人が夢を見ている間に何が起こっているのか、そして夢に秘められたパワーとは？

By Mo Riza

人は寝ている間に夢を見ますが、その詳細についてはまだ明らかになっていないこともたくさんあると言われています。夢を見るメカニズムはどのようなものなのか、何が起こっているのか、そして自らが持つ潜在意識が現れているという夢に秘められたパワーとはどのようなものなのかを教えてくれるのが「Facts You Didn't Know About Your Dreams」です。

Facts You Didn't Know About Your Dreams - YouTube


私たちは誰でも……

寝ている間に夢を見ます。

しかし、見た夢の半分は……

夢が終わって5分以内に忘れ去られてしまいます。

そして10分が過ぎるころには、90パーセントの内容が忘れられてしまうのです。

「落ちる夢」を見ることがありますが……

それは、睡眠の最初の段階で見ている夢です。

しかし、濃い夢はレム睡眠の段階に現れます。

レム睡眠は一般的に、眠りについてから90分後に現れます。

その間、体中の筋肉の緊張がほとんどなくなります。

身体は一種の「まひ状態」

多くの人は睡眠中に4回から7回夢を見ています。

動物も、夢を見てピクピク動いたりします。

この犬はイビキを「ぐー」。悪夢にうなされたように目を覚ます犬もいます。

男性が見ている夢の中に現れる相手は……

だいたい男性。

そして男性は睡眠中に……

最大で20回の勃起が起こっています。

夢の中には多くの登場人物がいます。

それはすべて、あなたがこれまでに会ったことがある人です。

人類の発見の多くは……

夢によってもたらされたことも多いのです。

ロシアの科学者、ドミトリー・メンデレーエフが作成した元素の周期律表。

アメリカの発明家、エリアス・ハウは、夢で見た光景をもとに初めて実用的なミシンを開発したといわれています。

諸説ありますが、アメリカの科学者、ジェームズ・ワトソンがDNAの二重らせん構造を解明したのも夢の中といわれています。

元ビートルズのポール・マッカートニーがイエスタデイを作曲するきっかけになったのも、夢の中に現れたフレーズでした。

そして、セルゲイ・ブリン氏とともにGoogleを創設したラリー・ペイジ氏が最初のアイディアを得たのも夢の中、というエピソードもあるそうです。

ペイジ氏はその時のことをミシガン大学の卒業記念スピーチで以下のように語っています。「真夜中に突然、鮮明な夢を見て目が覚めたことは？それを書き留めないまま、朝にはすべて忘れてしまったことはありませんか？23歳のとき(1996年)、私は『ウェブ上のすべてをダウンロードして、リンクを保存していけたら……』という夢をみて目を覚ましました。すぐにペンを取って朝が来るまで詳細をメモに書き出し、ついにそれが機能することを確証しました」という内容の講演は以下から確認可能。

Larry Page's University of Michigan commencement address - YouTube


そんな夢から始まったともいわれているGoogleは、いまや時価総額が2000億ドル(約20兆円)という企業になっています。なお、記事執筆時点の時価総額は約35兆円。

「夢を見よう」と締めくくられたムービー

夢には無意識の心理状態が現れるなど、不思議な力が秘められているようです。どんな夢を見ているのかを分析することで自分でも気づかなかった事実が明らかになる可能性もあり、夢を記録したり分析したりするアイテムも今では多く開発されています。