レビュー

電波を完全に遮断する「OFF Pocket」でスマートフォンへの通信を遮断してみた


2013年6月に「スマホ・携帯電話のあらゆる通信用電波を100%ブロックできるケース『OFF Pocket』」が開発されたという話がありましたが、それから半年が経過して、手元に実物が届きました。本当に入れるだけで携帯電話やスマートフォンの電波をブロックすることはできるのか、試してみました。

OFF Pocket™ - Privacy Case for Mobile Phones by Adam Harvey
https://offpocket.com/


PRIVACY GIFT SHOP」というシールつきの黒い箱が到着


パカッと開けてみると「IN PRIVACY WE TRUST」というメッセージカードが登場。


その下に入っていたのが「OFF Pocket」本体。ちょうどスマートフォンが入るサイズの巾着という印象のシロモノで、外側はビニール質でへろへろ。


十字に掛かったバンドを裏側へまわして外し……


ここへスマートフォンを収納します。


iPhone 5sなら余裕ですっぽりとおさまるサイズ。


正直、かなりペラペラなので「電波が遮断できるといいつつ、ダメなやつなのでは?」と疑っていたのですが、ケース内に入れたiPhone 5sをのぞきこんでみると、アンテナ表示が「圏外」に。この状態で圏外なのであれば、フタをしっかり閉じてゴムバンドをかければバッチリ遮断できるのは間違いなし。


本当に電話は繋がらないのか、確認してみました。まずはOFF Pocketに入れる前の端末に電話。

「OFF Pocket」に入れる前のiPhone 5sに電話 - YouTube


呼び出しに10秒以上かかっていますが……


単純に置かれているだけなので、電話はかかって当たり前です。


続いて、iPhone 5sをOFF Pocketに入れてみます。

iPhone 5sを「OFF Pocket」に入れてから電話をかけてみる - YouTube


スルッとiPhone 5sを中に入れて……


密閉状態にしました。


あとは先ほどと同じように電話をかけるだけ。iPhone 5s自体の設定は何も変わっていませんが、「おかけになった電話は、電源が入っていないか、電波の届かない場所にあるため、かかりません」という自動応答メッセージが流れてきました。


iPhone 5sをOFF Pocketから取りだしてみるとメッセージが届いていました。


先ほどかけた番号から着信があったことを知らせるNTTドコモからのSMS。


ということで、見た目は頼りないのですが、しっかりと電波を遮断してくれていることは確かです。スマートフォンをこのケースに入れていれば、たとえ映画を見ている最中でもいきなり着信音が鳴り響いて周囲に迷惑をかけることはなくなります。病院へお見舞いに行ったときなどに、院内ではサッとこのケースに入れるというのはなかなかスマートな使い方かも。ただし、大事な仕事の電話を受けることもできなくなるので、出し忘れには注意が必要です。

OFF PocketはPRIVACY GIFT SHOPで販売されていて、価格は80ドル(約8300円)。サイズはiPhone 4や5が入る「A」、Galaxy S4などに合わせた「B」、Nexus 5に合わせた「C」の3種類があり、現在A以外は売り切れとなっています。

OFF Pocket – Privacy Gift Shop
http://privacygiftshop.com/products/off-pocket

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
無線LANをシャットアウトして携帯電話とラジオは使用OKなアンチWi-Fi壁紙 - GIGAZINE

携帯電話を包むと圏外に、デート中などに「君のために携帯を切ってる」とアピールもできるハンカチ - GIGAZINE

携帯電話基地局の実際の電波カバー率について測定&情報共有ができる無料アプリ「OpenSignal」 - GIGAZINE

auが通話・通信品質や電波状況を自動収集する「エリア品質情報送信機能」をスマートフォン向けに提供開始 - GIGAZINE

in レビュー,   ハードウェア,   動画,   ピックアップ, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.