「アニメミライ2014作品発表」で参加作品のキービジュアルとスタッフ情報を公開

アニメミライは若手アニメーターを育成するプロジェクトで、今年の製作を担当する「ウルトラスーパーピクチャーズ」「A-1 Pictures」「シンエイ動画」「スタジオよんどしい」の4社が、アニメミライ 2014に参加する作品をマチ★アソビ vol.11で発表しました。

アニメミライ［ animemirai ］
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「アニメミライ2014作品発表」はマチ★アソビ vol.11の最終日に、新町東公園ステージで開催。

まずは、前日行われた「アニメミライ2014 公式リポーター公開オーディション」で選ばれた新人リポーターの柳原利香さん・鈴木みこさん・諏訪ななかさん・井澤美香子さんが、キービジュアルの描かれたパネルを持って登場しました。みなさん昨日のオーディションの記憶が曖昧で、自分の発言をインターネットで知り恥ずかしくなったそうです。

椅子に着席すると、横に置いてあるパネルが風でひっくり返りそうになり、慌てる鈴木みこさん。なんでも、司会進行の人にさえ作品はおろか、リポーターが担当する制作会社さえ明かされていないとのこと。

それでは、1人ずつ取材を担当する制作会社と作品を発表していきます。

まず始めに、柳原利香さんが担当するのは、株式会社ウルトラスーパーピクチャーズで作品名は「アルモニ」

・スタッフ
監督：吉浦康裕
プロデューサー：稲垣亮祐
担当制作：稲垣亮祐
キャラクターデザイン：碇谷 敦
作画監督：碇谷 敦
作画監督補：又賀大介

とある学校に通うアニメ好きの男の子・本城彰男が、独自の世界観を持った女の子・真境名樹里に出会う、というお話。吉浦康裕監督によると、学校を舞台にしたアニメは数多く存在するが、アルモニは教室自体にフォーカスして、その姿をありのままに描いた作品であるとのこと。

鈴木みこさんが担当するのは、株式会社A-1 Picturesで、作品は「大きい一年生と小さな二年生」

・スタッフ
監督：渡辺 歩
プロデューサー:外﨑真
担当制作：平田拓也
キャラクターデザイン：金子志津枝
作画監督：松井啓一郎
作画監督補：渡辺浩二

原作となっているのは1970年代に発売された絵本で、体は大きいのに泣き虫で精神的にはひ弱な1年生のまさかが、体は小さいけれどしっかりしている2年生のあきよの姿に学んで、しだいに自立していく物語。渡辺監督によると、大きい一年生と小さな二年生はぜひやってみたかった作品とのこと。この作品を通して、友だちを思いやる心を伝えていきたいそうです。

諏訪ななかさんが取材を担当する制作会社は、シンエイ動画株式会社で、作品は「パロルのみらい島」です。

・スタッフ
監督：今井一暁
プロデューサー：岡田麻衣子
キャラクターデザイン：亀田祥倫
作画監督：亀田祥倫
作画監督補：加来哲朗

「パロルのみらい島」は、不思議な動物が暮らす島に住んでいて、人間の世界を知らないパロル・ズーズ・リコット3人の子どもたちが、ある日掟を破って島を飛び出し人間の世界を冒険するストーリーです。今井監督は、「3人には、冒険の途中でいろいろな試練が降りかかりますが、力を合わせて乗り越えていきます。製作スタッフにも若手が多いので、我々も力を合わせてしっかりとこの作品をつくりあげたい」とコメントを残していました。

最後に発表されたのは、株式会社スタジオよんどしいの「黒の栖-クロノス-」で、井澤美香子さんが取材を担当します。

・スタッフ
監督：恩田尚之
プロデューサー：田中栄子
担当制作：米森裕人
キャラクターデザイン：清水保行
作画監督：清水保行
作画監督補：桑原幹根

他の人には見えない、魂を連れ去る「黒い存在」を見られますが、そんなものには全く興味のなかった高校生の中園真。しかしながら、幼なじみの葉月に迫り来る危険にまだ気づいていなかった、というなんともミステリアスなお話であるのが「黒の栖-クロノス-」です。恩田監督によると、黒の栖は、「黒く危うい物たちが住まう場所」という意味と、ギリシャ語で時間を表す「Chronos」という2つの意味から名付けられたとのことです。「若手スタッフが大勢いるので、チャレンジになりますが、楽しみにしておいてください」と恩田監督のコメント。

これにてアニメミライ 2014の作品発表が終了し、リポーターのみなさんも緊張の糸がほどけたようです。

作品紹介が終わると、アニメミライプロジェクトマネージャー桶田大介氏が登場しました。桶田さんは、舞台袖からリポーターたちのがんばりを、めいっ子でもみるような目で見ていたとのこと。

なお、作品の公開は2014年3月1日からで、TOHOシネマズ 六本木ヒルズでの上映が決定しています。