試食

辛くて感覚がマヒする「蒙古タンメン&北極ラーメン」を蒙古タンメン中本本店で食べてきました


タンメンというと塩ベースのスープに野菜の旨味が溶け込んだ中華料理店などで食べられる素朴な麺料理ですが、味噌タンメンの上に特製の辛子麻婆豆腐をかけた辛いタンメンを出すお店が蒙古タンメン中本です。東京を中心として関東に15店舗の店を出店し、激辛料理の特集でよく取り上げられるお店になっています。上板橋の旧本店は長い行列ができていましたが、3か月ほど前に上板橋の駅前に移転したとのことで、さっそくお店に行って激辛ラーメンを食べてきました。

蒙古タンメン中本 公式ホームページ
http://www.moukotanmen-nakamoto.com/

蒙古タンメン中本が入るビルの前に到着。


隣のゲームセンターマジックとちょっと看板の色使いが似ています。さっそく階段を登ります


階段を登っていくと蒙古タンメン中本の店舗を発見。


代表の白根誠氏の「誠」の文字の金看板が目印。


話題性からか多くのテレビ番組で取り上げられているようです。


お店に入ると体育会系ノリの威勢の良い声で「いらっしゃいませ~」とお出迎え。ニンニクの匂いも店内に立ちこめています。


食券制になっており、行列に並ぶ前にまず食券を購入。


今回注文したのは、不動の一番人気で辛さ度5の「蒙古タンメン(税込770円)」


それから、ラーメンが唐辛子で覆われた「北極ラーメン(税込800円)」も注文することにします。ちなみに10年ほど前の価格は蒙古タンメンが税込570円で北極ラーメンは税込600円。さりげなく値上げが繰り返され現在の価格に。


店内ではホストクラブ風に店員さんの自己紹介がされています。


店員さんはお客さんの来店時と退店時に「いらっしゃいませ~」「ありがとうございました~」と大きな声を上げて料理を作っていました。


食券を店員さんに手渡し、メニューを見てしばし注文を待つことに。


メニューを開くと店内で食べられるメニューとお持ち帰りメニューが載っており、メニューの辛さが数値で書かれています。


お持ち帰りメニューには、特製の辛子麻婆豆腐がたっぷりとかけられた辛さ度10の冷味丼(並530円・大630円、いずれも税込)なるメニューもありました。


待つこと5分ほどで赤茶色っぽい色のスープの蒙古タンメンと真っ赤な北極ラーメンが到着。


蒙古タンメンは丼の半分を特製の辛子麻婆豆腐が覆っています。


見るからに辛そうな赤い辛子麻婆豆腐


豚バラ肉・キャベツ・きくらげ・もやし・にらといったタンメンでは定番の具材


スープは味噌味で唐辛子と油が浮いています。


麺の太さは中太といったところ。辛子麻婆豆腐に麺を絡めて食べてみます。


口に入ると唐辛子の辛さが広がりますが、普通のお店で食べる麻婆豆腐よりちょっと辛いぐらい。麺やごはんがあれば食べられるような辛さ。山椒のようなビリビリする辛さはありません。味噌・肉・野菜や化学調味料の味がバランス良くミックスされ、「からうま」が体験できます。ニンニクの味も効いており、ちょっとジャンクな味付けながら、旨味と辛味のインパクトが楽しめます。


辛子麻婆豆腐のみで食べるとちょっと辛いかもしれません。ライスなどを頼んで一緒に食べるのもアリ。


野菜は辛いスープと一緒に食べると甘味が感じられます。食感はややくたっとしていますが、特にキャベツの甘味と辛さのコントラストがいい感じ。食べ終わる頃には体全体がぽかぽかし、額や背中から汗が出てきました。水は必要ですが、市販の辛口カレーが食べられる人なら問題ない辛さのはず。


続いては北極ラーメン。色が真っ赤っかです。


赤いスープの上にもやしの色が映えます。


豚肉も唐辛子の色で真っ赤。


麺は蒙古タンメンと同じものが使われているようで、スープが真っ赤で唐辛子の海状態。恐る恐る食べてみることに。


口に入れると唐辛子の味が強烈に広がり、口の中で唐辛子が暴れているような感じ。確かに辛味だけでなく旨味もあるのですが、辛味を中心に味が組み立てられており、辛い食べ物を楽しむためのメニューといった印象。


豚肉も唐辛子の味が染みこんでいますが、辛味だけでなく豚肉の旨味が感じられ、ちょっとだけ箸休めになります。


もやしはスープに沈んでしまうと唐辛子味になってしまうため、普段のさっぱりした印象はどこかへ吹き飛んでしまい、大量の唐辛子の前では無力なものに。


スープだけで飲むのはちょっと厳しい感じ。辛い物を食べると舌の痛点が刺激され脳内にアドレナリンが出ると言われていますが、美味しい、不味いというより、辛い物を食べている時の変にテンションがアガるような感覚を体験できます。このアガる感覚が激辛ジャンキー、ひいては中本ジャンキーの第一歩なのかもしれません。


このジャンキーが多いせいかリピーターが絶えず、オリジナリティがある味のため、価格が高くなろうと中本ファンは食べることがやめられないようで、続々と中本ジャンキーが新しい仲間を引っ張ってきて食べさせては中本ジャンキーを増やしている模様。この麻薬的な料理を出すお店がなんだか薬物の売買所に見えてきました。好き嫌いというよりも、食べられる・食べられないがかなりはっきり分かれる料理ですが、死ぬまでに一度は体験しても損はないはずです。

怖いもの食べたさで店舗に初めて訪れた学生の集団が「おまえ北極食べろよー」「こんなの余裕でしょ」などと並びながら喋っていましたが、果たして彼らは無事ラーメンを食べられたか気になるところ。この中の数人は数年後中本ジャンキーになっているかもしれません。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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