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Apple IIのDOSソースコードが30年以上の時を経て公開される


本日から販売が開始されるiPad mini Retinaディスプレイモデルなど魅力的な商品をリリースしてモバイル端末市場を牽引するAppleですが、そのAppleの礎を築いた歴史的コンピュータ「Apple II」のDOSソースコードが公開されることになりました。

Computer History Museum | @CHM : Apple II DOS source code
http://www.computerhistory.org/atchm/apple-ii-dos-source-code/

Apple II DOS source code released by Computer History Museum | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2013/11/12/apple-ii-dos-source-code-released-by-computer-history-museum/

1977年、世界で初めて大量生産可能な個人向けの完成品コンピュータとして発売され大人気となったApple IIは、Apple Computer(現在のApple)の躍進を大きく支えた歴史的モデルとして知られています。

Apple IIの開発者スティーブ・ウォズニアック

By Robert Scoble

そのApple IIのDOSソースコードが、Appleの協力のもと、Computer History MuseumDigibarn Computer Museumによって公開されており、ソースコード画像は下のリンクから閲覧可能です。なお、このPDFファイルは120ページあるので注意が必要です。

【PDF】Shep Apple DOS program listing, 1978-06-02 - 102723981-05-01-acc.pdf
https://s3.amazonaws.com/s3data.computerhistory.org/atchm/documents/102723981-05-01-acc.pdf

このDOSソースコードはAppleと契約したShepardson Microsystemsのポール・ロートン氏らによって書かれたもの。1978年4月、Appleの共同創業者の一人であったスティーブ・ジョブズは、ファイルマネージャー・BASICインターフェース・ユーティリティの使用料としてShepardson Microsystemsに1万3000ドル(当時のレートで約286万円)を支払うことでDOSソースコードの使用許諾を得たとのことです。


今回公開されたソースコード画像は、ロートン氏が30年以上も保管してきた原文をスキャンしたもので、まさにコンピュータの歴史を物語る貴重な資料であると言えそうです。なお、Computer History Museumは、この他にもMacPaint・QuickDrawAdobe Photoshopなどのソースコードも公開しています。

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in メモ,   ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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