリットがあるのは確実です。ユーザーにとっても、既存の航空会社のような手厚いサービスと、低価格を実現したLCCのサービスの両方からチョイスできるので、ニーズに応じて賢く利用することができるのは喜ばしいことといえるでしょう。なお、今回搭乗した便の料金は税込で4090円でした。

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in ピックアップ,   取材,   乗り物, Posted by darkhorse_log