メモ

Googleマップに息子の遺体写真が掲載されているとして父親が削除依頼

By Johan Larsson

アメリカ合衆国西海岸、カリフォルニア州の中心部に位置する都市リッチモンドに住むJose Barreraさんの息子Kevin Barrera君(当時14歳)は2009年8月に殺害されました。その殺害された息子の姿がGoogleマップの衛星写真に写っている、として父のJoseさんはGoogleにこの写真を削除するよう依頼しています。

Father wants Google to remove image of dead son | www.ktvu.com
http://www.ktvu.com/news/news/local/father-wants-google-remove-image-dead-son/nbwb5/


Man Claims Google Aerial Photo Shows His Murdered Son, 14, Along Railroad Tracks | The Smoking Gun
http://www.thesmokinggun.com/buster/google-maps-shows-dead-body-687543


Googleマップにはリッチモンドの自宅付近にある鉄道線路沿いで銃で撃たれて大の字になって倒れているKevin君と、そのそばに立つ警察官とパトカーが写っています。

大きな地図で見る

被害者の父親であるJoseさんがこの写真の存在を知ったのは先週の初め頃で、写真を見た後すぐにGoogleに画像の削除を依頼したとのこと。この写真を見ると、事件を昨日のことのように思い出してしまい、Kevin君との思い出があふれてくる、とJoseさんは言います。

技術工学アナリストであるRob Enderle氏によると、Joseさん家族がGoogleにこの写真を削除して欲しいのならば相当ハードな戦いを強いられることになるだろうと言います。しかし、JoseさんはGoogleからのNOという回答を受け入れるつもりは全くないとのことで、訴えを起こし、立法者に助けを求めるという計画も立てているようです。Joseさんの言葉によると、「息子を殺害した犯人を捕まえ、息子の遺体の写った写真を削除すること」が現在の彼の使命となっているようです。


なお、記事執筆中の段階ではKevin君を殺害した犯人はいまだ不明で、Googleマップ上の写真も削除はされていません。

2013/11/20 9:22追記
Googleは現地時間18日の声明で「これまで地図の衛星写真の差し替えを前倒しした前例はない。しかし今回の件については状況をかんがみて例外扱いとしたい」と表明しており、写真の差し替えには約8日間ほどかかる見通しとのことです。

CNN.co.jp : 「グーグルマップに息子の遺体」 父親の訴えで写真差し替えへ
http://www.cnn.co.jp/tech/35040117.html

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in メモ, Posted by logu_ii

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