サイエンス

うつ病や自殺の危険性低下・運動能力向上などコーヒーを飲むべき11の理由

By Lowrez

コーヒーは世界的に大人気のドリンクで、アメリカでは18歳以上の人のうち54%以上がコーヒーを毎日飲んでいるそうです。1日当たり4杯以上飲み続けると早死にする可能性があることが指摘されているコーヒーですが、飲むことで得られる健康的なメリットもあり、Huffintonpostが「コーヒーを飲むべき11の理由」として公開しています。

11 Reasons Why You Should Drink Coffee Every Day
http://www.huffingtonpost.com/2013/10/17/coffee-health-benefits_n_4102133.html

◆01:抗酸化物質の摂取

By 2day929

2005年にアメリカ化学会が発表した調査結果によると、老化予防にもなると言われている抗酸化物質がコーヒーには含まれており、その量は野菜やフルーツが含んでいるものよりも多いとのこと。

◆02:睡眠不足からくるストレスの減少

By Adrian Sampson

ソウル大学校の研究チームが、睡眠不足でストレスがたまっている状態のネズミにコーヒーの香りを嗅がせてから脳の状態を調べたところ、ストレスの過多によって発生するダメージから神経細胞を守る作用のある抗酸化物質を含むタンパク質が分泌されていたことがわかっています。

◆03:パーキンソン病の症状を軽減

By heather buckley

Ronald Postuma医学博士は「コーヒーに含まれるカフェインにはパーキンソン病の症状を軽減する作用がある」という内容の論文を2012年に発表しています。

◆04:アルコールによる肝硬変の発症リスクの減少

By David Blackwell.

Arthur L. Klatsky医学博士が、22歳以上の成人12万5000人に調査を行った結果、1日に少なくとも1杯はコーヒーを飲む人は、全く飲まない人と比べてアルコールの供給過多により引き起こされる肝硬変の発症確率が約20%低いことがわかりました。また、別の研究からは、1日にコーヒーを4杯以上摂取すると、非アルコール性脂肪肝を発症する確率が低くなることが判明。

◆05:うつ病になりにくい

By Michaël Korchia

コーヒーを1日当たりに4杯以上飲んでいる人は、コーヒーを一度も飲んだことのない人と比べてうつ病になる可能性が約10%低くなることが、アメリカ国立衛生研究所の研究からわかっています。研究を率いたHonglei Chen博士は「コーヒーに含まれるカフェインではなく、抗酸化物質が主な理由である」と説明

◆06:自殺の危険性低下

By wakingphotolife:

ハーバード公衆衛生大学院の研究チームによると、1日に2~4杯のコーヒーの摂取は、成人の自殺の危険性を約50%減らす作用があり、その原因はセロトニンドーパミンおよびノルアドレナリンのような神経伝達物質を分泌させる作用がコーヒーにはあるからだそうです。

◆07:女性は皮膚ガンを発症しにくくなる

By Shandi-lee Cox

1日に3杯以上コーヒーを飲む女性は、飲まない人と比べて皮膚ガンの発症リスクが低くなることが、Brigham and Women's Hospitalハーバード大学医学大学院合同研究で判明。

◆08:運動能力の向上

By Rob Annis

コーヒーに含まれるカフェインには、筋肉を運動させるエネルギー源になっている脂肪酸の血中内の数値を高める効果があることがわかっており、プロのアスリート、特にマラソンやサイクリングなどの持久力を要するスポーツの選手の間では人気の高い飲み物だそうです。

◆09:2型糖尿病発症リスクの低下

By DaDaAce

アメリカ化学会の研究よって、1日に4杯以上のコーヒーを飲むと2型糖尿病の発症リスクが50%下がることが判明しています。コーヒーに含まれる成分には、2型糖尿病を引き起こすヒト膵島アミロイドポリペプチドの毒性凝集を抑制する作用があるとのことです。

◆10:アルツハイマーを発病しにくくなる

By Vince Alongi

サウスフロリダ大学マイアミ大学の合同研究チームが65歳以上の人の血液を調べたところ、血中にカフェインを多く含む人は、アルツハイマーの発症が血中のカフェイン濃度が低い人よりも2~5年遅いことがわかりました。研究を率いたChuanhai Cao博士は「コーヒーの摂取がアルツハイマーを完璧に防げるわけではないが、発症の可能性を低くしたり、遅らせられるはずです」とScienceDailyのインタビューで話しています。

◆11:知的機能の上昇

By Ryan Ritchie

アメリカ軍事環境医学研究所の心理学者であるHarris Lieberman氏は、寝不足状態の時にコーヒーを飲むと、反応速度・注意力・論理的思考力などの知的機能が向上する、とCNNのインタビューに答えています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
コーヒーを1日当たり4杯以上飲み続けると早死にする危険性あり - GIGAZINE

コーヒー1杯の98%は水、残りの2%に入っている「とてもいいもの」とは? - GIGAZINE

アメリカのカフェでオーダーできる、コーヒー豆から作られたドリンク27種類 - GIGAZINE

コーヒーとビールは一体どちらが想像力を豊かにする作用があるのか - GIGAZINE

コーヒーが気候変化の影響により手軽に飲めなくなるおそれアリ、風味の変化も - GIGAZINE

「世界のコーヒー消費量」を図解、一番たくさん飲む国と日本との差は? - GIGAZINE

100グラム8400円という伝説のUCCのコーヒー「ブルボンポワントゥ」を飲んでみました - GIGAZINE

in サイエンス,   , Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.